(平成13年前期)

      タニシ飼育日記
    
   飼育日記  
平成13年1月
 年始め    
新年明けましておめでとうございます。


気になっていた熱帯魚とタニシファミリー達との久々のご対面。固形エサのお陰で皆元気に年越しができました。暗く、しかも驚いた事に水温が10℃ソコソコの冷たい水の中で良く生きていてくれましたと、感謝と感激で胸のつまる思いでした。動かずにじーっとしていたのでしょうね。きっと・・・
  (これからもお付き合いをさせていただきますのでヨロシクお願い致します。) 

  第2週        
 「水の汚れない固形のエサ」という事だったのですが、かなり濁っていたため新年の水交換に挑みました。目立つタニシは最初にすくい上げてしまうのですが、子タニシは、敷き石に紛れてしまうと見つけにくく、そのため水を捨てる際に下に受皿を置き、流水に細心の注意をはらいながら何回も敷石を洗います。目を凝らし敷石をかき分けて一匹ずつ摘み出す作業は、根気、手間、愛情?と気合のいる一仕事なのです。貝についたアオゴケを洗い落とし、枯れた水草を取り除き、最後に温めた水(バイォーター)を徐々に加えて、低かった水温をようやく20℃まで上げることができました。(ヤレヤレ…)
  第3週  おめでたい事に、どうやら低温にもめげず、先週の水替えで流れてしまう事もなく、10匹前後だったタニシが今年になってかなり繁殖し、現在20匹以上に増えました。こんなに長いお付き合いなのに @水温や時期が繁殖にどう関わっているのか、 A平均寿命はどのくらいなのか、未だに研究不足のため納得した解答が得られず、とてもはがゆい思いです。今後の課題としてもう少し知識に磨きをかけてから皆様に公表させていただく事にします。(ガンバリマス!)
  
  第4週  水温23℃でほぼ安定.。水槽の中は、元気一杯の熱帯魚3匹と、動きの緩慢なBIGタニシ2匹、そして大小さまざまなタニシ達で賑わっています。11月中旬に入手した水草(アマゾンソードプラント)も緑色が少しずつ褪せて葉脈が目立ち始めてきました。今まで拡大鏡を、め一杯使用しながら眺めていたタニシもBIGちゃんだけは、目を寄せるだけで外側からの観察が容易になり助かっています。ただ2匹のうち1匹が殆ど動きを見せず、だけど生きている?!ような状態がここ数日続いているので気をつけて様子を見ています。
 

 

平成13年2月
  第1週
   
 心配していたあまり動かないBIGちゃんは、しっかりと生きていました。なぜ死んでいるように思えたのかと言うと一匹は、水槽のガラス面が大好きでお腹を吸盤状に張り付けているので一目で元気さ加減がわかるのですがもう一匹は、どうやら貝殻面が好みのようで、いつもその上にチョコンと乗っかっている事が多く、水草に隠れて背中の殻しか見えなかったのです。でもよ〜く時間をかけて眺めていると、なるほど!貝殻の上で結構優雅に方向転換などをして遊んでいるではありませんか。思い過ごしで良かったです。
  第2週
 ブラリと久しぶりに図書館に立ち寄り百科事典コーナーを覗いてみました。嬉しい事に探していた情報の一つが入手できて「やった!」の気分です。今まで繁殖時期があるのかさえもわからなかったのですがようやく判明し、6月下旬から7月下旬にかけて一応の時期としてはあるようです。季節から察すると水温もある程度高い方が適していると言いえそうですね。今いる2匹のBIGちゃんは、見たところ雄と雌のようなので…(自信度40%)もしかしたら?もしかするかもしれません。2匹の命名も考えているので近々発表いたします。乞うご期待!
  第3週  覗き込んでは「動いた」、「動かない」で振り回されている日。一日中蓋を閉じてじーっと動かない日もある。本当に動きが緩慢。今まで機敏でユーモラスなミニ子ちゃん達を見ていたせいか、あまりの無反応さに思わず「元気なの?」と水槽のガラスを叩いてしまったりする事もある。「あなたにとってこの水槽は、居心地がいいのかしら?」それさえも姿や動きからは、感じる事が出来ないのは、少しだけ不満と寂しさがある。でも身体も重いし大きいから動きもそれなりに制約されてしまうのでしょうね、きっと・・・。元気なら何も言う事はありません。
        
〜ちょっと休憩〜

日本昔話
「田螺長者」のお話

   
小さな動物の姿で生まれた人の冒険を主題にする異常誕生譚の一つ

 子供のいない夫婦が神に子授けを願い、タニシを授かる。タニシは、一人前の年齢になると馬を引いて働く長者と親しくなり長者の娘を見そめる。袋を米に入れて持ち、長者の家に行き泊まる。米の袋を大切なものであると言って長者に預け、長者は預かった米をなくしたら何でも好きなものをやると約束する。夜中にタニシはその袋から米を出し娘の口の周りに生米を噛んだものをつけておき翌日、米の袋がないと騒ぐ。娘の口に米がついていたので約束どおり、長者は、タニシに娘をやる。ある日祭りに行く道でタニシがカラスにつつかれて田の中に落ちてしまう。悲しみに暮れて娘が泣いているとタニシは立派な男の姿になって現れる。婚礼をやり直し、タニシの若者は、栄え長者になったお話。めでたし・・・めでたし・・・

平成13年3月
  第1週
  
   
 早いもので、あっという間に3月です。3匹の熱帯魚と、古くからの住魚?ミニ子達もそれなりに「春の躍動」の気配を感じるのですが、肝心のBIGちゃんといえば・・・ここ2日位気乗りがしないのか、蓋を閉じたまま音沙汰がありません。そんな日があるかと思うと半日位、それぞれ交互に顔を出しては、愛嬌を振りまいているご機嫌な日もあったり、といった状態です。最近は、ようやくヤキモキする事もなくなり、『元気でいてね。』と静かに見守ってあげられるまでに私自身、成長させてもらっています。
ようやくネーミング決定(雄:グリ、雌:グラ) 皆さんよろしくね!
  第2週
 グリは、尖がっている貝の上にバランスをとりながら上手に乗っかっている事が多く、好奇心旺盛な冒険好き?
安定を好むグラは、ガラスの壁面にいつもへばりついて触覚を左右にゆすりながらあたりの動向を探っている。少しの振動にも敏感に反応し外部の不審な動きを察知するとすぐに蓋を閉じて中にこもってしまう怖がり屋さん。そんな2匹は、困った事に左右の端と端に分かれたまま一向に接近の様子が見られません。このままいくと、大きな期待をかけている『夢の繁殖?』は、本当に夢 !に終わってしまいそう・・・。でも今は、あまり焦らず、考えず、先の時期を待って見ようと思います。
        


  第3週
     
 今週のグリとグラは、結構ご機嫌な一週間だったかもしれません。
相変わらず端と端に構えてはいるものの、二匹が同時に顔を出している事が多く、水草をくわえていたり、餌を可愛い口で必死にほお張っていたり、今までには、見られない様々なヒョウキンポーズを堪能させてもらいました。グリ、グラの陰に隠れて最近めっきり、この日記に登場回数が減ってしまったミニ子達も決してほったらかしにしている訳ではありません。ちゃんと毎日気にして眺めていますのでご心配なく!!もうすぐ繁殖のシーズンがやってきます。この水槽がタニシファミリーであふれんばかりになったら?どうしましょう・・・!
  第4週

  

 いつも離ればなれのグリとグラをそっと近づけてあげる事にしました。お互いに気持ちはあっても?水草やゴツゴツした貝殻が邪魔になり自由に動けないのかもしれない…。と言うおせっかいな単なる親ごころからなのですが、そんなある日、予期せぬお邪魔虫ならぬお邪魔貝が出没し、期待のご対面が遠退いてしまいました。居心地が良いのか悪いのか、グリの閉じた蓋の上に数匹のミニ子が交互に群がって、まるで「顔を出さないで!」と言わんばかりに蓋を抑えつける格好になり(実際に水圧は、かかるものなのでしょうか?)二匹のタイミングも揃う事なく、結局日中のご対面は先送りに〜・・・ 近くにいても遠ーぃグリとグラなのでした。
                      

 

平成13年4月
第1週
  
 今週は、グリとグラの他にもう一匹の元気な仲間、グレちゃんをご紹介します。グレちゃんにはとても悪かったのですが、当初、グリ+グラ+1(オマケ)?で仲間入りをしました。数週間殆ど敷石の上から動く事がなく、半ばあきらめかけていたある日、急に存在アピールを果敢に開始。水を得た魚(タニシ!)のごとく、今や水槽の《中級ギャング》と言ったところでしょうか。時には、グリとグラの上におんぶ状態で遊覧移動、ある時は水槽から落ちんばかりにヘリギリギリを這い回っていたりで、主役に負けず劣らずのお茶目な日々を送っています。12mm×10mmのコロッとした球体型がなんともユーモラスで憎めません。(雌雄は現在の所不明)
第2週
    
 3月末に接近戦を試みたグリとグラでしたが、1週間もたたないうちにグリは又、元の端っこにこっそりと戻ってしまいました。やはり最初に決めた棲家がそれぞれに居易い場所なのでしょうね。もう無理にくっつけたりする事は、やめにします。面白い事に眺めている限りでは、大胆な動きは、察知できないのですが気がつくと位置に変化があるので不思議です。まるで『ダルマさんが転んだ』の幼な遊びのように・・・。(年齢がバレますね)外はもう春真っ盛り!!まだ離ればなれでいるグリとグラですが、いつか二世の誕生を心待ちにしているタニシママなのです。
     

第3週
 悲報です!!グリとグラが仲良く天国に逝ってしまいました。
月曜日出勤直後、水のニゴリに気がつき水槽を覗き込むと二匹とも顔を出していたものの餌への反応がなく、触覚も静止したままでした。しばらく様子を見て居ましたが変化なし。貝殻に触れてみると伸ばした身体を縮めもせず、伝わる感覚の鈍さからその時はじめて『もう動いてくれない・・・。』との覚悟がありました。去年の暮れからのお付き合いでしたけれど、毎日張り合いがありました。寿命だったのでしょうか・・??でももう少しお世話をさせてほしかったと思っています。今はただ、ただ、とても『無念!』の一言しかありません。僅か4ヶ月間でしたが私達のNEWファミリーとしてたくさんの夢と希望を与えてくれました。ありがとうさん!!
ゆっくりお休みしてね・・・。
                         

 

平成13年5月
第2週


     
       
 水槽からグリとグラの姿がなくなってどの位の日数が経ったでしょうか。少ーしずつ気持ちにゆとりが出てきました。自分自身の落ち込みようからグリとグラにもそれなりのプレッシャーをかけていたような気もします。(反省)これからは、もっと自然体で行ければいいかな?・・・グリ、グラ亡き後のファミリーの為にGWは、お正月同様、固形の餌で対応。連休明けは、気分の入れ替えと同時に水槽の水替えに臨んだところ、重なる時は重なるもので今度は(以前からのヒビ入りが原因?)水槽が大破。ファミリーは、無事だったものの「なんてこった!!」の心境でした。アクシデント続きのここ数週間でしたが、平常心に戻って又観察を続行していきたいと思っています。
第3週     又同型の新しい水槽に熱帯魚とファミリー達が何事もなかったように戻ってきました。と言うよりは、私の眼が戻ったのかもしれません。
二ッ目の水槽は、今までと異型の方が良かったかとも思いましたが、とり合えず又同型を入手。初夏バージョンで敷石も(バイオサンド)グリーン系から涼しげな透明感のあるブルー系に衣替え、水草も新しいものに。時はめぐってそろそろタニシちゃんの繁殖期をむかえます。既に木片や貝殻には半透明のゼリー状の袋が幾つもくっつき合ってぶら下がっています。さらに眼を凝らすと袋の中には白い粒々(成長するにしたがって黒色になる)も多数確認できるようになりました。この様子から察すると週末は、かなりのベビーラッシュが予想されそうですね。また楽しみが一つ舞い戻ってきました。
 少し気を抜いて
一服しませんか?

  
 『NEWデジカメ』と『新しい水槽』初のご対面になりました。さて腕前のほどは・・?夏向きに様変わりした水槽を眺めながら冷え冷えのビールなんて最高ですね!!
   ・・実はワイン党・・?

  

平成13年6月

第2週
  
 
貝殻に異変が!?予想通りに次から次へとベビーちゃんの誕生で日記も追いつかず・・・
そうこうしているうちにある異変に気きがつきました。今まで見られなかった白い縞模様が多くのタニシちゃんの背中に見られ突然の貝殻の変化に少し戸惑っています。それと先週まで白い水の濁りが気になっていた矢先、日に日に澄んだ水になり、今週はすっかり透明感のある水に戻リました。ベビーラッシュの名残りだったのでしょうか。アオコの付着であればタニシちゃんがお掃除に精を出してくれるとは思ったのですが・・・。それにしても貝殻の縞模様は、新種誕生?なのでしょうか。もう少し経過観察をしてみまーす。
           
第3週  
子たにしの成長の早さには、眼を見張ります。アレヨアレヨ、という間に殆どのたにしちゃんは1cm大の大きさになりました。(上の新しい水槽の写真でわかるでしょうか)繁殖続行中には変わりないのですが、良く見るとベビーちゃんの姿が見当たりません。ヒョッとして栄養源になってしまっている?のでしょうか。特に新種の縞たにしは、食欲旺盛でいつも水草にかぶりついています。きっと水草にからんでいる卵を全て一緒に平らげてしまっているのでしょう。まさに弱肉強食の世界ですね。黒豆のような、たにしちゃんの横行で今や水槽内は、黒ずくしカラーになっています。
第4週

   

下の写真は、子たにしの拡大版です。
見てください。こんなに大きくなりました。
体長は約1cm程度ですが、水草にからみながら体をクルクル回転させる方向転換はお手の物です。又水草から水草へ飛び移るアクロバットの妙技もご披露してくれたりで眺めていても飽きる事がありません。(私だけでしょうか?)でも、失敗もつき物で水草への着地が不完全だとそのまま底に急降下してしまうこともたまには、あるんですよ。フフフ・・・仕草が可愛い!