平成9年4月の良太のひとり言


4月29日(火)

今日は朝から家の様子がおかしい。ご主人様の友達が集まりこれからスピーカを 運び込むとのことだ。しばらくして大きなスピーカが運ばれてきた。何でも1970 年代後半のアメリカ製とのことだ。ご主人様達はああだこうだと言いながら一生懸命 やっていた。しばらくするとものすごい音が鳴りはじめた。 僕は思わず耳をしぼませてしまった。今までの聴き慣れた音と違い低い音が僕の体を 揺り動かしてくる感じだ。ご主人様達はホーンの音が少しキツイだとか、高域が出過 ぎだとか、相変わらずああだこうだと言っていじりまわしている。これから毎日 この音を聞かされるのかと思うとウンザリだ。もう少し小さな音であれば気持ち良い のにと思っている。

4月18日(金)

ここのところご主人様がいない。出張で幕張というところへ行っているとの ことだ。朝晩のお散歩はお母さんに連れていってもらっているが、夜になると少し 寂しい感じだ。でもお母さんはあちこちに電話をしたり、テレビをみたりして 結構楽しく過ごしているようだ。僕は早くご主人様に帰って来て欲しいなと思って いる。

4月12日(土)から4月13日(日)

朝からご主人様の様子がおかしい。どうも新しい自動車が来るとのことだ。 早速僕もお母さんに連れられ駐車場へ行ったが、ピカピカの銀色をした自動車が 来ていた。ご主人様はいつもより大きな目をして自動車の回りをウロウロしていたが とてもうれしそうだった。その後、沢山の荷物をつんで京都方面へ出かけた。 今までの僕の匂いのしみ込んだ自動車と違って落ち着かなかった。 その日は京都のお兄ちゃんのマンションで泊まった。久しぶりに見るお兄ちゃんは 少し大人びて見えた。 翌日は家族全員で新しい自動車に乗り、奈良の明日香村というところへ行った。 とても暖かく草の上で思い切り遊べて楽しかった。でも帰りにお兄ちゃんと別れた時は少し寂しかった。

4月6日(日)

ここのところ毎日雨だ。昨日まで自動車で京都、神戸、有馬温泉へと行っていた。 有馬では宿にいれてもらえず自動車のなかで夜を過ごした。雨は降っているしとても 寂しかった。土曜日の夜、なつかしい我が家へ着いたときは本当に涙が出るくらい うれしかった。日曜の朝、ご主人様とお母さんに連れられ近くの山崎川へ桜を見に いった。 花びらが雨に打たれて散っていてご主人様達は少しガッカリしていたようだ。 途中、柴の子犬に出会った。2カ月位ということだがとてもかわいくて、僕の子犬の 頃にそっくりだとご主人様が言っていた。


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