平成10年1月の良太のひとり言
奈良の「平城宮跡」にて
1月31日(土)
寂しかった1週間がやっと終わった。それというのも親戚の伯母さんと伯父さんが続いて入院してしまったらしい。そのためお母さんは毎日病院へ行っているらしく、なかなか帰ってこない。朝の散歩後は一人ぼっちで留守番ばかりだ。することがないからずっとソファーの上で居眠りだ。いつもお母さんと一緒なので一人でいるのは寂しかった。早く良くなってもらって、伯母さんから大好きなチーズをもらいたいなー。
1月21日(水)
朝の散歩で久しぶりにゴンちゃん(柴犬4才)に会った。おしりに大きな絆創膏を左右に貼って痛々しそうな姿であった。聞くところによると公園で散歩中、大きな秋田犬に突然襲われかみつかれ、さらに振り回されたらしい。かみつかれた直後は腰を抜かしてしまい、歩くことが出来なかったらしい。すぐに医者にいったらしいが傷は深く、翌日まで点滴を受けていたとのこと。いつも僕を見ると吠えてくるゴンちゃんだけど、本当に可哀相だなと思った。僕も5、6年前に黒い大きな犬にかみつかれたことがあるが、あの痛さは忘れられない。人ごと(犬ごと)ではないなと思った。注意しよう。
1月10日(土)
朝、お母さんと一緒にいつもの公園に散歩に行った。めずらしく公園にお友達のワンちゃん達がたくさんいた。もちろん僕の大好きなネロちゃんもいた。何事かと思っていたら、今日は「ワンワン愛好会」の初めての集まりで、定期的に僕たちの置き忘れものの始末をすることになったらしい。お母さんも一生懸命あちこち歩きまわり、きれいに掃除をしていた。お母さん達の姿を見ていて「お母さんありがとう」と思った。
1月4日(日)
お兄ちゃんを京都へ送った帰りに奈良の「平城宮跡」へ行った。今まで僕が見たこともないものすごく広い公園(草原)だ。少し前まで小雨がふっていたため、下はぬかるんでいたが、途中からロープをほどかれ、御主人様達と思い切り飛んだり跳ねたりできて、本当に楽しかった。写真にも写っている縦長の植物は、昔の都があったときの宮殿の柱の跡だそうだ。人間達の歴史はなんて素晴らしいのだろうと思った。でもこんな広々としたところで毎日散歩が出来る、近所の犬達はうらやましいことだワン。
1月1日(元旦)
昨夜からいなかったお兄ちゃんが朝になって帰ってきた。どうも友達と熱田神宮に初詣にいき、その後、朝まで「カラオケ」とやらへ行っていたらしい。
僕はちょっと心配していたのだが、顔を見て安心した。朝食のとき雑煮がでたが、僕も少しいただいた。あんなものをたくさん食べればのどにつまってしまう。人間てのは何でも食べれるらしく、うらやましいなー。朝食後、ご主人様と恒例の神社巡りに行った。ご主人様も神妙な顔で手を合わせ、何か一生懸命祈っていた。
「今年もみんなが元気で良い年になるように」と僕も一緒に祈った。