平成10年7月の良太のひとり言

お風呂上がりの僕

7月31日(金)

朝一番からお母さんの雷が落ちてしまった。僕はただ恐ろしくて椅子の下に潜り込み、お母さんのご機嫌が直るのを待つばかりであった。ことのおこりは、いつもお母さんと7時前に朝の散歩に出かけるのだが、この日に限り「良太、さあいくよ」と声をかけられても、思わず「ワン、ワン、ワン」と吠えまくり、いくら呼ばれても「ウー、ワン、ワン」とものすごく抵抗してしまったのだ。外の天気は特に悪くなし、何故か今日に限り、行きたい気持ちがあるのに、自然と抵抗したくなったのだ。もうお母さんはカンカンで(忙しい時間帯だから)僕を追いかけまわし、ついに椅子の下に逃げ込んだのだ。結局その日は御主人様が会社に出かけた後、気まずい雰囲気で暑くなった道を、チョッピリ反省しながら散歩に向かうこととなり、僕にとって最悪の日となってしまった。

7月25日(土)

夕方自動車に乗って見知らぬ家にいった。ドアをあけて喜んで入っていったのだがどうも様子が変だ。いろんな犬や猫のにおいがしており、やばいと思った時にはすでに手遅れであった。ここは僕のもっとも嫌いな動物病院だったのだ。外に出たいと泣きを入れてみたが無駄であった。御主人様に抱えられ診察台の上に上げられてしまった。自分ではどこも悪いところはないと思っているのに何故なんだろう?・・・・そのうち「チクーとする痛ーい」感覚が背中にやってきた。あの注射というやつだ。台の上でガタガタふるえ大声で泣いてしまったのだ。あとから聞くと「七種混合」という予防接種と健康診断をかねてとのことであった。僕たち犬にとっては必要なことかもしれないが、やはり注射は嫌いだ。二度とされたくないワン。

7月16日(木)から19日(日)

御主人様も会社のお休みをとり、お兄ちゃんのいる京都へ向かった。目的は「祇園祭り」を見ることらしい。祭り期間中、僕はズーとお留守番ばかりであった。たまたまお兄ちゃんは試験が始まるとのことで部屋に閉じこもって勉強?していたようだ。お母さんのはしゃぎようは大変なもので、今日は宵山、明日は山鉾巡行見物と忙しそうであった。御主人様も夕方になると、やれ「ジャズ」だ、やれ「甲子園」だと遊び歩いていたようだ。人間なんて全くいい気なものだワン。帰りの名神高速道路のインターで休憩中、子供たちが僕をさわりにきた。あまりしつこいので大きな声で「ワン」とひとなきしておどしてやった。子供等はびっくりして後ずさりしてしまった。でも後で「いけないことをしたなー」と反省しきりだ。子供たちに犬は恐いものと思わせてしまったのではないだろうか?・・・・・・。

7月7日(火)

お母さんが買い物から帰ってきて、僕の前に四角いケースを置いた。中で黒い変なものがうごいている。何だろうと思い前足で触ろうとすると、突然暴れ出しビックリしてあとずさりしてしまった。お母さんは大笑いだ。ケースの中には「かぶとむし」という生き物がいたのだ。頭から大きな角をだしているのもおり、小さいけれどとても強そうな感じだ。お母さんが友達から頂いてきたらしい。時々、ガサガサと音が聞こえており、昼寝の邪魔になって仕方がない。でも「かぶとむし」も暑くてせまいあんな場所で生きているの大変だなと思った。