平成10年9月の良太のひとり言
冷たいミルクが欲しいヨ
9月27日(日)から29日(火)
日曜日の午後、雨の中旅行に出発した。メンバーは5人だ。お兄ちゃんやおばあさん、それに知立のおばさんもだ。車の中は僕がゆっくりと座れるところがなく、ほとんどお母さんのひざの上にいた。いったところは海の近くの「三谷温泉」と「浜名湖」だ。でも夕方になるといつものように自分だけ車の中に置き去りにされ、寂しい思いをした。しかし夜には必ず僕の大好きなお肉やミルクを持ってきてくれるので、その時は本当にうれしい。この旅行中、御主人様の体調が思わしくなく、車の運転もお兄ちゃんがやっていた。早く元気になって、いつものように散歩につれていってくれる姿になってほしいなと思っている僕であった。
9月22日(火)
昼過ぎ、ものすごい風と雨になってきた。台風というものがきているらしい。窓ガラスのすき間から雨がにじみでて、お母さんは一生懸命タオルをあて頑張っていた。そのうち電気も止まったようだ。僕はとても不安な気持ちになった。夕方になって風や雨は弱まったが、電気はまだつかない。ベランダから見ると明かりは見えているのに、どうもこのあたりだけが停電になっているようだ。御主人様も帰ってきてローソクをテーブルの上にセットし、懐中電灯を持って家の中を歩いていた。翌日の朝、いつもの公園に散歩にいったが感じが違う。あちこちに風で折られた木の枝や葉っぱが散在し、あらためて自然の力の強さを知った僕なのだ。
9月11日(金)
夕方、同じマンションに住んでいるお母さんの友達の家に行った。玄関に入ると可愛らしい猫がいるではないか!。僕もびっくりしたが猫の方も少し驚いたようだ。しかし僕にたいして警戒心はないようで、お互い顔を近づけて匂いをかきあった。目がパッチリとしたぼく好みの可愛い子だ。名前は「チャミちゃん」といって雌のペルシャ猫とのことだ。お母さん達も僕たちの様子をみて「仲良しになれそうね」と喜んでいたようだ。今度行くときはシャンプーをしてもらい、おめかししていきたいものだワン。
9月5日(土)
最近、僕に楽しみなことができた。お母さんから叱られているのだが、楽しみで仕方がない。それはベランダ越しに隣のおばちゃんと顔を合わせると、僕の大好きなチーズやクッキーがいただけることが分かったのだ。隣のベランダで人の気配がすると、急いで隣のベランダをのぞき見るのだ。おばちゃんが気づいてくれると、「良太君」と声をかけられ、ごちそうをいただくことになるのだ。でも最近お母さんはベランダの境に植木をおき、覗きみることが出来にくくなってしまった。お母さんは僕のことを「ストーカ」と言っているが、僕にとっては隣のおばさんとの大事なコミュニケーションのひとつなのだ。自由にさせてくれと言いたい。