平成10年12月の良太のひとり言

紅葉の奈良公園にて

12月30日(水)

いよいよ今年も終わりだとのことだ。僕のナナちゃんへの想いも又、終わろうとしている。喜んでいるのは御主人様達である。「これで朝はしばらくゆっくり出来るな・・・」との考えだ。先日、お兄ちゃんが帰ってきた。黒いセータに黒のスラックス、コートも黒で僕の目にもカッコよく写った。お母さんもうれしそうである。ところが一昨日の夜、大事件がおこったのだ。大きい声では言えないが夫婦ゲンカだ。お母さんは完全にキレてしまって、僕を残したまま家を出ていってしまったのだ。その影響か僕にもストレスがたまり、散歩中に下痢とおう吐までしてしまったのだ。夜には終結したようでひとまず安心した。その夜はお母さんのフトンで安心して熟睡することができた。

12月23日(水)

又、いつもの季節が来てしまった。クリスマスなんてものでなく、いわゆる「発情期」というものである。先週、公園でナナちゃん「ゴールデンレトリバー雌3才」に会ったときから僕は完全にナナちゃんにいかれてしまったのだ。朝早くから(6時過ぎ、外は真っ暗)メンメン泣いて御主人様達を起こしてしまうのだ。「静かにしろ!」と叱られるのだが出来るわけがない。結局、毎日7時前には家を出てまっしぐらに公園に向かうのだ。いた!今日もナナちゃんが待っている。ここから先は僕の気持ち、行動察してネ・・・・・・。アー僕はなんて幸せなんだろうーワン!

12月12日(土)

僕の強烈なライバルが出現した。親類の赤ちゃん、「康平君」が訪れてきたのだ。「康平君」は最初、御主人様を見て泣いていたが、僕には驚かなかったようだ。そのうち僕のお母さんからヨーグルトを頂いてご機嫌が良くなってきたようだ。僕にはその心理がよく分かる。おいしいものが食べれればいいのだ。その後、クッキー等も出てくると、僕が横にいることも忘れてご機嫌に食べ始めた。僕もおこぼれを頂戴してしまった。とてもおいしかった。でもお母さんは「康平君」ばかりにかかりきりで僕のことはかまってくれなかった。それが少しさみしかった。

12月6日(日)

ついに僕は切れてしまった。昨日に続き今日も又、朝から御主人様達は僕だけを残し出かけていってしまったのだ。外では楽しそうな子どもたちの声が聞こえてくる。イライラしていた僕はどうにも我慢がならず、台所にあったゴミ袋を思い切り引き裂き、中のゴミを全部バラバラに出してやったのだ。まわり一面ゴミだらけだ!匂いもプンプンしてきた。  夕方、御主人様達が帰ってきた。現場を見た途端、カミナリが落ちてきた。ゴミの前につれてこられ「何でやったの!」「反省しなさい!」と大声で叱られてしまった。僕も最初のうちは大声で鳴いて抵抗していたが、最後は「やはりまずかったかな」と思い反省の素振りをし一件落着した。


前のページに戻る