甲状腺機能低下症(hypothyroidism)
甲状腺機能低下症は甲状腺ホルモン(T3およびT4)の生成あるいは分泌の不足、または末梢細胞での相互作用が不十分なことが引き起こす疾病で、ほとんどすべての器官系の代謝機能に影響します。
・原因
1)甲状腺自体が機能障害を受けているとき
2)甲状腺刺激ホルモンを分泌する下垂体が機能障害を受けているとき
3)甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンを分泌する視床下部が機能障害を受けているとき
・症状
1)精神的不活発、運動意欲の低下
2)元気喪失
3)たくさん食べていないのに体重が増加する
4)毛が抜けるなどの被毛障害
5)皮膚がかさかさになるなどの皮膚障害
6)循環器系障害
7)角膜の炎症などの眼の障害
8)運動障害(こわばる、足を引きずる、筋肉の削痩腱反射の低下等)
9)神経障害(下眼瞼および上唇の下垂)
10)消化器障害
11)雌の場合は繁殖に関する障害
etc・・・
・診断方法
血液検査や尿検査などありますが、プリンの場合は血液検査と同時に直接甲状腺機能の検査を行いました。甲状腺機能検査は、
1)甲状腺ホルモン(T4)の測定
2)甲状腺刺激試験・・・外因性甲状腺刺激ホルモンに対する甲状腺の応答性を評価する(こちらは行いませんでした)
・治療方針
1)レポチロキシンナトリウム(T4)の投与・・・つまり、薬として甲状腺ホルモンを投与すると言うことです。心疾患、副腎皮質機能低下症、糖尿病の併発がある場合は注意を要します。
治療に対して反応があれば、態度、運動性、食欲は1週間以内に改善し、皮膚の変化は4〜6週間で改善すると言われています。ここで反応がなければ
2)リオチロニンナトリウムの投与を行います
プリンは現在甲状腺機能低下症と診断され、あまり元気がありません。おそらく上記のように治療中なのですが、効果は今ひとつあらわれてません。また、かかりつけの獣医師の話では甲状腺自体のの機能は回復することが極めて少ないそうです。また元気な姿を見せてもらいたいですね。
参考文献・・・犬の診療最前線(inter zoo)
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