エピソード of まり No.1
〜 まりが我が家にやってきた 〜

まり・・・

我が家のペットのなかで、最も年齢の高い犬・・・

我が家のペットのなかで、最もふてぶてしいヤツ・・・

我が家のペットのなかで、一番付き合いが長いくせに
最も謎の多い犬である、まりさん・・・

このテキストは、そんなまりとの思い出を綴ったものです。

では・・・

エピソード of まり No.1
〜 まりが我が家にやってきた 〜

まりが我が家にやってきたのは平成元年12月24日、そう、クリスマス・イブです。

2月ほど前から、新しい犬を父の知り合いの方に探してもらっていました。

で、ここでちょいと話がズレるのですが、
実はまりは僕が飼った最初の犬ではありません。まりは2番目です。
初めて買った犬は、同じ四国犬で、オス。
まりより2、3歳年上で、名前はたろう
このテキストではとても重要なキャラなので、とりあえず紹介まで。

たろうに関することはこの麻呂まゆげの最大の課題だと思っています。
いつになるかわかりませんが、この犬のことをテキストで取り上げたいと思います。

話を戻します。

また、親戚からも犬を頼まれており、これも上記の方に探してもらっていました。

我が家はやはり四国犬。
そして親戚は、大きい犬だとおばあさんが散歩が大変になる、ということだったので
柴犬を探してもらってました。

そして12月24日の昼すぎ・・・

確か、いつものように平凡な日曜日で
父と母は畑に出ており、僕と姉は家にいました。

たしか、僕はゲームをしていたと思います。
親の手伝いもしないでなにやってんでしょうねぇ・・・
すると、電話が鳴り、でてみると父の知り合いの方でした。
「おう、犬がきたぞ。とりに来なさい。」

もう、僕と姉はおおはしゃぎ。
家の犬なのか、親戚の犬なのか、聞くことすら忘れてしまいました。

とにかく仔犬が見たい。
僕は自転車を全速力でこぎ、父と母にこのことを伝えにいきました。

畑につくと、手前に母が見えたので
「お母さん、お母さん、お母さーんっ!!」

僕は、興奮と息切れのせいで、いいたいことがいえない状態になってしまってました。

しかし、僕のそんな様子から、母は犬がきたことがわかったらしく
母:「犬が来たのっ!?」
僕:「うん、いまさっき連絡があった!!早く行こうよっ!!!」
父:「どうした?」
僕:「お父さん、犬だよ犬!!」
母:「もう今日は畑はいいじゃない。」
父:「おお、じゃあ帰るか。」

そして、興奮の冷めぬ僕は、畑仕事の道具を片付ける手伝いもせずに
再び、全速力で自転車をこぎました。

しかし、ここで1つ謎が発生。

何故か母が後ろを一生懸命、三輪自転車こいでついてきてます。

この日は、父は用事があったので
母が三輪自転車でいったあとにトラックで畑にいってました。

こういうことはたびたびあり、
普段なら帰りは三輪自転車をトラックの荷台に乗せます。

母も犬を心待ちにしていたのでしょう。
スピードのでない三輪自転車で僕についてきます。

僕はこのとき、いつもと違う母の行動についてそれくらいしか考えませんでした。

そして僕と母は家につき、僕と姉は外で「うちの犬だったらいいね」などとおしゃべり。
母は簡単に着替え、靴を履き、玄関を出る・・・

そこで母の表情が変わります・・・

母:「なんでお父さんが戻ってきてないのっ!?」

待つこと3、4分・・・
ニコニコしながらトラックを運転して父が帰ってきました。

母:「お父さん、何をそんなにトロトロしてるのっ!?
父は苦笑し
父:「お前は道具を片付けなかったから早く帰ってこれたんだろ。

 

父の車に乗り、父と母と姉と僕とで犬を迎えにいきます。

車を運転しながら、僕が犬がきたことを知らせたあとの母の行動を説明してくれました。

母は僕が振り返って自転車に向かって走り出すやいなや、
もっていたクワを放り投げ、一目散に三輪自転車に向かって走り、そして
家に帰ってしまった
らしいのです。
畑にとり残された父は、一人で道具を全部片付けてから帰ってきたのです。
どうりで早く帰ってこれたわけです(笑)

父の知り合いの家までは遠く、車でないといけれません。
また、このとき、家の人間の中で車を運転できるのは父一人・・・

僕と母・・・もう、からまりまくってますね。
でも、それだけうれしかったんです。

 

で、ようやく父の知り合いの方の家につきました。

あいさつをし、玄関に入ると、その方が仔犬を抱いて出てきました。

僕はうれしい反面、すこし悲しい気持ちになりました。
なんせ、たろうが家に来たときよりも、その仔犬はかなり小さかったのです。そのため、
柴犬だと、親戚の犬だと思いました。しかし、

父:「おお、家の犬の方が早く来たな。」

そう、この仔犬は生後1ヵ月のメス・・・
生後6ヵ月できたたろうとは大きさが全然違います。
離乳をしたばかりの赤ちゃんです。

ちなみに写真はこれ↓

もう、めっちゃかわいいです。

そして当然のごとく、我先にと僕と姉は抱きたがります。
しかし、ここでも母はやってくれます。
我が子よりも先に抱き、しかも離しません・・・ひどいや、ママン。

 

父の知り合いの方にお礼をいい、帰ります。

で、最初に書いたように、今日はイブです。
仔犬には申し訳ないですが、ケーキを買いにスーパーにいっている間、
車の中でお留守番してもらいます。

ケーキを買い、車のドアを
「ごめんね、待った?」と開けると

「キャンッ!」

なんと返事が返ってきました。
かわいい、かわいすぎるぞぉぉぉぉ!!!
もう、4人で大感激。

この後はまっすぐ家に帰りました。

その間に、名前をまりと命名。

僕が生まれる前に四国犬のメスを飼っていて、
その犬がまりだったそうです。
母がその犬の名前を提案。やや強引に決めました。

大人気ないですね。

 

かわいい仔犬と一緒に帰る。
車の中は幸せいっぱい・・・ってなわけにはいきません。

1つだけ、とても不安なことがありました。

それは、家にいるたろうとこのまりが仲良くできるか、ということでした。

たろうは3歳。もう立派な大人です。
もし、そんな犬が猫に対して攻撃するように生後1ヵ月の赤ちゃんに向かっていったら・・・

しかし、同じ家の犬です。仲良くなってもらわなければなりません。

よって、母が抱いた状態でたろうとご対面させることにしました。
何かあれば、父がたろうを押さえ、母はまりを持ち上げれば最悪の事態は避けられます。

家につき、たろうを庭に放し、少し走って落ち着いた後
まりを抱いた母と買い物の荷物を持った姉が庭に入ります。

僕ら4人に緊張が走ります。
とにかく、たろうの一挙手一投足を見逃すわけにはいきません。

たろうは母達に気づき、父と僕にじゃれつくのをやめ、母と姉に向かって勢いよく走り出しました。
そしてそのまま地面を蹴り、飛びついていきます!!

父と僕はたろうを押さえようと、地面を蹴ります!!

母はまりを守るために立ち上がります!!

そして姉は・・・

たろうに飛びつかれてます。

・・・どうやら、まりに気がつかなかったらしく
それなぁに?くれるの?って感じで姉のもつケーキの入った袋に興味深々。

さすがは犬畜生です。

だが、たろうのするどい嗅覚はすぐに獣の臭いに気づきました。

母に抱かれる小さなまりを見つめ、そして
狂ったようによろこびました。

大丈夫だと判断した母が、しゃがんでたろうまりを見せると
たろうまりの顔をなめてあげます。

さらに、まりを放してやると、
たろうは6メートルほど走り、伏せて構えます。
すると、まりは走り出し、勢いよくたろうに噛み付きます。
噛まれたたろうは、わざと仰向けになり、負けたふりをしてまりと遊びはじめました。

このことは今でも鮮明に覚えています。
文章が下手なので、このときの感動をうまく表現ができませんが、
思い出すだけで、今でも涙がでるくらいです。

いままでたろうは、赤ちゃんのときに母犬と、兄弟と、そして大きくなってからは人間としか
遊んだことがなく、遊んでやることは1度もなかったはずです。
しかし、あたらしくきた仔犬を仲間として認め、かわいがり、遊んでやっているのです。

次の日も遊んであげます。

そして次の日も・・・ん?

あっ!!

疲れて眠ってるまりを無理矢理外に連れ出してる!!

これはいかんっ!!
と、思ったとき、まりの口から

「うるるるるるる」

というウナリ声が発せられ、たろうの鼻に噛み付きました。

まりさん、生後1ヵ月と3日でキレることを覚える・・・

このようなことが日増しにエスカレートしていき、
たまに、噛み付いたまりをぶら下げて歩くたろうを見るようになりました。

3ヵ月くらいしたら、たろうの鼻のまわりにいくつかが開いてるし・・・

 

たろうはどんなに痛い目にあっても、怒らず、まりをかわいがります。

まりさん、たろうに甘やかされて育ちます。

 

そしてまりは次第にワガママ娘へと育っていきます。

 

つづく

 

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