える物語

我が家の風来坊、える。年齢不詳。。
えるのことを書き始めたら、長くなってしまうけれど。。
1.店の窓から
平成2年、やよいのお店の前を見かけないのら犬がうろうろと歩いている。
教室の生徒さんと、「見かけない犬だね!」などと話しているうちに、
どうも日に日におなかが大きくなってきている。。
だれかがこの近くに捨てたのではないのだろうか。。
いつも店の前を行ったり来たり。。大きなお腹できつそうだ。

2.見かけなくなった
スタスタと軽やかに店の前を歩くあの犬。
えっ?ということは。。どこかでお産したようだ。
犬好きの店主はどうしても気にかかり、ついに夕方ミカン箱を持って
あやしい空き地に行ってみた。
そこにはクンクン鳴く子犬たちがいた。
まぁ、こんなところで。。ミカン箱いっぱいに子犬たちを入れて帰ってきた。
1・2・3・・・なんと8匹。

3.子犬たち
子犬たちはオス1匹とメス7匹。やっぱり子犬はかわいい!と撮影会。。
雑種で父親不明とあって、いろんな犬たちがいる。
その日から人形どころか、子犬あげますの看板になる。
よってあの犬屋さんで有名になる!?
でもおかげでいろんな人にもらわれていった。。でもちこだけは
2度戻ってきた。
4.名前はえる
あの犬はうちの犬ではなく、子犬を世話しただけの、このあたりの犬。
野良歴の浅かったこの犬も、ずいぶん歩き方が慣れてきたようだ。
それにしても名前がわからない。。
近所のスーパーのおばさんが、名前をつけて、みんなでそう呼ぶようになった。
その名前がえるである。由来は??
5.遊び人える
我が家にはあさりとちこがいる。えるはこのあたりの犬。
このあたりというのも、みんながかわいがるから所属はないのだ。
野良の人生(いや犬生)を謳歌しているのだから。
でもえるはもともと首輪をしていたから、誰かに飼われていたのは違いない。
えるに正しい野良道を教えた犬がいる。
そしてえるもまた他の犬に伝授しているようだ。。
そんなこんなで、えるはいろんなオス犬を従えて、堂々と遊ぶようになった。
えるの後ろには常に4,5匹のオス犬が付いて歩く。
なんなんだーこの犬は??
とにかく犬にも人間にもモテモテなのである。。おかげでその後7+5匹産むこととなり、
みんな世話をし、また孫まで世話をすることに。。
6.いつの間にか居候える
えるはとにかく愛想がよく、いろいろとあいさつにでかけるお宅があるようだ。
それも一軒二軒ではなさそう。。(いまだわからず。。)
あの目でみつめられると、ついつい。。である。
よってご飯を特別にあげているわけでもないのだが、
我が家と、となりの饅頭屋さんの看板むすめのように昼寝をするようになった。
とにかくちゃっかりとしている。
ちゃっかりとしているというのは。。
一度おいしいものをくれた人をおぼえている。
ちくわよりハム!お手をしたままじーっとみつめる戦法。
きのうはくれたけれど、今日はくれなかったら、道であっても知らん顔。
気に入った人であれば、車まで覚えていて、車が前を通っただけでも追いかけるほど。
ある時えるの姿が見えなくなった。
このあたりの犬とはいえ、みんなで心配になった。
犬の捕獲が来ているとの情報が。。
一週間ほど経っただろうか。。腰をやられて足を引きずりながらえるが帰ってきた。
こうなったら周囲は冷たいもの。。その日からほぼ我が家の犬と認知されたような。。
そんなえる物語。