帰国物語
〜この時代に食糧難とは〜

はからずもすさまじく、かつ哀れな体験を綴った切ないストーリー
偶然知り合った3人に捧ぐ・・・

           

2002年2月5日。

 エルパソ空港に朝5時頃に行く。こんなに早いのに人がいっぱい。
普段めったに降らないのに雨が降ってる。
昨夜はめぐみのところに泊まって、空港まで送ってもらう。
さて荷物を預けようとした時、「じゃーあっちのカーテンのところで荷物チェック受けて来て」だって。そこにいくとおっちゃんと太いねーちゃんが待ち構えてた。
「開けて下さい」「え?」
せっかく厳密に角度を考えて、スーツケースの中に入れてきたのに、開けるわけ???
かなり機嫌が悪くなる。しかも彼らは何の躊躇もなくどんどん、ばっさばっさと荷
物を出していく。
きれいに梱包したものも無残にやぶられながら。ひどいやり方…。
あったま来たから聞いてみた
「何探してるの?ピストルとか探してるわけ??」「そう」って・・。
あるわけないやん。
これから長い道のりだ…。

                               
 とにかく全部見尽くしたと見えて「OK」って。
で、ちゃんと入れてくれるのかと思いきや。またまたばっさばっさと突っ込んでいく。
そんな方法ですべての荷物が入ると思うのか?オマエ達は。
と、言おうと思ったがうまく言葉にできないので、とりあえず、日本語で言っておいた。
どうやらチェックを受けるのは国外に出る人だけみたい。国内でも飛行機は飛行機なのに。
うわさによると、アジア系はとくにしつこく念入りに調べるみたいだ。それって差別。
そして、2階のロビーに行って搭乗時間が来るのを待つ。やっぱりここでも手荷物の検査。
でも調べられる人とそうでない人がいる。ちなみに手荷物は2個までで、刃のついたもの(どんなサイズでも)とか、とにかく危険なものを持ってると預け荷物にしないといけなしらしい。
さて、搭乗。座席は、幸いにも私のとなりはいなかった。
無事?ダラスという空港に到着。なんか、でも不吉。雪が降ってるぞ。
しかもゲートが詰まってるって、いったい・・・。
とにかくここで、2時間くらい待って11時50発の成田行きに乗る。
あまりに広い空港だから移動距離が長すぎて、初めて、カートに乗った。うーんラクチン。
そしてまたまた搭乗時間を待ってると、さすが日本行き。日本人と思しき人がちらほら。
これで日本に帰れるのねー!!ととってもわくわくしていた。
今朝もチョー早起きしてたし。眠い目をこすりつつ、ダラスからの出発を待つ。

すすむ