キボシイシガメとは?



  キボシイシガメとはどんなカメなのでしょう?
  分類学的に言えば、
  脊椎動物門爬虫網カメ目潜頸亜目リクガメ上科ヌマガメ科アメリカイシガメ属キボシイシガメ、
  というなんとも長ったらしい文句になります。
  種の名前としてはキボシイシガメ、あるいは学名のClemmys guttata、
  ないし英名のSpotted turtleと呼ばれます。
  甲長が15センチを超えることはまず無く、住宅事情にそっている事や、
  黒地に黄色い点が入るところから美ガメの聞こえも高く、
  非常に人気な種となっています。
  原産地はアメリカの北東からカナダの南東にかけてにほとんど集中しています。
  これは、カメの中ではかなり寒い地方に生息してる事になります。
  そのため、寒さには比較的強い反面、暑さには弱い所があります。
  森の中の湿地帯や川のそばなどに住んでいて、陸地を好むといわれます。
  実際、あまり泳ぎが得意な種ではありません。
  また、森の中に住むという条件から、このカメは非常に頭がいいと言われます。
  ウチで飼っているカメもエサのケースを動かすのを見ると寄ってきます。
  しかも、飼い始めからわずか2週間にも満たない間に、です。
  これは頭がいい事の1つの証拠でしょう。
  さらに、人間を含めた全ての生き物がそうですが、頭がいいが為に臆病であり神経質です。
  この事は飼育を面倒にするマイナスのポイントかもしれません。
  が、それも頭がいい故であると思えば、それもまた誇りです。
  食性は基本的に雑食ですが、肉食傾向が強いようです。
  野生の個体は昆虫、甲殻類、ミミズ、水草などを食べています。

  次に、流通的な事を言いますと。
  このカメは基本的に北アメリカ大陸でしか採集できません。
  したがって、野生採取個体はみな北アメリカ大陸のものであります。
  しかし、アメリカでは非常に人気があり、その殆どが国内消費に回ります。
  CITES(通称ワシントン条約、正式には
  「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」

  にアメリカが提案して却下されたのもそこに原因があります。
  つまり、CITESとは国際取引を規制するものなので、
  アメリカで採集されたものをアメリカが消費する事に関しては効力が無いのです。
  と、いうように、アメリカでは非常に人気があり、
  ヨーロッパから繁殖個体の輸入までしています。
  またCITESに登録申請があった事で分かるように、
  野生個体は採取・環境破壊によって減少しています。
  野生の減少・自国内での人気・それらから来る需要と供給のアンバランス、
  そしてその結果おこる値段の上昇から、日本にはあまり入ってはきません。
  したがって欲しくても値段で諦めてしまう人も結構いるようです。
  野生個体が限界になる前に、早急に繁殖技術の確立が必要でしょう。




ウチのベビーです。画質の悪さはご容赦下さい。


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