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ボルネオ鳥見紀行
(・・・行けるか?・・行った!)

6.スカウ2日目 ('02年8月5日)

 スカウの朝は意外に涼しい。 体感的には25℃くらいか。 エアコンもないが、夜はぐっすり眠れた。 川を渡ってくる風が快適である。  明け方に特徴的なテナガザルの声が聞こえてくる。 ホーーーウ・ホーーウ・ホーウ・ホウホウホウホウ・・・とよく響く声が川面を渡ってくる。 結局この滞在中、一度もテナガザルの姿を見ることは出来なかったが、声だけは毎朝決まって聞くことが出来た。


 朝のロッジに訪問者があった。 タヌキのような動物だが、Civet(ジャコウネコ)である。 彼(彼女?)は毎日ロッジを訪れ、食事の邪魔や、いろいろなイタズラをしているようで、そのたびにつまみ出されるのだが、そのうちにまた戻ってきてしまう。 餌があるので寄ってくるようになったのだろうが、野生生物との接し方としては難しいところである。

 


キナバタンガン川の夜明け

ロッジに現れたCivet

 朝食後はリバークルーズである。 朝7時過ぎに小舟に乗って川に出る。 昨日とは違って、舟は本流を遡っていく。 倒木の上でLittle Heron(ササゴイ)が魚を狙っている。 川の水は茶色に濁っているのだが魚は見えるのだろうか。 本流は上流から非常に多くの木、水草などが流れてくる。 トラックも流れてきたので驚いたが、これは工事用のもので、台船に乗せられ後ろにタグボートがついていた。
 しばらく進むと、遠くの木の枝にHornbillがとまっているのが見えた。 ガイドのBasliさんがBlack Hornbill(クロサイチョウ)だという。 今回の記念すべきサイチョウ第1号である。 さらに川を遡ると舟は狭い水路に入っていく。 Ox-bow Lakeへの入口である。 Ox-bow Lakeは、川の蛇行部分が川の本流から切り離されて出来た湖で、日本でいうなら三日月湖だ。
 湖に出ると早速Oriental Darter(アジアヘビウ)が姿を見せた。 長い首が特徴的だ。 大きな音を立てて水中に飛び込み、魚をとるのだが飛び込み方が実に無様であった。 上空をまたHornbillが飛んだ。 今度はBushy-crested Hornbill(ムジサイチョウ)だ。 テングザルなど数種の猿も姿を見せる。 その他写真にはとれなかったが、White-crowned Hornbill(シロクロサイチョウ)も姿を見せた。

  餌を狙うLittle Heron                            Black Hornbill         Ox-bow Lake への水路

             Ox-bow Lake                            Oriental Darter               飛ぶBushy-crested Hornbill
  
 しばらく湖を移動した後、舟はOx-bow Lakeの岸に着いた。 これから、周辺のジャングルの中をトレッキングするのである。
 ジャングルの中は、鳥は鳴いてもはっきりと姿をとらえることはなかなか難しい。 木々の間を飛ぶ姿はちらちら見えるのだが。 その代わり、下の写真のように変わったものが見られた。 ここはアジアゾウが生息しているので、運が良ければ見られるとのことだ。 姿を見ることは残念ながらできなかったが、大きな足跡やフンを見ることが出来た。 

   ジャングルを歩く             タマヤスデ             中央が象のフン

    これは象の足跡           ムカデ・・・かな?           足が多い!
 
 1時間あまり歩いて舟に戻る。 あとはロッジへ戻るだけだ。 ジャングルの中は水の上とは違って実に湿度が高い。 着ているシャツが汗ですぐにぐっしょりとなる。 メガネをしていると汗や湿気でレンズが曇る。 この中で迷ってしまったら、とても一人では帰れないだろう。

 昼食の後は、PM3:30からのリバークルーズまでひと休み。 ベッドで横になっていたら、いつの間にか眠ってしまった。 はっと気がつくともう3時半近い。 息子をせかして桟橋に行くとまだ誰もいない。 よく考えてみたら、デュアルタイムモードにしておいた時計が、日本時間表示に戻っていただけだった。 そう言えば日付を確認するのでモードを変えたのを忘れていた。 ボルネオは(半島マレーシアも同じ)日本時間より1時間遅れている。 まだ2時半では誰も来ていないわけだ。 息子にバカにされつつ部屋に戻る。

 午後からのリバークルーズは、キナバタンガン川下流へと向かった。 スカウ村の前を過ぎてさらに下流へ。 ここでも多くの猿、鳥を見ることが出来たが、中でもテングザルの群れは今回見た中でも最大のものだった。 一つの木に1頭のオスザルを中心に多くのメスザルと子ザルが、まるで果実がなっているように群がっている。(全部で17、8頭) ガイドから話は聞いていたが、目の前に見ると思わずうなってしまう。 テングザルの群れには、このように1頭のオスの他は全てメスと子供というものと、若いオスだけの群れがあるのだそうだ。
  


      スカウ村        White-berried Sea Eagle(シロハラウミワシ)    Purple Heron(ムラサキサギ)  

鈴なりのテングザル(クリックで拡大) 中央の太鼓腹がオス(クリックで拡大) これは別の場所の若いオス

 今日は少し疲れたので、ナイトウォークはやめにする。 夕食時にタイガービールを頼んで飲む。 クアラルンプールに住んでいた時によく飲んだアンカービール(Anchor Beer)は置いていないとのことだ。  (この後行ったコタキナバルでも置いていなかった。東マレーシアではないのだろうか?) まあタイガービールも結構飲んだけどね。

 とりあえず今日はこれまで。 明日は何が見られるだろうか。

         

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