ボルネオ鳥見紀行(・・・行けるか?・・行った!)
7.スカウ3日目 ('02年8月6日)
| スカウの生活も3日目となり、明日はもうここを離れなければならない。 鳥の声、テナガザルの声を朝のベッドの上で聞いていると、ボルネオに来ていることを実感する。 カメラを持って外に出ると部屋の裏の木にヒヨドリのような鳥がとまっている。 写真にとり、あとでガイドのBasriさんに見せるとStraw-headed
Bulbul(キガシラヒヨドリ)ということだった。 ついでにそばの木にとまっているスズメもカメラにおさめる。 日本のスズメとよく似ているが、学名も
Passer montanus と同じなので、同一種なのだろう。 今日も7時過ぎからリバークルーズにでる。
本流を上流側へと向かう。 遠い木の枝に、2羽の鳥がとまっているのが見える。 Dallar
Bird(ブッポウソウ)だ。 昨日もガイドが教えてくれたのだが、一瞬のことでよく見ることが出来なかった。 双眼鏡でじっくり見ると、少し遠いが確かに赤いくちばしと黒い頭、青緑色の体がよくわかる。 これはいわゆる「姿の仏法僧」で、「ブッポーソー」と鳴くのは「声の仏法僧」ことコノハズクである。 |
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![]() ![]() ![]() Straw-headed Bulbul Eurasian Tree Sparrow Dollar Bird ![]() ![]() ![]() Pied Hornbill Wrinkled Hornbill Stork-billed Kingfisher ![]() ![]() ![]() Jordan's Baza Blue-eared Kingfisher Hill Myna |
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ここまで「あれ」が出ていないのに気がついただろうか? そうオランウータンである。 ボルネオと言えばやはり「森の人」オランウータンに出てもらわなくてはならない。 役者は後になってから出てくる。 ガイドが上の繁みを指差して中にオランウータンがいると言う。 ガサガサと姿を見せたのは、なんとオランウータンであった(もちろん野生の!)。 まだ若いのかそれほど大きくはないが、今回初めての対面である。 あまり刺激をあたえると怒りだすというので、しばらく見た後そっとそこを離れる。 ロッジへ戻って昼食にする。 テーブルの上にいつもと違ってずいぶん多くのスプーンとフォークが並んでいる。 聞くと午後はサンダカンから日帰りのツアー客が20人ほど来るのだそうだ。 ここまで来て日帰りとはずいぶん忙しいツアーだ。
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| Basriさんが、午後のクルーズの前に周辺を少し歩こうと言っていたが、雨が降ってきたので中止。 それでも、幸いPM3:30からの今回最後のクルーズ出発のころには雨も上がった。 今度の舟は我々2人とガイドのBasriさん、船頭の4人だけである。 船は最初に行った支流へと入る。 しばらくは何も出なかったが、Basriさんが右手の繁みの下に何か鳥を見つけた。 そっとボートを寄せてみると頭の上が白いきれいな鳥だ。 White-crowned
Shama(シラガシキチョウ)だと教えてくれた。 頭上の枝に黒と黄色の模様のあるヘビがとぐろを巻いている。 Yellow
Ring Snakeとのことだ。 Basriさんが左手の高い繁みの中にオランウータンを見つけた。 今度は大きな成熟したオスだ。 やはりネイチャーガイドだけあって見つけるのは非常にうまい。 我々だけだったら、とても見つけることはできないだろう。 ![]() ![]() ![]() White-crowned Shama Yellow Ring Snake Orang Utan |
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| 奥へと進んでいくと数種のサルのほか、テングザルの群れに出会った。 川の上に張り出している木の枝から、対岸の木に飛び移ろうとしているようだ。 1頭が飛び移ると次々にジャンプしていく。 中には水中に飛び込んでしまうものもいる。 ボルネオに来る直前に、ちょうどNHKでキナバタンガン川のテングザルについての番組を放映していたが、その光景が目の前で繰り広げられている。 しばらくするとサルたちの移動は終わり、静かになった。 |
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![]() ジャンプ! またジャンプ!! |
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![]() オスのテングザル(クリックで拡大) メスのテングザル(クリックで拡大) |
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| 夕食後のナイトウォークでも、また幾つかの眠っている鳥達が見られた。 ナイトウォークから帰って部屋に戻ると、入口で小さく光るホタルを見つけた。 昨日は気がつかなかったが、よく見ると川べりのあちこちに点滅する光が見える。 点滅の間隔は、日本のそれよりもずいぶん早いようだ。 つかまえてみると、体もずいぶん小さい。 半島マレーシアのクアラセランゴールの近くに、ホタルを見るツアーがあるが、同じ種類なのだろうか。 明日はスカウを離れてサンダカンへ、さらにコタキナバルへ戻らなければならない。 もう少し居たいような気もするが、あまり欲張ってはいけないのだろう。 3日間にわたるスカウでの光景を思い出しながら、眠りについた。 |
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