ボルネオ鳥見紀行(・・・行けるか?・・行った!)
9.ボルネオ最終日 ('02年8月8日)
| 朝起きてホテルの窓から外を見ると、遠くにキナバル山がその雄姿を見せている。(右写真) 午後は大抵雲に覆われてしまうのだが、朝方は山頂部の岩峰群が遠くからでもよく見える。 今日はボルネオ最終日。 正確には成田へのフライトは8/9の0:30なので明日もあるのだが、「実質的には」最終日である。 スカウでの滞在中にガイドのBasriさんに、今日の手配を頼んでおいた。 行き先はキナバルパークとポーリン温泉である。 Wildlife Expeditions のツアーでRM180/人とのことだった。 支払は昨日サンダカンのWildlife Expeditions オフィスですませてあるので、今日はお金はいらないはずだ。 |
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| 予定ではAM7:15にホテルに迎えが来ることになっているので、少し早めに(本当はAM7:00から)ホテルのレストランを開けてもらって朝食をとる。 食べていると ”Mr.****?” と茶髪の兄ちゃんが聞いてきた。 どうやら今日のガイドらしい。 いかにも調子の良さそうな人間に見えるのでやや不安になる。 朝食を終えてホテルの玄関に行くと、さっきの兄ちゃんが車を止めて待っていた。 あらためて挨拶をかわす。 兄ちゃんは、どうも6月に開催されたサッカーのWorld
Cupに触発されたらしく、「俺をINAMOTOと呼んでくれ」ということだった。(髪の毛の色以外は全く似ていない) おかげで本名を聞いたが忘れてしまった。 ツアーとはいっても我々2人だけで、この兄ちゃんが運転する乗用車(マレーシア国産のProton
Wira。 Proton社は三菱自動車が技術協力をしているので、少し前のミラージュに似ている。 私は以前マレーシア勤務の時はProton
Sagaを愛用していた。)で案内してくれるようだ。 早速車に乗り込み、キナバル方面へ向かう。
道路は快適な舗装道路で、以前来た時よりもずいぶん良くなっているようだ。 INAMOTO氏がいろいろ話をしてくれる。 彼はこの会社に勤めてから3年ほどだそうで、以前はセールスや自動車整備の仕事などをしていたこともあるとのことだ。 サバ州の経済もあまり好調ではなく、彼も1年ほど失業していたそうだ。 彼が言うには、サバ州のお金は多くがクアラルンプールに吸い取られてしまって、地元経済はなかなか活性化しないとのことだ。 この時ばかりは、INAMOTO氏も少しばかり真剣な顔になっていた。 現在のマレーシアは、1957年にマラヤ連邦としてイギリスの植民地から独立し、ボルネオのサバ、サラワク両州は、遅れて1963年にマレーシア連邦の結成に参加している。 歴史的背景の違う東マレーシアがマレーシア連邦に参加した経緯から考えても、中央政府への鬱屈した感情が大なり小なりあるのだろう。 |
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| キナバル山がだんだん近づいてくる。 途中、眺めの良い所で車を停めてもらった。 森林限界上の岩壁が朝日に輝いてとても美しい。 双眼鏡で見ると、滑らかな急斜面が圧倒的な迫力で迫ってくる。 Wood Swallow(モリツバメ)が、遠くの木に止っていた。 車はキナバルパークへの道を左に見送り、ポーリン温泉へ向かう。 温泉自体にあまり興味はないのだが、樹林上部を吊橋で渡るCanopy Walkをやってみたかったのだ。 ポーリン温泉は旧日本軍の占領時代に開かれた温泉であるが、とりあえず入る気もないので、早速Canopy Walkへ。 下の写真のように、高い木の間に幅30cmほどの板を渡してつくられた吊橋を渡りながら、普段は見られない樹幹部分の動植物の観察をするのだが、揺れるのとINAMOTO氏が先へ行ってしまうのでゆっくり観察ができなかった。 ![]() これがCanopy Walk 足元はこんな感じ(地上30mほど) 近くの滝に行った帰りに、Broadbillを発見。 手持ちの図鑑ではわからなかったので、帰国後調べたらBanded
Broadbill(アズキヒロハシ)だった。 INAMOTO氏はネイチャーガイドではないので、こんな時には頼りにならない。 |
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![]() 種類不明のSunbird ウツボカズラ Indigo Frycatcher |
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| キナバルパークに着いた時には、もう2時をまわっていた。 あまり時間もないため、パーク内のトレイルを歩き出す。 鳥見にはあまり良い時間帯ではないので、声はするのだがなかなか鳥にはめぐり合えない。 かろうじてIndigo Frycatcherをカメラにおさめることはできたが、ここを見るにはやはり近くに泊まって、早朝、夕方の鳥を目当てにするのが良いのだろう。 トレイルを一巡りし、後ろ髪をひかれる思いでコタキナバルへの帰途に着く。 INAMOTO氏は凄いスピードで飛ばし(途中は寝ていたので良くわからない)2時間半ほどでコタキナバルへ着いた。 Centre Pointの前で下ろしてもらいINAMOTO氏と別れた。 あとは深夜0:30のフライトを待つばかりだ。 その前にとりあえずメシ、メシ、メシ。 今日の夕食はApi Api Centre内のタイレストラン(タムナック・タイ)でとることにした。 2人とも辛い物は好きなので、それぞれグリーンカレーとレッドカレー(その他もろもろ)を注文し、汗を吹き吹きまたもや腹一杯食べる。 やはりウマイ! これで今回のお気楽鳥見は終わりです。 いつもながらのお気楽さゆえ、あまり真面目に記録をとっていないので、ところどころ不正確な部分もあるかもしれませんが、何卒お許しください。 (完) 今回お世話になった、ボルネオ関係のリンク集をつくりました。
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