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タマンネガラ2日目である。 去年のボルネオもそうだったが、熱帯雨林の朝は意外にさわやかだ。 昨夜は特に暑さも感じず、ぐっすりと眠ることができた。 対岸の森に霧がかかっていて美しい。 ところどころ霧が薄くなっていて、そこだけ鮮やかな緑が見える。 目の前の川では既に船が行き来している。
昨夜のガイドさんとの打ち合わせでは、今日は、ガイドさんと一緒に船でKualaTahanへ行き、周辺の鳥見をした後、午後はキャノピーウォークに行く予定になっている。 ガイドさんはAbdulahさんといって、細身の物静かな人だった。
船で10分ほど下ると、昨日通り過ぎたタマンネガラリゾートのあるKuara
Tahanに着く。 リゾートの裏手からジャングルの中へと入っていく。 |

熱帯雨林の朝(クリックで拡大) |
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20分ほど歩くと川に出た。 Lubuk Simponという場所のようだ。 しばらく川岸に鳥の姿を探すが、空振り。 カワセミ類でもいないかと思ったが残念。 仕方がないので山のほうへ登っていく。 ジャングルの中の湿気は相当なものだ。 少し歩いただけで、着ているTシャツが絞れるほどの汗が出てくる。 さらに悪いことには、顔から出る汗(湯気)でメガネが曇ってくる。 双眼鏡を見ていると次第に曇ってくるので始末が悪い。 鳥の声はあちこちでするのだが、樹木の密度が濃いせいもあって、なかなか姿が見えない。
しばらくあちこち眺めながら歩いていくと、Abdulahさんが急に立ち止まった。 何かを見つけたらしい。 Abdulahさんがそっと指差す先を見ると、何か大きな鳥が藪の中にいるようだ。 全体の姿が見えるように移動して写真を撮る。 薄暗いのでシャッタースピードが上がらないが、とりあえず手持ち連射でバシバシ撮る。 E-100RSテレ端+T-CON17で、646mm相当(35mmカメラ換算)が使えるのはありがたい。
息子が「セイラン(Great Argus)だ!」と言って興奮している。(よく知ってるね) 尾が長く、顔が青い美しい鳥だ。 |

セイラン(Great Argus)クリックで拡大
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その後はなかなか鳥の写真が撮れない。 姿はチラチラ見えるのだが、ファインダーで捉えることができない。 不完全燃焼のまま午前中の鳥見は終わり、再びタマンネガラリゾートへ戻る。
昼食はリゾート対岸のフローティングレストランでとった。 その名のとおり、川に浮かんだレストランで、このようなレストランが数軒並んでいる。 私はフライドクィティオ、息子はチキンカレーとロテチャナイ。
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一旦Nusaへ戻った後、再び船で下流へ向かい、タマンネガラリゾートの手前にある小さな桟橋に着いた。 ここからキャノピーウォークへと登っていく。 今度は横浜から来られたKさんご夫妻も同行された。
何とKさんはこの「お気楽鳥見紀行」をご覧になったとのことで、我々がここへ来ることも承知されていたとのことであった。 こんなところで、読者にお会いするとは思ってもいなかった。 このような駄文を読んでいただいたとは感謝感激雨あられである。
キャノピーウォークとは、もともと熱帯雨林の樹冠(canopy)部分を調査するために設けられた、木々の間に張り渡した渡り廊下である。 吊橋状になっており、また地上はるか上に設置されているため、なかなかのスリルである。 ここのキャノピーウォークは地上40mあり、かつ距離が長く、昨年体験したボルネオのものよりかなり大規模なものである。 ここをヒヤヒヤしながら渡ったのだが、なかなか周囲を観察する余裕はなかった。 |
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キャノピーウォークを終えると、歩いてNusaの対岸まで行くことになった。 約2時間の行程だそうだ。(やれやれ) 基本的には川に沿って歩いているのだが、沢を越え、小さな尾根を越え、結構アップダウンがある。 ガイドさんの後を、汗と湿気でグチョグチョになってNusa対岸にたどり着いたのはきっかり2時間後だった。 |
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