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半島マレーシア鳥見紀行

14.ホタルのクリスマスツリー ('03年8月14日夜)
 

 ネイチャーパークを後にして灯台のある丘に登る。 ここからは遠くにマラッカ海峡が見える。 ここには古びた大砲があって、海にその砲口を向けている。 昔ここを訪れたときに写真をとった場所だ。

 道路上には、Silvered Leaf Monkeyがたくさんいて、観光客に餌をねだっている。 この辺りは観光客も多いので、餌をあげる人も多いのだろう。 去年のボルネオでは、ようやく、という感じで見たのだが、こんな風になってしまうといささか複雑な気持ちになる。
 赤ん坊を抱えたサルも多い。 「金色の子をもつ銀色のサル」といわれるように、赤ん坊のうちは、親とは似ても似つかない色をしている。(右写真参照)  


Silvered Leaf Monkey

 丘を下り、川沿いにあるシーフードレストランに入る。 一応ツアーなので、夕食込みになっている。 エビやカニも出たが、以前のように感激するほどおいしくは感じなかった。
 レストランの前の電線に、見慣れない鳥がとまっていた。 双眼鏡で見ると、光沢のある暗緑色の体に赤い目をした鳥だ。 図鑑を調べると、Philippine Glossy Starlingという鳥だった。 輝く赤い目が何とも不気味である。

 レストランを後にして、ハイライトのひとつであるホタル見物に出かける。 この近辺には2ヶ所のスポットがあるようだが、我々の行ったのはBukit Belimbingにある“Firefly Park Resort”である。 町からさらに車で15分ほどで少し早めに着いたので、しばし建物の前で猫とたわむれる。 マレーシアでは犬はあまり見ないが、猫は比較的多く見かける。 宗教的な理由もあるのだろうか。

 


Philippine  Glossy  Starling

 7時半ころからホタル見物のボートが出る。 ライフジャケットをはおって、ボートに乗った。 乗客は一艘あたり7、8人ほどで、私の乗ったボートはほとんどが日本人だった。

 音もなく(電動モーターのようだった)ボートは岸を離れ、川岸に沿って進む。 まだ真っ暗ではないが、ホタルが川岸の茂みに小さな光を瞬かせている。 はじめはそれほどでもないと思ったが、周囲が暗くなるにつれて木々に群がるホタルの光が、まるでクリスマスツリーのように見える。 一つ一つの光は強くはないのだが、半端な数ではないために、一斉に明滅する光景は実に見事で一見の価値はある。 真っ暗闇であったらもっと良かっただろう。
(残念だったのは、後に座っていた関西弁のオバサンが実にうるさかったこと。川の中に叩き込んでやろうかと思ったほどだ。 もう少し周りのことも考えようね!)

 次回はいよいよ最終日。 「セレンバンへそして日本へ」


Firefly Park Resortの入口
残念ながらホタルは撮れません

  


      

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