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北クイーンズランド鳥見紀行

10.アサートンテーブルランドへ ('04年8月4日その1) 

 今日で三日間お世話になったRed Mill Houseともお別れである。 今日は、海岸沿いを走らずにモスマンの先から山側に入り、台地状になっているアサートンテーブルランド経由でケアンズに下りる予定だ。 Andrewさんが、その道を通るのならぜひともKingfisher ParkのRonの所に寄って行け、という。 Kingfisher Park Birdwatchers' Lodgeは、この辺に来るバードウォッチャーであれば必ず名前を知っているほどの鳥見の宿であるのだが、そこでお茶でも飲んでいきなさい、というのだ。 

 AndrewさんとTrishさんに挨拶をして、Red Mill Houseを後にする。 途中モスマンの町で給油。 ちょうど30ドルになるように給油機のレバーを調整する。 リッターあたり94セントなので、80円弱というところか。 そんなに安い感じはしない。 モスマンの町を過ぎてJulatten方面の標識に従い右折。 ここからKingfisher Parkまでは30分ほどだろう。
 

 ほどなく右側にKingfisher Park入口の看板が見えた。 入口から森の中の小径に車を進める。 事務所とおぼしき建物の前で車を停め、中に入っていくと、中にいたヒゲのオジサンが、“Mr.×××?”と私の名前を呼んだ。 この人がRonさんのようだ。 何で私の名前を知っているのかと思ったが、どうやらAndrewさんが、電話をしてくれていたらしい。 早速、広い敷地内で鳥見をさせてもらう。 森の中のあちこちを小鳥が枝から枝へと渡っている姿が見える。 早朝ゆっくり鳥見をすると、かなり多くの鳥が見られそうだ。

 藪の中をなにやら大きな鳥がガサゴソ動いている。 明るいところへ出てきた姿は、ヤブツカツクリ(Australian Brush-turkey)だった。 黒い体に赤い顔となかなか派手ないでたちである。 水溜りにはフヨウチョウ(Red-browed Finch)の若鳥が何羽も水浴びをしている。 黄色い腹をした小鳥がいる。 とりあえずカメラにおさめて図鑑で調べると、キアシヒタキ(Pale-yellow Robin)のようだ。

 小一時間、敷地内を見せてもらい事務所の建物に戻る。 Ronさんが、コーヒーはそこにあるから好きに飲んでくれ、という。 お言葉に甘えてコーヒーをいただく。 Ronさん「Emerald Doveは見たか?」、私「いや、まだだ」、Ronさん「お前の目の前にいるよ」、私「○☆△!」。 E-100RSのテレ端ではマクロモードにしないとピントが合わないほどの近さに、キンバト(Emerald Dove)がとまっていた。 緑の羽が美しいハトだ。

 次の予定もあるので、失礼させていただくことにする。 Ronさんにお茶代を払おうとすると、そんなものはいらない、といって受け取ろうとしない。 見た目と同じく太っ腹な人だ。 またこの辺に来ることがあれば、ここに泊まるのもいいな、と思った。


Kingfisher Parkの入口


ヤブツカツクリ

キアシヒタキ

フヨウチョウ若(クリックで拡大)

キンバト(クリックで拡大)
 
 次に、これもAndrewさんから教えてもらったAbattoir Swampに行ってみる。 Kingfisher ParkからJulattenを過ぎてすぐ左側に標識があった。 Abattoir Swampは小さな池だが、ちゃんとした観察小屋が整備されており、気持ちのいい場所である。 昼近くだったせいか鳥はあまりいなかったが、池のほとりに真っ赤な額板をもつセイケイ(Purple Swamphen)が盛んに餌をあさっていた。 
 

 今日の主な目的は、Mareeba Wetlandを訪ねることである。 ここは、サバンナの中の湿地で、多くの水鳥が見られることで有名である。

 Abattoir Swampからさらに一本道を走る。 途中で右手にミッチェル湖が見えるようになると、ほどなくMareeba  Wetlandへの標識があった。 ここを右折してダートを4Kmほど走るとゲートがあり、さらに2,3Km走るとビジターセンターの駐車場である。 


テーブルランドを走る

この標識のところで右に入る

Mareeba Wetlandビジターセンターからの眺望

 ここは有料の保護区となっていて、入園料はA$8である。 ビジターセンターからは、目の前に広がる湿地が見渡せる。 フィールドスコープも備えてあって、自由に使うことができ、ボランティアのガイドもいるようだ。
 保護区は広いので、歩いて回るのは大変である。 私はカヌー(1時間A$11)を借りて、目の前の沼に漕ぎ出した。  


カヌーで沼に漕ぎ出す

ビジターセンター
 水面に見られるのはオオバン(Eurasian Coot)の群れ、アオマメガン(Green Pygmy-goose)、ノドグロカイツブリ(Australasian Grebe)、シロハラコビトウ(Little Pied Cormorant)、オーストラリアヘビウ(Darter)など。 沼が広いので、なかなか漕ぐのも大変である。 風も少しあるので、意外に思った方向に行くのも難しいものだ。  

シロハラコビトウ

アオマメガン(クリックで拡大)

ノドグロカイツブリ


 冬とはいっても、熱帯の日差しは強く、、遮るもののない水面を一時間も漕いでいるとかなり日焼けをしてしまう。 向かい風に流されながらやっとビジターセンターに帰り着いた。 

 ビジターセンターを出てすぐの小さな池の対岸にカワセミの姿が見えた。 双眼鏡で見るとヒジリショウビン(Sacred Kingfisher)だ。 今回はまだその姿を写真に撮っていないので、早速デジスコをセットして撮影に入る。 葉陰に入っているので顔に光があたらない。 少し移動してくれないかと思ったが、飛び去られてはかなわないのでシャッターを切る。 ヒジリショウビンをこんなに長い間じっくり見るのは初めてだ。 顔の微妙な色合いが美しい。

 帰路はKennedy Highwayを下ってケアンズだ。

 次回は「Birdwing B&Bとケアンズの夜」です。


ヒジリショウビン(クリックで拡大)

    

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