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台湾鳥見紀行

2.関渡自然公園 ('04年11月19日:台湾2日目その1)

 台湾での初めての朝である。 今日は淡水河口近くにある関渡自然公園で鳥見をすることが一番の目的である。 ここは台北野鳥学会が運営しており、台北近郊の鳥見スポットとしても知られている場所である。

 昨晩コンビニで仕入れた台湾仕様のカップ麺をすすり、部屋を出る。 ホテル近くのMRT(台湾では「捷運」という)民権西路駅から淡水線に乗り、北へ向かう。(民権西路駅〜関渡駅は45元:安くて早い)
 
  台湾のMRTはマレーシアやシンガポールのそれと同じ感じである。 日本の地下鉄などと比べても大した違和感はない。 駅や車内の表示もわかりやすく、バスを使い慣れない旅行者にとっては非常にありがたい。 乗車券は日本と異なりカード型で、反復利用するタイプである。 乗車券の自動販売機はコインしか受け付けないが、近くには紙幣の両替機がある。


 淡水行きのMRTに乗り、20分余りで関渡駅に到着。 駅構内には水鳥の模型が天井から吊り下げられていた。 11/6、7の両日、関渡自然公園で、「国際賞鳥博覧会」なるものが開催されたようなので、その名残なのであろうか。(バードウォッチングのことを台湾では「賞鳥」というようです)


関渡駅の水鳥(マガモ?)のモビール


MRTの関渡駅

 関渡自然公園は9時に開園なので、まず淡水川沿いの外周道路に向かう。 関渡宮前の小さな水門橋を渡るとすぐにサギ類が目についた。 ダイサギ、コサギ、ゴイサギなど日本でもおなじみの鳥ばかりではあるが、何はともあれ、鳥の姿を目にするのはうれしいものである。 良く見るとイソシギも河畔の泥の上を歩き回っている。
 河畔に生えている木に見慣れない鳥がとまっている。 双眼鏡で見ると「シロガシラ」である。 派手ではないがなかなかシックな鳥で、初めて見ると結構感動するが、実は台湾では良く見かける鳥で、台北の公園などでも数多く見ることが出来た。 
 低木の茂みの中を何かが動いている。 じっと見ていると、白と黒褐色の配色が美しい鳥が姿を見せた。 シロハラクイナだ。 もちろん初見である。 わずか1、2秒ほどだったので写真をとることが出来なかったのが残念であったが、出だしはまずまず好調である。


初めて見たシロガシラ

 
 自然公園の外周に沿うように堤防の上を歩く。 ここからは自然公園の湿地を南側から見渡すことができる。 淡水川と湿地は堤防で隔てられており、淡水川の河畔にはマングローブが密生して繁茂している。 このマングローブの生えている一帯も自然保護区になっているようだ。


関渡自然公園沿いの堤防道路から見た湿地のパノラマ(おじさんの坐っている堤防の左側が淡水川河畔のマングローブ)
中央やや左寄りに関渡宮(有名なお寺だそうです)が見える

 
 堤防近くにある小さな池のほとりで、ゴイサギが獲物を狙って水面を見つめている。 葦の茂みの中に、ヨシゴイが目を開いたまま、じっとしている。 草の中を動いている尾の長い鳥は何だろう。 実はまだ台湾の野鳥図鑑を手に入れていないのだ。(後でアオハウチワドリであることが分かった。)  


ゴイサギ

ヨシゴイ

アオハウチワドリ
 
自然公園の堤防側には「賞鳥広場」と称する施設が東側と西側に一つずつあって、木道やバードハイドが設置してある。 設置してあるバードハイドからは水面があまり見えず、せっかくの施設がもったいない気がする。 その後しばらく堤防上をあるくが、これといった鳥には出会わない。 いかにも猛禽類が出そうな環境であるのだが、トビ一羽出ない。 

 上空を見上げていると、ツバメが飛んでいるようだ。 かなりの数が舞っている。 双眼鏡で見ると、翼の形状からヒメアマツバメではないかと思う。

 


「賞鳥広場」入口

 堤防道路を戻り、自然公園の正門に向かう。 自然公園の入園料は大人50元である。 中に入ると、小学生?の団体が多く、賑やかなことおびただしい。 引率の人もマイクで大声をあげているのでなおさらである。
 中心的施設であるネイチャーセンターは、生態解説、展示のほか様々な自然教育活動のための設備が整っている。 私はギフトショップで台湾の野鳥図鑑を購入した。
 購入したのは「台湾野鳥図鑑」(950元)と「台湾常見100種鳥類」(150元)の2冊で、前者は台湾の野鳥図鑑のスタンダードと言えるもので、日本野鳥の会も共同監修している。 458種の鳥と1258の図版が収録されており、フィールドガイドとしては充分なものである。
 後者は書名の通り台湾で主に見られる100種の鳥を写真で紹介したもので、ざっと台湾の鳥を知るには都合が良い。 もちろんいずれも中国語で書かれているが、大体の内容は漢字で(感じで!)分かる。


園内で学習する良い子たち

 
 子供達でいっぱいのネイチャーセンターを出ると、外も子供達の団体であふれている。 そそくさと園内の観察小屋へと向かう。 観察小屋には先客が一人いて、大型の三脚にビデオカメラを取り付けて撮影をしていた。 目で挨拶して
 観察小屋は2階建ての立派なものであるが、観察方向が南〜南東になるためこの時間帯は逆光になり、あまり快適ではなかった。 また、カモ類が群れている沼が遠く、識別も困難であった。(観察小屋近くの沼にはカモの姿はなかった)
 沼の向こう岸に大型の鳥が数羽見える。 スコープで確認すると、オーストラリアクロトキ(Sacred Ibis)のようであった。 デジスコで数枚写真をとる。 「台湾常見100種鳥類」では「関渡自然公園常見」と書いてあり、また「鳥園から逃げ出したものが繁殖した帰化種鳥類である」というようなことも書いてあり、いわゆる篭脱け鳥なのであろう。 


観察小屋からの眺め
(奥の沼にはカモの群れがいた)


奥の池をデジスコで目一杯クローズアップしてもこの程度。おまけに逆光


オーストラリアクロトキ

 
 関渡駅からMRTに乗り淡水に向かう。 淡水線終点の淡水駅は淡水川の河口に位置している。 観光地でもあるので、人も多い。 川べりを歩くが、目につくのはダイサギ、コサギなどのサギ類ばかりである。 

淡水川河口

ダイサギ

コサギ
 
 昼時なので、とりあえず道端にテーブルを出している小さな店で、麺を食べることにする。 言葉が分からないのひたすら指差すのみ。 あっさりスープに幅広麺を入れてもらった。 なかなかうまい。 当然まだ足りないので、次の店へ。 飲茶の看板があったので中に入る。 こんな時、一人では数多く頼めないので圧倒的に不利である。 4品+おつまみを頼んで450元。 わりとうまかったが、結構高い。 

 満腹になったので、一旦ホテルへ帰ることにする。

 次回は「台北の夜」です。 (注:屋台ですよ、屋台。)

          

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