台湾鳥見紀行
8.鳥松湿地と澄清湖 ('04年11月22日:台湾5日目)
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ホテルでの朝食を済ませて、ホテル前のバス停で鳥松行きのバスを待つ。 今日は高雄の北側に位置する鳥松湿地と澄清湖に行くのである。 目の前でバスがいってしまったばかりなので20分ほどボーッとバスを待つ。 やがて鳥松行きの60番バスが来た。 この路線はあらかじめ、「高雄市公共車船管理所」のWebサイトで路線の詳細を調べておいたので安心である。 高雄市の道路地図とバス停、路線図を見比べながら現在位置を確認していく。 結構チョコチョコ横道に入りながら、澄清湖に向かっていくようだ。 |
![]() ホテル前の公園にいたジャワハッカ |
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1時間ほどで澄清湖に到着。 立派に整備してある公園なのだが、肝心の鳥が少ないのでは来た甲斐がない。 池の岸辺を中心に双眼鏡で流すと、赤い額板をしたバンが1羽見つかった。 でもそれだけ。 |
![]() 鳥松湿地の入口 |
![]() 鳥松湿地の池 |
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![]() 立派なバードハイドもある |
![]() バードハイドに貼ってあった 鳥松湿地の鳥 全68種 |
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もう一つの池では、ゴイサギが身じろぎもせず木の枝に止まって、水面を見つめている、・・・が、やはり鳥の姿は少ない。
公園の前の街灯の上にはカワセミの像もあって期待を持たせたのだが。 やや気落ちしつつ、今度は澄清湖へ。 入場料50元を払い、大きな門を中へと入る。 澄清湖は人工の湖で、周囲には観光施設もあるようだ。 とりあえず湖の周りの道へと向かう。 |
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湖はかなり広く、何かいないかと双眼鏡で湖面を探す・・・が相変わらず何もいない。 11月であればカモくらいいてもよさそうなものだが。 仕方なく目を山側に転じると、枝に黒い影が動いている。 尾が逆Y字形に見えるのでオウチュウの類であることがわかる。 台湾で見られる黒いオウチュウ類には、オウチュウとヒメオウチュウの2種類があるが、この辺に分布しているのはオウチュウであろう。 |
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![]() 澄清湖へ入る立派な門 |
だだっ広い水面には・・・何もいない
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![]() 尾が特徴的なオウチュウ |
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他には、やや背の高い草の中を、尾の長いハウチワドリが移動しているが写真にはならない。 少し先に行ってみると、今度はモズの姿があった。 「なんだモズか」と思ったが、一応双眼鏡で確認してみると何か雰囲気が違う。 「台湾野鳥図鑑」を調べてみると、日本のモズは迷鳥で台湾には稀らしい。 どうやらアカモズ(紅尾伯労)の亜種「灰頭紅尾伯労」(後で調べたら和名はシマアカモズというらしい)らしい。「台湾野鳥図鑑」のアカモズの項には次のように書いてある。 「・・・一亜種灰頭紅尾伯労雄鳥頭上至背灰褐色。翼、尾暗褐色、略帯紅褐色。腹面黄白色。雌鳥似雄鳥、但胸側、脇有鱗状斑紋。」 うーん大体判る。 わき腹に鱗模様が見えるので、これはメスであろう。 |
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![]() シマキンパラ |
![]() シマキンパラ |
![]() シマアカモズ♀、かな? |
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さらに先に行くと、写真で見たことのある九曲橋に出た。 特に何と言うこともない橋で、ただ九回ジグザグに曲がっているだけである。 橋の欄干に、一羽のツバメがとまっている。 これは日本で見られるツバメではなく、リュウキュウツバメである。 胸に黒帯がないので識別できる。 東南アジアではよく見られるツバメで、以前にもボルネオ、半島マレーシアで見たことがある。 この個体はかなり近づいても逃げないので、クローズアップの写真を何枚も撮らせてもらった。 良く見るとなかなか可愛い顔をしている。 しばらくツバメに遊んでもらって出口の方へ向かうと、前方の木の枝にまたシマアカモズがいた。 この個体はさっきの個体よりも過眼線が薄く、また全体の色も薄いので多分若鳥なのであろう。 |
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九回曲がっている九曲橋 |
![]() リュウキュウツバメに遊んでもらった |
![]() シマアカモズ若?♀ |
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帰りはまた同じ60番のバスでホテルに帰る。 どうも今日は全体的にイマイチの日であった。
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次回は台湾6日目 「再び台北へ:うっ腹が・・」 です。 |
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