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台湾鳥見紀行

10.気力で故宮博物院へ〜帰国 ('04年11月24日、25日:台湾7日目、8日目)

 夜中に起きてトイレへ行ったりしているうちに朝になった。 どうも何もやる気力がない。 陽明山での鳥見など論外だ。 昨晩買った水を飲み、プリンをひとつ食べる。 これなら何とかのどを通る。 しかし起きているのもつらいので、またベッドに横になってテレビを見る。 


 昼近くまでベッドの上でボーッとしていた。 明日は早立ちなので、実質的には今日が最終日である。 このままでいいのか、と自分を叱咤し、何とか起き上がる。 鳥見は無理としても、故宮博物院くらいなら行けるかもしれない。 気力をふりしぼって(そんなに大げさではないのだが)ヒゲを剃り、顔を洗った。 

 移動はもうタクシー以外は考えられないので、ホテルからタクシーで故宮博物院へ。 故宮博物院は現在改装中で、見学できるのはその1/3足らずなのだが、仮に全て見られたとしてもこの体調では広大な博物院の全てを廻ることは到底不可能である。

 トイレに寄り道しながら内部を歩くが、台湾の至宝もろくに目に入らない。 何とか一通り順路を歩き終え、そそくさと売店で家へのみやげ物を購入する。 


故宮博物院は改装中

 外に出て、石段に腰を下ろしペットボトルのミネラルウォーターを飲む。 顔を上げたその先に黒い影が飛んだ。 ワシタカのシルエットだが種類はわからない。 尾の形からトビではないようだ。 手持ちのE-100RSに急いでT-CON17を取り付け撮影に入る。 撮影準備ができたころにはかなり高く上ってしまったが、連写で何枚かの写真を撮る。 右がそのうちの一枚の写真である。 

 結果的に、この写真が今回の旅の最後の写真となってしまった。 最後にワシタカ類が飛んでくれたのは、このままではいかにもかわいそう、という旅の神様のお恵みであるのだろうか。


故宮博物院上空を舞う猛禽類

 翌朝起きると、幾分回復気味ではあるが、まだ食欲は戻らない。 バスで空港まで行くのも億劫なので、きのうホテルのフロントに空港までのハイヤーを頼んでおいた。 普段ならこんな贅沢なことは絶対にしないのだが、今は楽ができるのなら何でもするぞ、という感じなので1200元(!)でも仕方がない。 機内食も半分以上食べなかった。 これまでは出たものは全て完食してきただけに、体調の悪さが恨めしい。 いずれ再起を、という思いを乗せ、中華航空C100便は成田空港に向け高度を下げていった。

 

 なんとも締まらない結末となった。 それにしても何が悪かったのか。 新婚旅行で熱を出したのを最後に、これまで旅先で体調を崩したことがなかっただけに納得がいかない。 ともあれ私の台湾初見参は、手荒い歓迎を受けあえなく終わったのであった。 (この稿 完)

 

          

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