秋田県・乳頭温泉
−鶴の湯さん−




ここが憧れの鶴の湯さん

 さて、妙乃湯さんを後にした私たちは、乳頭温泉に来たからには、どうしてもあの乳白色の温泉に入らないと気が済まないという状態になっていました。 妙乃湯さんからあの有名な鶴の湯さんまでは、目と鼻の先です。 寄らない理由はありません。 そこでちょっと寄り道をしました。

さすが鶴の湯さんは人気が高く、なかなか予約が取れないのです。 今回友人は最初、鶴の湯さんに予約をいれたらしいのですが、すでに予約で一杯の状態だったらしいのです。 平日にも関わらず、この人気です。 乳頭温泉といえば鶴の湯と決まっているようです。

私も本当は鶴の湯さんに一泊したかったのですが、その夢は叶いませんでした。でも、せめてお湯につかりたいと思い、温泉だけ入りに行こうと思っていたのです。 もちろん、鶴の湯さんのあの寂れた宿も見てみたいと思っていました。

鶴の湯さんに到着して思わず「おぉ!」とうなってしまいました。 なんていい寂れたところだろう...。 感動ものです。 建物は全て茅葺きの長屋です。 ひと部屋ひと部屋には囲炉裏があります。 こんな宿は今まで出会ったことがありせん。 かなりの興奮ものでした。

長屋風の宿

さて、宿をひとしきり見て回った後は温泉です。 入湯料がいくらだったか忘れてしまいましたが、たぶん300円が400円ではなかったかと思います。 入湯料を払い、記念にタオルを購入した私は、友人の奥さんたちと憧れの乳白色の温泉に入りにいきました。 ここの温泉は「白湯」「黒湯」「中の湯」「滝の湯」の4つの温泉が楽しめます。 私たちは「白湯」に入りました。 ここは内湯になっていて、とてもこぢんまりした温泉です。 もちろん乳白色。 なんとも感激です。 「あぁ、ここまで来た甲斐があった。本当に幸せだねぇ」などと、おばあちゃんのように友人と話たものです。

外には、女性専用の露天風呂があります。 もちろん乳白色です。 そこにも入りたいと思っていたのですが、なんと”アブ”がうようよと露天風呂のあたりにたむろしていて、入りに行くにはかなりの勇気がいりました。 アブは怖いです。 ハチの大きい奴みたいでとても怖いのです。 入らせてなるものかと言わんばかりにアブ達はブンブンと飛び回っていました。 まさに憎っくきアブです。  しかし、決死の覚悟で露天風呂に入りにいきました。 でも、ほんの一瞬です。 あのアブさえいなければどれほど極楽だったことか...。今思うだけでも腹が立ちます。でも、本当に大自然のど真ん中にある温泉なので仕方がないのかな?とも思います。

お風呂から上がり、いい気分ついでに、鶴の湯さん記念の特大スタンプをペタリと押し、ご満悦で私たちはこの寂れた最高の温泉を後にしたのでした。

●白 湯・泉質:含硫黄−ナトリウム、カルシウム−塩化物、炭酸水素泉(硫化水素型)
(美人の湯)効能:高血圧、動脈硬化症、慢性皮膚病、慢性婦人病、切り傷、糖尿病。

●黒 湯・泉質:ナトリウム−塩化物、炭酸水素塩泉。
(子宝の湯)効能:切り傷、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病。

●中ノ湯・泉質:含重曹、食塩硫化水素泉。
(眼っこの湯)効能:高血圧症、動脈硬化症、末梢循環障害、リウマチ、慢性中毒、糖尿病、皮膚病、            湿疹、ニキビ、神経麻痺。

●滝の湯・泉質:含硫黄−ナトリウム−塩化物、炭酸水素泉。
       効能:高血圧症、動脈硬化症、慢性皮膚病、慢性婦人病、切り傷、糖尿病。


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