Vet.K Style Aquarium アクア撮影術のススメ [0] [1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] 
2003.10up

まずは、これだけやってみよう

このコンテンツにはある程度ディープなお魚撮影術もありますが、「長くて読めねぇよ」というお方に、序章という意味も兼ねて、手っ取り早く手ほどきするのがこのページの目的でございます。まずはやってみるべし。ちょっとでも理解できたら、次ページより各論的な話に移りますので、そっちも覗いてみて下さいね。

ちなみに、この序章ページの画像はPENTAXさんが2003年3月に発売開始したOptio-Sというデジカメを使っています。300万画素でコンパクトながら機能は多彩で、スーパーマクロモードで6センチの接写が可能。感度設定はやや物足りないながらも200まで設定可能な機種です。もちろん、これでお魚撮影もこなすことが可能です。

Optio-S Optio-S

【良い画像のために〜その1〜】 まずは「手ブレ」を克服すべし
魚の画像を撮ってみたんだけど画像がボケて撮れねえよっ!という場合、それほんとにボケてるの?とまずはツッコミを入れておきます。初心者がやってしまう失敗作の殆どは手ブレを起こした画像です。この解決法はといえば、下記のような方法があげられます。水槽内で動かない水草やレイアウトの小物などで練習しましょう。これでブレ無く撮れることがお魚撮影の最低条件になります。これができれば、その2へGO! どうしても手ブレを抑えることができなければ・・・キビシーかもね。

 * 片手では撮らない、両手をカメラで持つ、左手でカメラの底を支えるように
 * 焦りは禁物、とにかくやさしくシャッターを切る
 * デジカメの感度設定を高感度に設定する(数字を200とか400に)
 * 水槽にライトをできるだけ乗せる(とにかく水槽内を明るくする)
 * 一脚、三脚を使う

ぶれてる ぶれてない

左画像と右画像。違いが解りますか? 左は全体的に画像にしまりが無いですが、ピンぼけじゃないのです。手ブレ(カメラブレ)をおこしているので、ちゃんとカメラを構えるだけでも右画像のように手ブレはかなり抑えられます。まずは手ブレがなくなる練習&対処法を試してみましょう。

【良い画像のために〜その2〜】 「魚ブレ」は止められない
魚といっても千差万別なのはいうまでもありませんが、動き続けている魚でも、ふと動きを止めるときがあります。やはりその行動を読みながらシャッターを切ることによってかなりの「魚ブレ」防止効果があるといえます。逆に言うと「動き回り続ける魚」を止めて撮るのはホントーに難しい撮影技術なのです。光量にたいして動きが激しすぎるので、シャッタースピードが追いつかないのです。ノンストロボの場合(ストロボ云々については本編のここ参照)コンデジだろうが一眼タイプだろうが、無理なものは無理。無理なものはあきらめて、魚の行動を読んで、動きの止まったところで撮ることに専念しましょう。

ポポン
動きの激しいポポンデッタ。撮影は困難を極めます。まともに撮るの無理、な代表品種。

【良い画像のために〜その3〜】 フォーカスロックを使いこなせ
ほとんどのカメラでは、シャッターボタンを押すと、カメラがピント合わせをはじめ、ピントがあったところでシャッターが切れる仕組みになっています。動かない魚なら問題ありませんが、動く魚の場合、カメラ側のピント合わせのスピードが魚の動きについていけません。しかも小魚ならピント合わせの対象が小さいため、被写体としての認識度も低くなります。このため、ある程度はカメラのピント合わせを撮影者がコントロールしてあげる必要があります。
オーソドックスなカメラはシャッター半押し状態でピント合わせをしてくれますので、その半押し状態を維持するとカメラの向きを変えてもピントが変わることはないはずです。このテクニックがちゃんと使えるかどうかを練習しましょう。(ただし、機種により設定によってはロックせず常時ピント合わせをするものもありますので、そこらへんは取扱説明書のご参照を。)

ロック 移動
ロック 移動

シャッター半押しすると、カメラの真ん中付近にあるモノにピントがあいます。そして、その半押し状態を維持したままだと、カメラを動かしてそこからシャッターボタンを押し込んでもピント位置を保持したままになります。これがフォーカスロックです。

【良い画像のために〜その4〜】 あとは練習あるのみ
魚が動かなければ魚にフォーカスをあわせ、動きの多い魚なら魚の動きそうな場所にフォーカスロックして、カメラを前後に動かすことでピントの微調整をします。ここらへん詳しくは本編のここをご参照に。手ブレも魚ブレもなければ、あとはピントさえ合えば良いだけです。お魚撮影の極意は「1枚の成功に100枚のボツ画像」ですからね。では、がんばって撮影してみてください。次ページからディープな内容の本編に入っていきます。