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コンデジ撮影術のまとめ
さて、コンデジに関して出来ることは前章までである程度の限界がきていると思います。私がオススメする撮影術は「内蔵ストロボは使わない」ことと、「許せる範囲で高感度設定にする」でございました。
ここまで引っ張って、それだけかよっ!!!
・・と言われても、それだけなんです。ホント。キビシイ撮影条件をクリアするには、コンデジ撮影時のテクニックでカバーするしかないのです。てなわけで私の使うテクをあげておきます。少しでもご参考になれば。
【 画質モード・画質サイズは最大に 】
高感度設定ということで、どうしても画質が若干落ちてしまいます。ならば少しでもその他の画質低下の影響を受けたくないぞ、ということで、なるだけ高画質モードで撮影をしてみましょう。ファイルサイズがでかいぞ、という場合は撮影の後でレタッチソフトなどでサイズを落としたりすればよいのです。
【 ホワイトバランスをとる 】
ホワイトバランス(WB)はオートでもいけるでしょうけど、アクアリウムの照明はほとんど蛍光灯でしょうから、WBを蛍光灯にセットして、オートの場合と取り比べて良い方を使ってみましょう。

(左)WBオート (右)WB蛍光灯
どっちが良いでしょうねぇ・・・。
【 斜めから撮らない 】
水槽ガラス面の屈折の影響を受けてしまいます。なるだけ正面から撮りましょう。しかし、ガラス面の写り込み、という問題も発生します。
【 部屋を暗く 】
部屋が明るいと、カメラないしは撮影者までガラス面に写り込んでしまいます。これを防ぐには部屋を暗くすると良いです。それでも写り込む、という場合は暗幕でも被るか若干斜めからアプローチするしか無いのですが・・・。
【 手ブレ防止に・その1 】
手ブレの原因は、シャッターボタンを押し込むときに勢い余って、ということが多いです。まずはゆっくりとシャッターボタンを押すことを心がけましょう。
手持ち撮影の場合は、両腕を伸ばして水槽にアプローチして撮影すると手ブレしやすくなります。脇を閉め気味にして体ごと水槽に近づきましょう。
また、しゃがみポーズよりは、片膝をつく方が安定性が増してブレにくくなります。
【 手ブレ防止に・その2 】
望遠側、また接近戦でマクロ域が極端になるほど、少しの手ブレが画面上では大きくなって現れます。水槽に近づけるのなら望遠側で撮るのはやめて、水槽に近づいて撮りましょう。広角側で1/20〜1/30secのシャッタースピードで手ブレ無く取れれば合格ラインでしょうか。
【 手ブレ防止に・その3 】
シャッタースピードが落ちますから、三脚ないしは一脚なんかがあればよいですね。持っていたら積極的に使いましょう。水槽全体を撮る場合なんかは、あえてセルフタイマーで撮る、というテクもあります。これだといくらシャッタースピードを落としても手ブレの心配はありません。
【 ピントは先に合わせておく 】
コンデジにつきもののシャッターのタイムラグ。困りますよね。しかし、シャッターを押してから画像が記録されるまでには、ピントを合わせる時間が含まれますよね。これを先にやっておくだけでもだいぶ違います。
また、コンデジのAFでピントをあわせるにしても、魚が小さかったり、動き回ったりしてなかなか難しいのですわ。ピント合わせしている最中に魚も動いてフレームアウトしてしまったり・・・。
で、ピントは先にあわせておこう、ということですね。小さくてすばしっこい魚ほど有効なテクニックです。置きピンなんていいますけどね。
では以上のことを踏まえ、コンデジのOptio-Sで実戦です。ISOは200に設定。WBオート。
1)水槽内にある流木や水草など、ある程度目標となるところでまずシャッター半押しでピントを合わせます。
(これはフォーカスロックともいいますね。殆どのデジカメで出来ると思いますし、このテクニックが使えるのと使えないのでは水槽撮影はおろか一般の撮影でも『差』がでてきますので、今まで何気なくシャッター押してただけ・・・ってお方は説明書を覗いてフォーカスロックの練習してみてください。)
2)フォーカスロックしたまま魚がフレームに入るよう移動
3)体を前後させて液晶画面でピントを微調整
4)ピントがあったと思ったところでシャッターを半押し状態から更にゆっくり押し込み撮影
Optio-S スーパーマクロモード ISO200 1/50sec F3.5
トリミング、レタッチで、なんとか見られる画像に・・・。
【 後はひたすら撮るべし 】
実際のところ、シャッタースピードとしては1/30secぐらいは確保したいところです。それ以下だと手ブレも魚ブレも目立ち始めます。でも、ここまでやっても「お魚うまく撮れたかな」と思うことってそうそうありません。やはり撮影の難易度は非常に高いです。しかし、デジカメでは何度も撮れるのが最大の強みですから、何十枚と撮ってみて納得のいく1枚を手にしてみてくださいな。
こんなに撮っても使える画像はホンの数枚。
さて、一応コンデジレベルでの講座はここまでです。
それ以上は上級編。レベルをあげるためには機材も使ってみましょう。次どーぞ。
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