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| 1.ストレスの正体 | |
ストレスとは、医学的にいうと「なんらかの刺激が体に与えられた結果、体が示したゆがみや変調」のことをいいます。そして、その原因となる刺激のことをストレッサーといいます。ゴムボールを指で押すとゆがんだ状態になります。これが「ストレス」です。そして、押している指が「ストレッサー」になります。指を離せばボールは元の丸い形に戻ります。しかし、抑えつけ続けていたら、ゆがんだままになってしまいます。これと同じことが体にもおこるのです。 | |
| 2.ストレスの種類 | |
ストレッサーは、大きく4つに分けられる。
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| 3.ストレスという言葉の始まり | |
もともとは、物理学に使われていた言葉ですが、カナダの生理学者であるハンス・セリエ博士が1936年にイギリスの雑誌「ネイチャー」誌に「ストレス学説」を発表したことから、この言葉が使われ始めました。 | |
| 4.ストレス学説が画期的だったわけ | |
セリエ博士の「ストレス学説(ジェネラル・アダプテーション・シンドロームともいいます)」が画期的だったのは、刺激の種類に関係なく、その刺激に適応していくときの反応とプロセスは同様のものを示すということ発見したことにありました。 もちろん、当時の医学界では「ストレス」という言葉とともに、そんなに簡単に受け入れられる学説ではありませんでした。
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| 5.悪いストレス、良いストレス!? | |
「ストレス」という言葉の元々の始まりからもおわかりのように、ストレスとは刺激に対する反応ということもできます。その反応には、当然悪い反応もあれば、よい反応もあります。つまり、ストレスには「悪いストレス」だけでなく「よいストレス」もあるのです。
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| 6.ストレスをなくすことはできるの? | |
残念ながらストレスをなくすことはできません。生きている限りストレスは続きます。 といいますのは、ストレスとは、本来、生物が外的あるいは内的な刺激に適応していく過程そのものを概念化したものだからです。つまり、気候が変わればそれに適応し、飲み水が変わればそれに適応し、心理的なショックを受ければそれに適応していく、そうした環境に適応していく時の反応とプロセスのことをストレスというのです。 我々の意志とは関係なく、自然環境は常に変化していますし、我々の心も自分ではどうにもならないくらい急激に変化することがあります。こうした外的・内的環境の変化に適応していくということが、とりもなおさず「生きる」ということですから、「ストレス」という言葉は「生きる」という言葉の同義語ぐらいに考えてみてもいいくらいなのです。
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