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[49] 名古屋の河川決壊・氾濫で考えた事 あんどう 2000/09/14(Thu) 19:01
自然災害、
不謹慎かもしれませんが、
今回の大洪水・河川氾濫を見て、ナイルの氾濫を思い出しました。
すでに、ナイル川が氾濫をしないように工事されたことを、先日のドキュメンタリー番組で知りました。番組でも紹介されていましたが、もともと、ナイルの氾濫は、農地に自然の堆肥を施し、豊かな農作物をもたらしていました。
氾濫が無くなったので、土地が広く使えるようになったかわりに、自然の堆肥が届かぬ農地では、数年後から農作物の育ちが悪くなり、化学肥料を施すようになったとのことでした。
ナイルの氾濫を利用していた頃を知っている農民が、「昔はこんな手間(施肥)をかけなくとも、立派な作物が出来ていた。昔は良かったなー」なんていう意味の事も言っていました。
ところで、化学肥料の害もいわれる現代、ナイルの農民、今度は有機栽培を勉強するのでしょうか。
(土地を耕す仕事も増えてしまったのかしら)
氾濫も、噴火も、人間が土地を埋め尽くしているので、災害を引き起こしますが、本来、生態系維持には重要な役割を担っているものなのかもしれないと、ちょっと考えてしまいました。
[51] Re[49]: 名古屋の河川決壊・氾濫で考えた事 Teddy 2000/09/14(Thu) 22:21
あ、ナイルの話・・・私も考えていました。
ドイツあたりでは、ドナウがあふれる地域をそのままにしていますね。
「なーに、あふれても直ぐ引くさ・・」という考え方がドイツ人らしい
というか、無駄な闘いはしないという合理性を見たのですが・・・
川は氾濫するもの・・という事を前提に人間が住み方を工夫するのが
本当だと思います。自然に勝てる事なんてないのですから・・
・・・何方かが、人間の子供の教育について「川」にたとえている
話も思い出しました。
「時折氾濫する川だって、水は自然に引いて行く。それを無理にまっすぐ
にしてコンクリートで固めるから、氾濫した時にはより酷い災害を
もたらし、その後も修復が困難となる・・・」
そうだなーって思いました。
しかし、このところ集中豪雨が増えているのは、温暖化のせいでしょうか?
竜巻も昔はめったにないものであったと思いますが・・・
水害に遭われた方は後始末が本当に大変そうですね。
あそこまで酷いとは、映像を観るまで分かりませんでした。
でもいろんなものが流れてしまったので、また赤潮など出来てしまいそう
ですね。水産へも被害がおよぶのでしょうか。
<後略>
[52] Re[51][49]: 名古屋の河川決壊・氾濫で考えた事 Nipopo 2000/09/15(Fri) 02:49
始めまして、Teddyさん。
Nipopoと言います。
よろしくお願い致します。
ちょっと、今回の東海地方の洪水を見て、気になった事を書かせてもらっても良いでしょうか。
> あ、ナイルの話・・・私も考えていました。
エジプト文明。
あれだけ栄えていた国家が滅びた原因は、ナイル川の治水工事でした。
川の氾濫と言うのは確かに多大な被害を及ぼします。
人も沢山亡くなり、悲しい事です。
しかし、氾濫によって、恵みももたらされるのも事実なのです。
川が氾濫する事により、上流の山から栄養豊富な土が流れ下り、下流の土がその栄養豊富な土と入れ替えられます。
その為、作物も沢山実り、私たちに恵みを与えてくれるのです。
しかし、治水工事により、川が氾濫する事がなくなるとどのようになるでしょうか?
下流の土はほとんど入れ替わる事が無くなります。
その為、その土で農作物を耕し続けると、土の中の栄養素も次第に無くなっていき、いわゆる、「土が死んでいく」事になるのです。
土が死んでいくと、農作物は育つことがありません。
エジプト文明は、治水工事をナイル川に施しました。
その為、下流の土は死に、農作物はおろか、木さえも生えなくなり、今のような砂漠と化し、滅びたと言われています。
> ドイツあたりでは、ドナウがあふれる地域をそのままにしていますね。
> 「なーに、あふれても直ぐ引くさ・・」という考え方がドイツ人らしい
> というか、無駄な闘いはしないという合理性を見たのですが・・・
ドイツでは、いわゆる「ビオトープ(多様な生き物が持続して暮らせる生息空間)事業」が盛んに行われています。
つまり、治水工事によってコンクリートで固めてしまった川を、逆に掘り起こし、土に戻す工事が行われています。
それによって、動植物が河川敷に戻り、緑豊かな光景に様変わりしました。
そう言う事によって、氾濫が起きたかと言うと、今のところ、そう言う事も無いそうです。
コンクリートをはがすことによって、水が廻りの土や木に吸収・保水され、雨が大量に降っても一気に川を駆け下りる事が無いからだそうです。
「ビオトープについて」
http://www.ecology.or.jp/9802/bio.html
> しかし、このところ集中豪雨が増えているのは、温暖化のせいでしょうか?
たぶんそうでしょう。
一昨年あたりにお隣の中国で長江が決壊し、大洪水があったのを覚えていますか?
軍隊そのものが”人間堤防”になり、中国人民を命がけで守ろうと頑張っていた光景を覚えていらっしゃるかと思います。
あの原因を調査した結果、上流にあった森林の大量伐採が原因では無いかと言われています。
つまり、先に述べた様に木による吸収・保水作用が森林伐採により失われ、上流で振った雨がそのまんま流れ下り、下流で堤防が決壊、氾濫を起こしたそうです。
その森林を伐採したのは誰だと思いますか?
我々、日本人です。
日本人が、「割り箸」を作る為に中国奥地にあるシラカバの群生地を切り崩してしまったのです。
日本では、「割り箸は間伐材の再利用だ」と一般には言われていますが、実際には違います。
間伐材が割り箸に利用されているのは割り箸需要の3〜4割程度で、残りの6〜7割が中国のシラカバや熱帯雨林の木々だそうです。
間伐材の再利用が、あんなに白くてすべすべで、綺麗に割れ、丈夫な「割り箸」を作れるわけがありません。
今回の洪水、氾濫があった川そのものは治水工事が整っていない川だと聞きますが、、、、ちょっと、きな臭さを感じます。
一部を治水し固定し、一部を残したままにすると、治水によって弱まらない川の力が、治水していない所に集中し、氾濫した、、、そう思います。
それに、雨が1時間に500ミリを越すって言うのも、異常ですね。
[53] Re[49]: 名古屋の河川決壊・氾濫で考えた事 Nipopo 2000/09/15(Fri) 03:01
> すでに、ナイル川が氾濫をしないように工事されたことを、先日のドキュメンタリー番組で知りました。番組でも紹介されていましたが、もともと、ナイルの氾濫は、農地に自然の堆肥を施し、豊かな農作物をもたらしていました。
私もその番組を見ました。
下でも書いたけども、ナイル川付近は、川の氾濫によって栄えたのです。
氾濫は悲しい事だけど、治水はそれ以上の不利益をもたらします。
人間は、今まで自然を思い通りにコントロールし、支配しようとしてきました。
しかし、支配によって、逆に自然からの逆襲にあい、多大な被害を受けてきたのも事実なのです。
これからは、「自然をどう支配するか」と考えるのでは無く、「自然とどう共存していくか」を考える時になってきたのでは、と私は思うのです。
[56] Re[55]: ビオトープ! Teddy 2000/09/15(Fri) 12:26
続・ドイツ
それと、ドイツでは表土を「母の土」と読んで大切にするそうですが、日本はゴルフ場開発などで、芝生に雑草が生えるからとどんどんはがしている・・・となげいておられる日本の環境の専門家の方がいらしゃったと思います。
中国の白樺の森はお箸ですが・・・アジアのマングローブの森が日本の炭火流行で消え様としている・・・という話も耳にしました。
マングローブも沢山の水中や水辺の生物を支える大切な木ですよね。
<後略>
[59] みなさまへ あんどう 2000/09/16(Sat) 22:42
<前略>
そういえば、日本でも三面コンクリートを止めて、カーブをつけたりして、水辺の生物に配慮した新しい護岸工事を手がけているというドキュメンタリー番組を、ずっと以前に見た覚えがあります。 すこしずつ、人々の意識が変わってきているように思います。 日本では、河川を氾濫させるほどの土地の余裕が無いという現実も、問題かもしれませんね。(特に都心部)
備長炭、一度私も入浴剤の代用に通販で購入したのですが、中国産と書かれていたので、うーんと、悩んだ覚えがあります。
(老母が入浴剤好きなのです…下手な市販の入浴剤よりは炭のほうが、水質汚染にならなくてよいかと思ったのですが、やっぱり、天然ハーブを使う方が環境負担が少ないかなぁ…でも、ハーブも輸入品じゃ負担が無いとも言いきれないし、家で栽培したのじゃ足りないし…ってな具合にまた悩んでしまいました)
余談ですが、今中国へ輸出する貨物に、非木材の証明書の添付が中国側から要求されています。(理由は知りません)
[60] こんにちは。 Nipopo 2000/09/18(Mon) 14:23
>Teddyさんへ
>中国の白樺の森はお箸ですが・・・アジアのマングローブの森が
>日本の炭火流行で消え様としている・・・という話も耳にしました。
>マングローブも沢山の水中や水辺の生物を支える大切な木ですよね。
その話は初めて聞きました。
そうですか、、、やっぱりと言う感じもしないでもないですが、、、、
日本はこの「ブームによる環境破壊」が多い様です。
例えば、数年前に流行ったデザート、ナタデココ。
あのブームの歳も、ある商社が熱帯雨林を大幅に伐採し、ナタデココのプランテーションを作ったそうです。
しかし、ブームは去り、その場所は新地のまんま、ほっとかれているそうです。
割り箸にしても、備長炭にしても、食べ物にしても、日本国内だけで賄えない様な過剰受注、過剰生産、感情販売は慎むべきだと思います。
>あんどうさんへ
>日本では、河川を氾濫させるほどの土地の余裕が無いという現実も、問題かもしれませんね。(特に都心部)
確かに都市部ではそうも行かないかもしれませんね。
今は都市へ人口が集中しすぎだと思います。
今の東京都知事は首都移転に反対を示していますが、私は首都移転では無く首都分散をすべきだと思うのです。
そうすれば、緑地化の余裕が出て来るし、Nox対策にも有効ではないかと思うわけです。
>余談ですが、今中国へ輸出する貨物に、非木材の証明書の添付が中国側から要求されています。
私も理由はわかりませんが、中国国内の林業保護政策かなにかではないかと思います。
か、諸外国の森林保護。
でも、日本も輸入木材に高い関税をかけるなり、規制をかけるなりと言った同じことをすべきだと思いますね。
そうそう、下で書いたシラカバ大量伐採の件が明るみになり、中国は日本に対し、猛抗議をしているそうです。
何故か、こう言う事はマスコミにも流されていませんが、、、、
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[79] 速報:ケナフ、静岡県で自生確認 charoko 2000/09/22(Fri) 13:10
あんどうさま、こんにちは。
ケナフの自生が、静岡県清水市で確認されました。
詳細は下記URLをご参照下さい。
「地球クラブ」ケナフ観察レポート 33 - ケナフの野生化観察レポート
-
http://www.japannet.gr.jp/iyanagi/jks/jks33.html
以下、上記HPより一部抜粋
--------(ここから)-------------
学校の軒下に植えたケナフの種が自然落下。翌年、数百
本のケナフが 発芽した。雨が強く降らない限り吹き込むこ
とのない場所でしたが。 ケナフが日本の気候に順化し、や
がて野生化の危険性はないのでしょうか?
(質問)
・・・・・・・・・・・・・・・・
包がはじける前に寒くなり風で折れ、包のまま小枝について落下したもの
も多くあった。
---------(ここまで)------------
数百本という数字に驚いています。ケナフ推進団体は、自然条件下での翌年の発芽の可能性について、これまで否定を繰り返していましたから。
ケナフが帰化するか否かの最大のポイントは種子の定着ですが、屋外で翌年発芽したということは、日本の気候下で越冬可能だということになり、日本で帰化する可能性がさらに高まったと言えるでしょう。
さらに、推進団体は「種子が水を含むとすぐに腐るか発芽する。だからケナフは日本で越冬できないので帰化しない」と言っていますが、上記レポートのように包のまま落下すれば、種がむき出しのまま地面に落ちるより、直接水分を吸収し
にくくなります。
野外でケナフを植裁後、種子を刈り取らないまま放置し、その後強風で包が落下、翌年一斉発芽・・・という可能性は十分あり得ると思います。
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