ギルス
「ウォオオオオオオ!」
 雄叫びを上げるギルス。
バダー
「最後のあがきか・・」
 ウィリー走行でギルスめがけ襲い来るバダー、その時!
グワァオオオオオン!!
 ジャンプする2台のマシン、お互いの意地がぶつかり合おうとしているその時、ギルスは 体制を外側に傾けた。
バダーはギルスが避けると直感した、それならば自分はバイクから飛び出して頭を押さえ ようと身を乗り出した・・・だが!
ギャギャギャギャギャギャァアアン!
バダー
「オオッ!?」
 その一瞬に全てが決まった、避けると思い込んでいたバダーだったが実際はギルスレ イダーのフロントカウルにあるスタビライザーホーンが伸びて『バギブソン』ごとバダーを横 一文字に削断した!
バダー
「グワッォオオオァアア!!」
 絶叫を残してバダーは『バギブソン』と共に崩れ落ちた。
 爆発炎上する『バギブソン』、その炎の中からバダーと思われる緑色の液体が流れ出し た。
それに気を取られたバヅーの隙をついてアギトのストームハルバートが一閃する!
バヅー
「グォッ!」
 ダメージによってバヅーの動きが鈍くなった、アギトはストームフォームからもとのグラン ドフォオームに戻る。
バヅー
「ぐ、ぐ・・っ!」
 ダメージを食らいながらもバヅーは殺気を放ち、アギトを睨み付ける。
アギト
「はぁああ・・・」
 アギトが両手を水平に広げると足元の大地からエネルギーがアギトのエンブレムの形に 湧き上がってくる。
 アギトがさらに居合抜きのような構えをとる・・
それに合わせるように湧き出したエネルギーがアギトの両足に収束されていく・・!
バヅー
「アギト・・ボソグ・ジャス!」
 バヅーはアギトに向かってジャンプ、アギトもそれに合わせる。
空中で二人は激突した!
アギト
「 破ァアアアア!!」
ドキャアッ!
 アギトのキックが炸裂した、バヅーは真ッ逆さまに落ちていく・・!
ドシャァッ・・!
 地面に叩きつけられたバヅー、だがもはや起き上がるだけが精一杯だった・・。
バヅー
「グ・・グォ・・ォ・・。」
 体の節々から緑色の体液を噴出しながら崩れ落ちるバダー、アギトはそれをただ見つ めるしかなかった。
 ・
 ・
 一方ファイズは2体のオルフェノクの攻撃に翻弄されながらもカウンター気味にカクタリ スオルフェノクにパンチを見舞った。
それが偶然マンティスオルフェノクの方へカクタリスオルフェノクを吹っとばす結果に繋が った!
ファイズ
「あぁああ!」
 勝機を見つけたファイズは起き上がろうとするカクタリスオルフェノクをサッカーボール のように蹴り飛ばすと、続けざまにマンティスオルフェノクを掴み上げ、力いっぱい殴り倒 した!
マンティスオルフェノク
「グォオッ!」
 間髪いれずにファイズはベルトのミッションメモリーを抜くとベルトの左脇に装備されて いるパンチ強化ユニット『ファイズショット』に差し込む。
『Ready!』
 だが『ファイズショット』を右手にはめた時、同時にカクタリスオルフェノクが後ろからファ イズを羽交い締めにした、振りほどこうとするファイズに立ち上がったマンティスオルフェノ クが迫る、危うしファイズ!
ファイズ
「ぬぁああっ!」
 一瞬の閃きだった。
ファイズはマンティスオルフェノクを十分引き付けると渾身の力で蹴り上げ、その反動を 利用して羽交い締めにしているカクタリスオルフェノクを振りほどいた。
カクタリスオルフェノク
「グォッ・・!」
 ファイズの逆転技にまたしてもお互いがぶつかり合うオルフェノク達、すかさずファイズ はベルトのENTERキーを押した。
『Exceede charge!』
 ファイズのベルトから迸る『フォトンブラッド』がボディに巡らされている赤いライン『フォト ンストリーム』を伝って、右手にセットされた『ファイズショット』に流れ込む!
ファイズ
『 やぁあああ!』
 ファイズの必殺の一撃がカクタリスオルフェノクのみぞおちに叩き込まれる。
これが『グランインパクト』だ!
カクタリスオルフェノク
「ぐぁああああ!」
 緑色の液体を噴出しながら見る見る崩れ去っていくカクタリスオルフェノク
ファイズ
「もう一丁!」
 マンティスオルフェノクにも『グランインパクト』を決めようとパンチを繰り出すファイズ。
バキィッ!
 だがマンティスオルフェノクはそのまま殴り飛ばされただけだった。
ファイズ
「そっか、もう一度キーを入れなきゃ駄目か。」
 ファイズは改めてベルトのENTERキーを押そうとした。
だがマンティスオルフェノクはその場から逃げようとする。
ファイズ
「あ、この!」
 ファイズは追いかけようとした・・だが次の瞬間、ファイズは我が目を疑った。
逃げようとしたマンティスオルフェノクの体が硬直すると、その体の表面から血管のような ものがビシビシと音を立てて浮き上がっていく・・!
ファイズ
「何だ!?」
マンティスオルフェノク
「だ・・たすけ・・て・・く・・グオ!!」
ブシューッ!!
 マンティスオルフェノクの体は水風船のように爆ぜ、緑色の体液が辺りにぶちまけられ た。
そこに駆けつける翔一、涼、真理。
真理
「巧、大丈夫?」
 変身を解くも呆然とその場に立ちすくむ巧に真理は話し掛ける。

「あ、あぁ・・・。」

「何があったんだ?」

「分からねぇ、こいつら一体・・何なんだ・・!?」
 困惑の表情を見せる巧。


だが巧は感じていた、オルフェノク達の影に潜む謎めいた存在を・・・!


                        (つづく)
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