<キマイラ>

「ステネボイアはベレロポンテースに恋心を持ち、逢い引きの申し出を彼に送った。
しかし彼が拒絶したので、
(中略)
その中にはべレロポンテースを殺すように書かれてあった。
イオバテースは手紙を読んで、キマイラを退治するように命じた。この猛獣に殺されるだろうと考えて。
それは一人どころではなく、多数の人でも容易に捕らえられないからであって、
獅子の頭、竜の尾、第三番目の真中にある頭は山羊の形で、そこから火を吐き出した。
この地を荒らし、家畜を悩ました。というのは一匹で三匹の力を持っていたからである。
このキマイラは、ホメーロスも言っているように、アミソーダロスによって飼育され、
ヘシオドスの語っている通り、テュポーンとエキドナから生まれたといわれている。」
(アポロドロス;ギリシア神話より)