最近、よく思うのは…

眼の悪い彼女が何故見えない方のグラウンドを見ているのか。

其れだけの事で…

俺は其れだけの事だったが…彼女に興味を持った。

 

今考えると、懐かしい…。

 

 

 眼 鏡 

 

 

−、俺明日選抜なんだ。だからさー…聞いてる?」

「えー?何々?あー聞いてるわよ。」

「嘘吐きじゃん。って俺と同い年だよな?

 それに幼馴染だよな?

 其れにー俺の彼女じゃん。って聞いてる?」

「聞いてますとも聞いてますとも。

 で、選抜だから何?来て欲しいって?

 厭だからねー。寒いんだもの。

 こんなか弱い彼女に風邪…惹かせる気?」

「う゛…で、でもさー明日はさー…クリスマスだし。。」

「なのに選抜が有る方も可笑しいじゃない。私…厭だよ。

 眼鏡だって曇るしー。っていうか面倒臭い。」

「何だよー来てくれたってーいいのにー。

 最悪ー。最低ー。」

「…別れる?」

「…すみませんでした。今のは嘘です。

 は天使ー、女神様ー。最高ー。」

 

そう云うと彼女は「よろしい」と云うと俺と反対方向の向きへと身体を動かした。

不思議に思い、俺は「何してんの?」と云った。

「五月蝿いなー。」と彼女。

少しぴくっと何かの違和感に包まれた俺。

ん?…眼鏡外してる?

眼鏡!?

 

「お前、眼鏡外してんじゃん!顔見せろよー?」

「厭よ。見たら本当に怒るからね。

 はいっ、終わった。」

「えー、見せてくれたって良いのにー。」

 

そう云うと、結人は何だー、ちぇっ、と云って片目をウィンクしていた。

は「兎に角!」と言葉を切り出して結人に向かってこう云った。

 

「明日は行かないからね。それじゃーバイバーイ。」

「えっちょ!何だよー!!

 のけちー!!!」

 

結人の残声が響く中、私は階段を降りて、おばさんに挨拶すると

其のまま家を出た。

誰が行ってやるか、ばーか。

 

 

 

12月24日

悔しいけど…選抜のほうの練習で彼女と過ごす事が出来ない俺。

でも、俺だけじゃなかった…

 

「くっそ〜〜〜折角のクリスマスなのにー!!!」

「本当そうだよな、若菜。」

「ん?何だよ藤代…」

「其れがさー俺も彼女と過ごそうとしたのによー…この選抜が有るせいで…

 喧嘩したしー。」

「あー分かる分かる。俺もそうだぜ。」

「げっお前等もかよ。」

「何だよ、なんかいけねえ?」

「べ、別に。。」

 

うぉっ…

皆彼女いるじゃん。

知らなかった…皆もててるしー。

それにしても…

良かったぜ;;

皆殆どのカップルは喧嘩してるしー。

俺ん処は喧嘩は…

喧嘩は…

 

『明日は行かないからね。それじゃーバイバーイ。』

『えっちょ!何だよー!!

 のけちー!!』

 

 

あれって喧嘩じゃないよなー?

もしかして…喧嘩なのか,あれ?

どうなんだー!

 

俺があーうーとか唸ってたら渋沢が近寄ってきた。

う、、こいつきっとあれだなー。

ぜってー彼女いる。

でも…

 

「渋沢ってさー彼女いんの?」

「え?」

「そー云えば、藤代ーどうなんだよー??」

「実はなーキャプテンって…」

「ちょ、藤代!!////」

「へーやっぱいるんだー。

 で、彼女と喧嘩したの?」

「いや…今日は其処で待っててくれてるし…////」

 

そう云って渋沢は片手で顔をぽりぽりと掻きながらもう片方の手で俺の直ぐ隣の方を指差した。

皆一斉に振り向く。

其処にいたのはとても品の良い身長の少し高そうな女の人。

と、皆少し固まった後にまた渋沢のほうを向く。

 

「あーあれってキャプテンー神月先輩じゃないすか!!」

「誰だよ藤代?神月先輩って。」

「いや…その元サッカー部のマネージャ?」

「藤代…?解ってるだろうな?(キャプスマ)」

「ひっ…キャプテンがー!!先輩ー!!」

「あっ藤代。。。あいつだけずりー!!」

 

そう云うとみんな渋沢の彼女の方へと駆け寄っていった。

渋沢はやれやれ、という感じに少しため息混じりの笑顔をすると、その彼女とやらの方に向かっていった。

あー嗚呼…

もああ云うように来てくれたら良かったのに...。

 

 

 

選抜の練習が終わり、俺は皆と一緒に学校の門を出ようとした。

その時、鳴海のうぉっと云う声が聞こえてきた。

皆ざわざわと何か云い始めた。

英士が何事?と桜庭たちに聞くとあいつはほら、と云って門の前を指差した。

其処には見知らぬ女の子が立っていた。

髪の毛は丁度ぐらいの長さで。

身長も…ぐらい。

何か…にそっくり…。

だけど、眼鏡なんかしてないし…。

云って悪いけど…

よりもこっちの子の方が可愛い....

ふと、其の子と目が会った。

すると彼女は俺の目の前まで来ると…

 

「結人…よね?」

「…?何で俺の名前…?」

 

いきなり俺の下の名前を…しかも呼び捨てで呼んできやがった。

何様?こいつ。

ってか誰だよー?

 

「あのさー結人…一応云っとくけど…だから。私。」

「…は?!?」

「何?さて、とじゃあ行こっか。」

「何処に?」

「…云わせる気なんだー。昨日散々来てって云ってたくせに。

 覚えてないの?」

 

覚えてないのって…てか本当に!?

其れすら信用できてないんですけど。

今は…其のことは置いといて…

昨日来てって云ったけど…

何処に行くって云ったっけー俺。

えっとー

うーんとー…あー!

 

「いつもんとこ?」

「正解。」

「んじゃー俺行くわー。

 じゃーなー皆。」

「あ、さようなら皆さん。」

 

 

「今のって若菜の彼女?」

「そうじゃねえの。きっと。。」

「真田、郭…お前ら知ってた?」

「「いや…」」

「それにしても…綺麗だったなーあの子。

 若菜には勿体ねー。」

「うわっそれ若菜聞いたら切れるぞ;;」

 

 

 

「眼鏡はどうしたんだよ。」

「……曇る。」

「…は?」

「眼鏡掛けるとレンズが曇ったりして…結人の顔が見えなくなるから。

 今日はコンタクト。」

 

 

「へ、へぇ〜〜」

 

 

::::END::::

 

▼姫野より

うわー。

結人じゃん結人。

頑張りましたよー!!一生懸命。

今回のは…何かわかんないけど…一応クリスマスのつもり。

なんだよー!!

駄目ってか?

駄目ならすみません。

 

 

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