自作パソコン組み立て日記                  橋本 勇二

「勉強のためPCを組み立ててみないか?」こんな上司の言葉から
PC製作の苦労は始まった。
三月も半ばのある日「10万円でDOS/V機を組み立ててみなさい。
金は会社が持つ。ただし自分で全部やること。」こんな条件であった。

最初はなーんだ簡単なんて思ってたが、実際に部品リストを作って
計算してみると軽く10万をオーバーしてしまう。できるだけ性能のいい
ものにしたいし、さりとて予算が・・・

こんなジレンマの中で秋葉原に行って安いパーツ屋を探しまくった。
何度も同じところをグルグルまわったり、ここは!と思うところは
見積もりをとったりで,帰るころにはヘトヘトになっていた。

パーツ屋さんを回って感じたことは、為替等の影響もあってパーツが
「時価」になってるということであった。あとPC自体の値下がりも
あって秋葉原のような土地の高いところで商売をするのはきついという
風に感じられた。
またパーツの内訳から考えてネックになるのはハードディスクとメモリで
全体の約四割を占めることが分かった。
あまり選択に時間をかけていると値上がりはするは、欲しいものの在庫は
なくなるは、消費税は5%に上がるはでろくな事にならないのでほどほどで
手を打ったのであった。


全体の構成一覧(値段は3/16のもの)

CPU     5K86     90HZ           ¥6800
クーラ                                     ¥1000
メモリ     FPRAM   32MB         ¥18000
HDD     E−IDE    2.5GB         ¥29800
M/B     GA586HX  512KB         ¥16200
FDD         2MODE FDD           ¥2400
CDROM     IMES  6倍速ATAPI           ¥7800
K/B         ミニタイプ                  ¥4500
ケース     BG45(ミニタワー)            ¥8000   
LANカード                               ¥2400
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                                      計 ¥96900                                   

ビデオカード、マウスは会社の余りをもらえることになって
やっと10万を切る価格となった。やれやれ・・・

ps.この後HDDは会社所有の1GBと交換となった。
      個人的にはCPUは133HZくらいは欲しかった。
      
  
組み立て初日

  まずマザーボードの説明書を読む事から始まった。もちろん全部英語である。
人が他国語を使うときは一番頭のCPU機能を使うらしく、薄い取説読み終えた
だけで自分の頭はオーバーヒートしそうであった。幸いなことにギガバイト社の
取説は図が多く採用されていて CPUジャンパ設定なんかは分かりやすかった。
この日はマザーボードを眺めただけだった。

2日目
とにかくこの日はCPUにファンクーラを組み込みマザーボードにCPUを
乗っけてみたりジャンパを設定しただけで終わった。

3日目
いよいよケースを持ってきて組み込みとなった。
まずマザーボードをケースのサブパネルに組み込む。
どうもネジ穴と基盤穴の合わないところが何個所かあって気分が悪いが
スペーサとゴム足を使って適当に止めてくれという感じなのでそのように
仕上げた。しかし自分も一応、板金、プラ金型を学んだものとして
言わせてもらうが、裏の見えない部分は徹底的に手を抜いているが
前面のプラスチックはかなり出来栄えが良い。感心したところである。

ケース前面LEDの線が3ピンなのにボード上は4本出てたりなんかして戸惑った。
試しにと思い電源を入れてみた。ウンともスンともいわない。
こんな時自分のPCより回りのコンセントがおかしいに違いないと
決め付け部屋のあっちこっちにさしてみたりした。しかし結果は
同じである。やはり世の中そんなに甘くない。
この時点で同僚のNさんに「自作PCマニュアル本買ってこなくて大丈夫?」と
言われて「あー多分大丈夫!」なんて軽く答えた自分を後悔した。

メインの電源スイッチが壊れているのか店に電話しようか悩んだが
少し冷静に考えているうち、「これがクサイ」と気づいた。
リアパネルにある230v−115v切り替えスイッチである。
これをドライバで切り替えたとたん「ウイーン」とPCファンはうなりを
あげた。しかし前面LEDは一つもつかないし、ハードディスクは回ってない
ようだ。

4日目
甘くない現実を知ってこれではだめだと思い、「DOS/V機自作マニュアル」本を
買ってきた。これを読み進めているうち、「あっ、ボード自体に電源を差し込んで
ない。」と気がついた。HDD、FDD、CDROM等の電源は確かに差したが
マザーボードに差し込むソケット2本を増設の為の電源と思って差し込んでなかった。
マザーボードにもメモリのすぐ横のソケットでわかりにくかった。
また、CDROMをスレーブで使うことや、BIOSの設定の解説があってかなり
役に立った。この知識を我がいとしの自作機に投入した結果、やっとAWARD
BIOSとエネルギースターの「流星マーク?」が見えた。やった!!・・・・
ここまでいけば後はDOSを起動させてFDISKかけてFORMATでOKである。
なんか急に光明が見え始めたような気がする。
しかしBIOSの時点でCDROMのDドライブまで認識しているようでかなり心強い。
私の所有している486マシンではそんなことはないのに・・・・

試しにと思ってそのまま起動を進めるとなんとWIN95の旗が出ている。
「必要なドライバをみつけています。」なんて表示されて勝手にハードウエアを
認識してしまった。どうやら、前のHDDの中にあったWIN95が生きているようだ。
なんかこうなると消すのがもったいなく感じてしまうが仕方ない。きれいさっぱり
フォーマットしてしまおう。WIN95のインストール自体も勉強のうちだから・・・

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