昨日は泣いてしまった。

カルイは1人廊下を歩きながら、昨夜のことを思い出した。

夢を見て目を覚まし、ヴァルイダの言葉が

嬉しくて、悲しくて、泣いてしまった。

 

なんだかヴァルイダに会うのが恥ずかしいように思ったが、

カルイは今、ヴァルイダを探している。

朝、起きてみると、ヴァルイダの姿はなく、1人ベッドで眠っていたのだ。

「それにしても、広い城だな・・・」

感心しながら、天井を見た。

天井は高く、綺麗に輝いているシャンデリアが小さく見える。

「まぁ!あなたがヴァルイダの友達のカルイ君ね!?」

突然、女の子が話しかけてきた。

「あ・・・ああ」

髪は綺麗な金髪で、ふわふわの髪をしていた。

「きゃーかっこいいvは準天使のアル!よろしくね!」

「よろしく・・」

ハイテンションの女の子アルは、目をハートにしながら自己紹介をした。

どうやらミーハーのようで、カルイを気に入ったらしい。

「あはは。元気そうだね」

そこにヴァルイダが向こう側から歩いてやってきた。

「あ!ヴァルイダ!!」

そういえば、この子ヴァルイダのこと呼び捨てで・・・

「彼女は僕の婚約者なんだ」

「えへへ、びっくりさせてごめんね」

アルはヴァルイダの後ろから顔を出し、舌をだして照れくさそうに言った。

「いや・・・俺はカルイだ。よろしく、アル」

カルイは柔らかくアルに笑顔を向け、自己紹介をした。

その笑顔にアルは顔を真っ赤にして、カルイに抱きつく。

「やっぱりかっこいいわ〜」

その光景を楽しそうに眺め、ヴァルイダは笑みをこぼした。

「お前、浮気とか心配しないのか?」

その笑みを見て、カルイはヴァルイダに尋ねた。

「僕はアルを愛してるし、信じてるから・・・」

そのセリフに、アルは赤くなり、ヴァルイダの背中を叩いた。

「恥ずかしいじゃない!ヴァルイダったら・・・vv」

それでもアルの顔は幸せそうで、その顔を見て、カルイは軽く笑った。

 

 

 

+++++++++++++++++++

 

「結婚式、もうすぐね」

「そうだね」

三日後はヴァルイダとアルの結婚式なのだ。

どこまでも続く長い長い廊下を、2人は楽しそうに歩いた。

「カルイ君って本当にかっこいいわね」

「そうだね」

さっきと同じ答えを言ったヴァルイダを、少し恨めしそうにアルは見た。

「もー。ちょっとはやきもちとか妬いてよ〜」

「さっきも言ったけど、僕はアルを信じてるから」

その言葉にアルは笑顔を向けた。

「私もヴァルイダを心から愛してるわ」

アルはそう言うと、背を向けて走って行ってしまった。

その後ろを姿が見えなくなるまで見つめ、ヴァルイダはフェルに呼ばれていた

ことを思い出し、その場を去った。

 

二度と会うことのできない彼女に背を向けて―――――――

 

 

 

 

 

+++++++++++++++++++

今にもスキップをしそうな気分で、アルは自分の部屋を目指し

長い静な廊下を1人歩いていた。

「そうだわ、カルイ君にも招待状を渡そうっと」

アルは笑みを浮かべ、窓から見える空を見上げた。

空は雲が広がり、曇っている。

「あら、天気悪いのね」

今にも雨が降り出しそうな空を眺めていると、顔になにかふわりと

落ちてきた。

その何かはアルの足下に落ち、アルはしゃがみ込んで拾い上げた。

「黒い・・・羽根・・・?」

 

 

 

どうしてだろう

 

殺すはずなのに

 

なのに体が一瞬動かなかった

 

頭の中で

 

君の笑顔が見えたから・・・・

 

だから躊躇したのかもしれない―――――――

 

 

 

 

 

 

                         つづく

 

 

 

 

意味わかんねぇ(汗)

かなり中途半端に終わりました。

ごめんなさい(汗)