頭が痛い・・・
翌日、佐藤は学校へ行こうと、布団から起きあがると
激しい頭痛に襲われた。
でも、佐藤は学校を休もうと思わなかった。
もう一度確かめたい。
不破が女の子としゃべっていることを・・・
自分でも嫉妬深いとは思ってる
でも、不安になる。
不破のことが好きだから
好きだからこそ、不安はいつも積もる・・・
今日もいちだんと寒かった。
空は薄暗く、今にも雨が降り出しそうな天気だった。
「おっはよー!!シゲさん」
佐藤とはうらはらに元気いっぱいに挨拶をしてきたのは風祭だった。
「おはようさん」
少し思い手をあげて、風邪をひいていることを隠した。
「おはよう」
背後に聞き覚えのある声がして、振り返ると
そこには水野が立っていた。
以前も言ったが、水野は鋭い。
きっと佐藤が具合が悪いことも、一目見てわかるだろう。
佐藤は何か言われると思い、あいさつを交わして後、すぐに下を向いた。
しかし、不思議なことに水野は何も言ってこなかった。
そこのチャイムの音が鳴り響き、先生が入ってきた。
風祭は自分の席に戻ったが、水野は自分のクラスに戻ろうとしない。
「たつぼん?どないしたんや?」
佐藤は下に向けていた顔を上げ、水野の顔を見た。
その時、水野は何かを佐藤の机の上に置き、ドアに方に歩いた。
「それやるから、風邪直せよ」
水野は佐藤の机に置いていったのは
風邪薬だった
佐藤はその風邪薬を手にとり、水野の方を向いて微笑みながら
「おおきに」
と言った。
やっぱり水野は鋭い。
いつも嫌みなことを言ってくるのだが、こうゆう時、水野はなんだか優しい。
何もかも知っているかのように、優しく自分を心配してくれているのは
とてもうれしい。
今、不破のことで不安になっているからなおさらだ。
昨日、なんだか不破と変な別れ方をしたから、あまり会いたくない。
佐藤の頭の中で不破が昨日、大きな木の下で見たことのない女の子と
しゃべっている光景が浮かんだ。
でも部活を休みたくなかった佐藤は、保健室にも行かず、
ただいつも通り、授業を受けた。
放課後
重い足を動かし、部室へと向かった。
佐藤より一足早く来ていた者はすでに練習をしていて
その中には不破もいた。
いつも通り汗を流し
ボールを追いかけて
真面目な顔で練習をしていた。
「すみません」
そこに佐藤の肩を叩く子がいた。
振り返り、佐藤は胸が速く鳴った。
佐藤の肩を叩いた犯人は、昨日不破としゃべっていた女の子だった。
まっすぐな髪、大きな瞳、きっと男共がほっとかないだろうと思うくらいの
可愛い子だった。
「部活どれくらいで終わりますか?」
どうしてそんなことを聞くのか、佐藤はすぐにわかった。
「さぁ・・たぶん6時くらいや思うで」
不破を待っているのだ。
「そうですか、ありがとうございました」
まっすぐな綺麗な髪をなびかせながら、女の子は去っていった。
――ミーティング――
「・・・とゆうことで、今日の部活は以上!」
水野が今度の試合のこと話し終わり、みんなはがやがやと
帰る支度をし始めた。
「そういえば、そろそろクリスマスだね〜」
佐藤の隣で帰る支度をしている風祭が、話しかけてきた。
しかし、佐藤は頭痛をたえて、曖昧な返事を返した。
「そうだ!クリスマスはみんなと集まろうよ!」
元気に佐藤に話しかけたが、佐藤は体がだるく、立っているのが精一杯で
風祭が何を言っているのかわからなかった。
「そうやな・・・」
もう何も考えられず、適当に返事をした。
バン!!
その瞬間、ものすごい音がして、佐藤は少し目が覚め、さっき何の話しをしていたか
を考えた。
「どうしたんだろ不破?あんなに強くドア閉めて」
不破・・・?
「さっきの不破やったんか!!?」
「え?うん。何か怒ってたみたいだけど」
佐藤は服をたたみもせずにカバンに押し込め、荷物を持って不破の後を追う
様に部室を飛び出した。
重い足を必死で動かして、不破の姿を探した。
ちょっとしか走っていないのに、もう息が切れて、顔が熱くなってきた。
「あはは・・・」
女の子の笑い声・・・
さっきの可愛い女の子の声だ。
佐藤はだるい体を動かし、声のする方に走った。
足が止まった。
不破とあの女の子。
不破は少し笑ってる。
声をかけようとしたが、声が出ない。
足を動かそうとしたけど、動かない。
ただ呆然と、2人の姿を見ることしかできなかった。
顔に汗が流れていることさえ
感覚が麻痺しているかのように、わからない。
頭が痛い・・・
目の前が白くなってくる・・・・
力が抜ける・・・・・・
どさっ!!
なぁ・・なんでその女には
そんな顔を見せるんや?
俺かて
お前のそんな顔あんま見たことないねんで?
お前のその・・・
笑顔――――――――・・・・・
目に入ったのは、見覚えのない天井。
「佐藤、大丈夫か?」
聞き覚えのある声。
「不・・・破?ここどこや?」
「保健室だ。お前急に倒れて、俺が運んだんだ」
情けない・・・
7時。
佐藤の具合がだいぶん良くなり、いつもの道を2人で歩いていた。
学校から、沈黙という字だけが2人に覆いかぶさっている。
「風邪・・・大丈夫なのか?」
珍しく、その沈黙を破ったのは不破だった。
「まぁな・・・」
佐藤は不破の方を向きもせず、静に答えた。
「何で俺に言わなかったんだ?」
「・・・・。」
その質問には答えず、スタスタと不破の前を歩いていた。
少しふらつく足取り・・・
グイッ!!
突然、腕を引っ張られ無理矢理、不破の方を向かされた。
「ちょっとは自分の体を心配した方がいいんじゃないのか?」
佐藤の頭に不破の笑顔が浮かんだ・・・
バシッ!!
佐藤は腕を掴んでいた不破の手を払いのけた。
「佐・・・」
「うるさい!!」
佐藤の声が夜道に響いた。
「お前やってそうやないか!!部活遅れたこと聞いたら
嘘ついとったやないか!!」
不破は驚いた顔をしたまま、佐藤の顔を見た。
「お前あの時ほんまは、女とおったんやろ!!?」
佐藤の目から涙が流れていた。
一本しか立っていない街灯が、2人を弱く照らしている。
「ほんまのこと言わんってことは、何かやましいことでもあったんちゃうんか!!
ふざけんなや!!」
佐藤はそう言い捨てると、暗い夜道の中へ消えていった。
その日の夜は曇っていて、星1つ出ていなかった。
暗闇の中で、2人の別れを消えかかっている街灯だけが
弱く・・・そして悲しく照らしている――――――――
不破の足下には佐藤が流した涙が一滴・・・
輝いていた
今週の試合には佐藤の姿はなかった―――――――――――――――
つづく
なんざんしょ!これは!
シゲさん怒りMAXです。
不破くんの浮気発覚!?(んなわけあるか)
不破くんはふか〜くシゲさんを愛しているのだから!!(アホ)
・・・かなりのヘボ作です・・・(汗)
ごめんなさいっ!!(濁流汗)←意味不明
読み返したりすると(すんのかよ!)かなり文才なっしんぐ・・・
しかもシゲさん試合休んでるし!
謝ることしかできません〜(泣)
よろしければ、続きもどうぞ〜☆