Chapter 23


全四十五話のちょうど半分折り返しにあたる第二十三話は、「そう、それは清 く正しく美しい」の最終回と、原作第9話「燃える運動会」の前半です。

前 半ではやっとこのシリーズに決着がつきますが、全体を通してほぼ原作に忠実 だったといえるでしょう。少し奈美(篠原真奈美)の太郎に対する感情にミー ハー的なものがあるのと、第二十二話での瞬間移動は除きますが・・・。

後 半は大きく変更されており、舞台は運動会でなく優秀生徒の表彰とその生徒に よる講演大会ということになっています。そして主役は次郎でなく五妹となっ ており、ライバルの福田君も女の子になっています。ことみちゃんにあたる子 も登場しません。実は三郎が最も台詞がある回でもあります。大筋は同じです が、その他は大きく異なっています。次郎、四妹(よしこ)、六妹(七生)、 七郎(六生)も登場しません。


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帰ろうとした鈴木(鈴木先生)ですが、太郎たちが間に合います。鈴 木はあわてて百合(小西百合子)を確保しますが、太郎はふらふらと台所の方 へ・・・。
皿のケーキが空に。

太郎の頭の中で弟妹たちが大きなケーキを目 の前にしていて、そのケーキが突然消えてしまうという想像が浮かびます。

晩御飯が・・・。

お前か、お前が食べたんだな。

残念ながらぶちのめすシーンはシ ルエットだけです。

やめてあげて。ケーキくらいまたあげるから。

太郎が明らかに反 応したのは後者の方ですね。

先生への同情と自分の愛情を吐露する百合。おねがい、あのお金を貸 してあげて。

ごめん、先生知らなかったんだ、お前がそんな風に思っててい てくれたなんて。

なんだ・・・。

少し拍子抜けした奈美が、何に使ったかを先生に 聞くと、電子顕微鏡、分析儀、控温箱。

実験オタクか・・・。御村がぼそっ と突っ込みます。

しょうがないので、無利息無期限で先生にお貸しします。大切な親友 のためですもの。でも先生、晩御飯代は彼にあげてくださいね。

いつの間に か鈴木の財布を開けている太郎。スリになった方がよいかも。目ざとくみつけ た引換券も貰います。


では、約束の生活費です。

よかったな、御村が肩を叩いてくれて 、天使も飛びます。

御村はただ働きですが、面白かったから満足なのでしょ うね。

  あ、俺、かばんお前の家だ。

いいけど、弁当は分けてやらないぞ 。

少し名残惜しそうな奈美。ばいばい。

弁当を家族の前に出す太郎。みんな大喜びです。
鶏のモモ肉のから揚げだ!

三郎も大喜び。

母さん、反省しているの・・・。しおらしい綾子(母ちゃん)ですが ・・・。

あの板と招き猫を交換したの。

生活費が入ったのを、招き猫の おかげだと喜ぶ母ちゃんに、太郎はさすがにノックダウンです。

福田くんですが、五妹と同じ性別にするために女生徒となっています。言うほ ど悪い容姿ではないのかもしれませんが、五妹と比べられては可哀想かも。男 子生徒からは気持ち悪がられたり、いやな顔をされています。小学生にはあり がちですね。

田甜(福田くん)

周蜀千

福田君の両親はほぼ原作のイメージ通りですが、父ちゃんは、子供が娘に変わ ったためか、より子煩悩な感じになっています。互いにビデオとカメラで写し あう両親っていうのも、ちょっとさすがに・・・。

田爸(福田くんの父)

高明偉

母ちゃんです。田甜の思惑とは別に、非常に夫婦仲が良い上に、娘を溺愛して いますね。こんな両親だといいなあ。服でもなんでも買ってもらえそうで。

田媽(福田くんの母)

楊麗音

5年生の優秀生徒2名のうち1名に選ばれて、表彰講演会があると告 げる五妹。みんな大喜びですが、五妹は浮かない顔をします。

去年は父ちゃ んが来てくれなかったし。今年は兄ちゃんに来てもらいたいなあ。

太郎、な んとか行ってあげられないの?

五妹の顔をみて、うん、バイトを何とか都合をつけるよ、という太郎 。こんな優しいお兄ちゃんが欲しかった。
田甜と五妹が共に1位で表彰されると告げる先生。クラス中で特に五 妹には大きな拍手が。
  五妹に田甜はライバル意識を持っています。顔は互角(だと思ってい ます)なのに、家族が不細工なのよね・・・。

一方でクラスの男子にはから かわれ、嫌われる存在のようです。

誇らしげな五妹です。
男子の熱い視線が五妹に。
去年の表彰講演式でみた五妹の家族を思い出す田甜。あそこは母親だ けでなく、家族全員が美しいのよね。顔は互角なのに、それだけが・・・。
バイトは杉浦のスーパーですね。ここはオリジナルエピソードです。 杉浦は6話ぶりですね。

冷凍室に肉を運びに行き、そこで今日は早退させて くださいと頼む太郎。そこで突然停電で電子ロックが開かなくなってしまいま した。

少し嬉しそうな杉浦。

綾子(母ちゃん)がやってきます。
外受けは抜群の綾子と五妹の母娘に、同級生の男子も憧れの眼を向け ます。

田甜は少しむっ。

そこへ田甜の両親が登場。嬉しそうにビデオを回し、カメラを撮る両 親ですが、田甜は少し嫌そう。クラスの男子が飛び去るのも妙にリアルで心が 痛みます。

両親を邪険にする田甜に五妹が、とがめると、あんたに私の気持 ちなんか一生分からないわよ。

うちなんか父ちゃんは来てくれない、とすこ し悲しそうに言います。。

あんたも大変なのね・・・。

そこに三郎が登場。五妹をよろしく 。

美しい三郎に田甜もぽっ。

寒い。

もっとこっちへおいで。

どさくさにまぎれて肩を抱き手 を握り抱きしめる杉浦。

と、いうのは杉浦の妄想でした。

冷たいものをなくしてしまえば 少しは暖かくなるのでは?そんな妙な理論でアイスを食いだす杉浦。

兄ちゃんまだかなぁ〜。心配そうな一同。
妙な行進曲らしきもの(軍隊で行軍訓練とかの時に歌われるようなや つ)を歌いながら身体を動かす二人。

助けて〜!

五妹!

トイレの出入り口で綾子とぶつかり、転んでしまう田甜。

大丈夫 ?

膝のキズに気づいてハンカチを取り出し、唾をつけて足に巻く綾子。 やっぱりへたくそですね。

これで消毒もしたし。

二人で手をつなぎなが ら教室へ向かいます。


第二十四話