魅惑のドイツ語ポップ/ロック
ヨーロッパの国の中でドイツはいまいち良いイメージがない。フランスといえば芸術、ファッション、ワインとおしゃれで高級なイメージ、イタリアといえばパスタとジェラートに代表されるうまい食べ物とだれでもナンパするといわれる陽気なラテン系のノリのイメージ、スペインといえばまぶしいくらいに降り注ぐ太陽、ピカソ、で同じくラテン系のノリとエネルギーあふれるイメージ、イギリスといえば二階建てバス、レディー&ジェントルマン、歴史のある町並みと高級でかっこいいイメージがあるのにドイツときたらどうだ。ドイツといわれてまず思い浮かべるのはナチス、ビール、数学、物理学、哲学・・・。ドイツ人はみんな難しい顔していて暗いというイメージがある。
ドイツ人は暗い。そんなイメージを作り出しているのはなによりもドイツ語の存在である(というのがわたしの持論)。ドイツ語はノドの奥からモドモゴ発音するのだ。さらにガンとかビンとかゲンとかゴンとか濁音がやたらと多い。イヒガンビンゲンドッホガンガンノッホニヒト・・・そんなのがドイツ語である。ドイツ語ではイタリア語のように明るく女をナンパするのは不可能である(というのがわたしの持論)。ドイツ語はうつむき気味にしゃべるのが似合っている。ドイツ語はその陰気な発音のおかげでスバラシイ数学や物理学や哲学を生み出してきた。アインシュタインはスイス生まれだがもしイタリア語で育っていたらあれほどの成果はうみだせなかったであろう。ハイデガーもニーチェもフロイトも然り。(暴論すいません・・・)
音楽の都ウィーンに代表されるようにドイツ語圏でクラシック音楽が盛んなのはドイツ語のおかげであろう。ベートーベン、マーラー、モーツァルト、シェーンベルク、フルトベングラー、みんなドイツ語だ。やはりドイツ語では歌はダメなのだ。テクノがドイツで盛んなのも同様の理由であろう。
では現在ドイツではどんな曲がはやっているかというと(主に)英語で歌われたアメリカの曲、あるいはドイツのバンドやグループであっても多くが英語で歌っているのだ。しかしドイツ語でもちゃんと歌をうたっている人たちがいるのだ。英語の曲は町でもテレビでもラジオでもどこでもかかっていて聴く機会はヤマほどあってもドイツ語の曲はなかなか聴く機会がないだろう。というわけでこのシリーズでは魅惑のドイツ語ポピュラー音楽を紹介しようではないか!
注:なおウムラウト(uやoやaの上に点々がついているやつ)はue、oe、aeと表記しています。