イナとフラットスリー(PART1)
(敬称は略させて頂ます)
■背景
ところがというかやっぱりというか あまりにも守備的すぎた為に得点の可能性は低く フランスWCにおいて3戦3敗という残念な結果におわってしまいました
約2年前 3BKにするか4BKにするか守備システムの調整がありました
これは同じ守備重視の戦略のなかでも中盤の守備の比重の濃淡により 論争があったものと推察されます
フランスWCにおいて「世界は強い」という幻影におびえたのか どうか知りませんが 3BK(2人のCBと1人のスイーパー)プラス両サイドバックの事実上5BKシステムを採用しました
更にそれに加えて 3人のMFはゾーンプレスの美辞麗句のもと守備にエネルギーを消費されただけでなく なんと2トップまでもが 相手ボールを追いかけ回して守備陣の負担を軽くするという世界でもまれにみる超守備的陣形を整えて 加茂岡田ジャパンは未知の世界に船出したのです
この過程で守備意識の希薄であった前園とカズはバッシングの末に放逐されました。(かわいそう)
日本サッカー協会もこれではあかんと反省模索した結果が 身体能力や卓越した技術がなくても組織的に戦えるフランススタイルサッカーだったのです ■トルシエ監督のフラットスリー
フラットスリーは従来の日本のサッカースタイルよりも はるかに攻撃的です
まずスイーパーは配置せず両サイドバックはウィングハーフとなって攻撃的となります
GKは従来のようにゴールを守ってじっとしているのではなく スイーパー的働きも要求されます
3BKは高いラインを保持しておいて 相手がボールを持ったときには危険をおかして安易にボールを取りに行くのではなく ズルズルと下がって敵を遅攻にさせ その間に守備体系を整える
すると そう簡単にはゴールを奪われるものではなく 偶然か自分達のミスでしか失点しない守備となった
なお裏をつく動きに対してはオフサイドトラップか GKがスイーパーとして積極的にボールを取りに行くことで対処します ■フラットスリーでの中盤
フラットスリーとなれば中盤に一人増やすことができます
当初は3MF+2ボラ ンチとして 左ウィングハーフに中村俊 中央MFに小野 右ウィングハーフに酒井 他 2ボランチには攻撃的なポジションのイナ 守備的なポジションに石井他で安定 したかに見えた
ところが中村俊が全く左ウィングハーフで機能せず 攻撃も守備 も中途半端で彼の高い能力を発揮できなかったばかりか 彼自身が不満をもちトルシ エ批判を行い チームに悪影響を及ぼして空中分解の危機を迎えてしまった
そこ で中村俊を中央MFとして小野と組ませると彼の持ち味が十分出て 素晴らしい攻撃 パターンが出来てきました
ディフェンダー出身で攻撃に対してあまりアイディア を持ってなかったトルシエ監督にとっては 小野中村コンビは最高の組み合わせで あった(そんなんだれでも最初からわかってたけどね) ■1ボランチなのか
もし中村俊が中央MFで小野と組むと右ウィングハーフは酒井他で良いとして左ウイングハーフは誰にするのか? 本山くんですか? L-WH 小野 中村俊 酒井他 ボランチ 左右にウィングハーフを置くと4MFとなるため 攻守のバランスから 1ボランチはボランチとか守備的MFとかいうよりももっと守備的なストッパーとしての役割が求められることになります
相手が弱小な場合は守備機会も少なく1ボランチで十分でしょうが 強くなるとボコボコにされてしまうでしょう
特に左ウィングハーフが本山くんの場合 攻撃面はすばらしいですが 守備面において身体能力においても守備能力においても 彼に守備を期待するほうがおかしい
危険すぎます
彼は左ウィングハーフというより 左ウィングFWなのです
右ウィングハーフは酒井くんが 守備も攻撃も両方こなせ右ボランチ的動きが出来ます
1ボランチシステムを採用するのであれば そのボランチにはほとんど守備のみを要求されて イナのダイナミックな攻守にわたる特徴はまったくいかせないであろう ■2ボランチなのか?
相手が強くなれば 2ボランチとして3フラットの守備の負担を減らす必要があります 小野 中村俊 酒井他 ボランチ1 ボランチ2 左ウィングハーフがいないとすると 左側がフリースペースとなるので ボランチ1 小野か中村俊 左BK 左FWが 役割分担したり 空いたスペースに走り込むことになるのでしょうか?
しかしバランスがくずれ易いうえに 敵右BKがフリーで動けるので危険すぎて 落ち着いたサッカーなど不可能でしょう イナとフラットスリー(PART2) TOP PAGE