稲本選手論(その1) (敬称は略させて頂ます)
あれは30年くらい前の事、メキシコオリンピックで日本は銅メダルを獲得しました。
あの頃、坂口少年(私)は、ものすごく興奮して日本代表を応援していた。 ヨーロッパや南米に互して戦える日も近いと,胸をワクワクさせていた。
それからの苦渋に満ちたつらい年月は、それでもいつか花開くと期待して日本代表を応援してまいりました。

釜本以降も多くの名プレーヤー例えばカズや前園や名波等が日本代表を熱く燃えさせて下さいました。 しかし、しょせんアジアレベルだったのでしょうか、世界に大きく飛翔する事は出来ませんでした。(一時期かいま見たような気はしましたが) その理由はどうしてでしょうか? また,中田は何故,セリエAで大活躍出来ているのでしょうか? また,稲本に何故、その息吹が見えるのでしょうか(と私に感じさせるのでしょうか)?
日本代表を応援していて,いつもはがゆい思いをします。 武田や福田なんて私からは神様のように思えるほどサッカーはうまいです。 だけど国際試合でなかなか活躍出来ないのは、相手が余裕をもって対処してくる為,視野が狭くなっていつものプレーが出来ないようです。 相手は武田も福田も怖くないから、優位に立ってプレーします。 (ごめんなさい。他の選手も同様だけど、あまりにもナマナマしいので、ちょっと前の話をさせてもらいます。)
逆に釜本は怖かったので,相手の腰は引けていました。 当時の守備システムであれば、釜本がオリンピック得点王になったのも当然の 怖さでした。 中田は顔はやさしいけど,プレーは怖い。 別にラフプレーの事ではありません。 怖いという表現が適切かどうか判らないが、相手を腰の引けた棒立ちにさせた状態に追い込む能力がある。
稲本には、この中田を越えた怖さがあります。 稲本がボールを持つと相手は腰が引けて、”はい、イナ様どうぞご自由に” てな状態になります。 これは、例の<身体能力>だけに結論づけると誤った方向に 向かいます。 私は、この”怖さ”を,次回に定義づけしますので,お楽しみに。
