昨年に引き続き実現した、広島−阪神の沖縄練習試合。昨年はカープのキャンプ地那覇だったから、今年は阪神側の宜野座村での開催。球場狭い上に(正確な数字はわからんが)右中間方向への強風で、この時期にしては珍しく乱打線となってしまった。といってももう「投手の方が仕上がりが早い」という格言は過去のものになっているのかな?でまあ、ここでは各個人ごとの感想という形にしていきたい。まずは・・・悪い方からいこう。投手篇。
河内:「投手の方が仕上がりが早い」は過去のものか?と自分で言っといてなんだが、やはり変化球を投げてれば、今の時期の打者にそうそう打たれるもんではない。という理由からかどうかはわからないが、自分の力を計るために直球主体のピッチング。これが大外れというかなんというか。強風のせいもあるが、甘めのコースにいってるストレートをいとも簡単に2打者連続バックスクリーンに。ちょっと課題が残りますね。変化球は打たれませんでした。チェンジアップ投げてたかな。変化球の制球はまずまずでした。
林:こちらはもともと変化球が自分の投球スタイルでもあるので、しっかりとパームを投げてました。それによってストレートも生き、4,5回を3者凡退。6回にフォアボールを二つ出したところで練習試合としては珍しくイニング途中で降板。もったいない。これから徐々にストレートも伸びてくるだろうが、それが一軍クラスの相手に通じるかどうか。特に左打者。右のワンポイントで出すには惜しい素材だと思う。
仁部:上にも書いたとおりランナー二人を背負ったところでの登板。解説者は「連続フォアボールに山本監督怒ったんでしょう」と言っていたが、実際はこういう場面で出したかったんじゃないかな。それだけ今季の構想にしっかり入った投手だったのでしょう。結果はフォアボールを一つだしたけど、そのあとは失策で失点と併殺。酷な場面で大変でした。今日は緊張してストライクあまり入ってませんでしたが、次回に期待かな。でも今の新井にフリーでパカスカ打たれてるようではねえ。
大島:最悪。なにも進歩がない。日南から途中で沖縄に呼ばれて、この登板は大チャンスなのに。ストライクがはいらないどころか、まったく同じ所にすっぽ抜けていく。困った挙句キャッチャーがど真ん中構えたら、その直球はど真ん中に。もちろんその5秒後に打球はライトスタンドに。この6失点がなければ7−8だから「いい試合だったねぇ」と言えただろうに。
広池:
こちらもまあ無難に。もうこの頃は観る気が失せてたからよく憶えてないや。
続いて野手篇。
尾形:
打撃はよかった。最初のヒットは見れなかったが、2打席目のライト線2塁打もうまく変化球についていってたし、4打席目の左中間方向への2塁打も驚いた。打撃だけなら一番打者争いに是非参加してほしい。ただし守備位置がショートというのがねえ。しかも守備では緊張からか2失策。まあ2つ目のは連携不足だから参考外としても、やはり守るところが。2塁手争いのほうに行ったほうがいいのかな。→翌日の新聞では山本監督は外野手の起用を示唆していました。いいんかな、そんな行き当たりばったりのポジション決めで。
東出:
守備は無難にさばいてましたよ。ただ相変らず送球が。バッティングでは相変らず打つときはいい打ち方するんだよねえ。体全体をしっかり使って、大げさに言えば前田のような打ち方ができている。・・のだが東出に求められているのはそういうきれいなのではなくて、今日の試合で言えば阪神の藤本のような、どんな球でもとにかく芯にぶつけてヒットゾーンまで「運ぶ」ような打ち方。センター返しが基本です。あと高めのボールに手を出してポップフライというのは相変らず。
朝山:よかったよ。ナイスアピール。第一打席でいきなり向かい風を切り裂いてレフトスタンドへ。またこれだけホームランだらけの荒れた試合で、きっちり同点の適時打。オープン戦でもこれをしなきゃダメだんだぞ。試験は一回だけじゃないぞ。まぐれじゃダメなんだぞ。10年目の飛躍となるか。
新井:今日の中で3番目にダメな選手。キャンプに入ってからの新聞では「センター中心に力を抜いて打ち返す」というのが出来ていると聞いていたのに。昨季となーんにも変わってない。たっくさん言いたいことはあるが、とりあえず一個だけにしとこう。なぜボール球を見送る時にわざわざ構えを一番最初の位置まで戻すんでしょうか。もしそれがストライクだったらどうやって対応するんだ?手首さえ返さなければ少々の動きはスイング取られないですよ。
栗原:これもちょっと期待はずれでしたねえ。あれだけ変化球に腰砕けのスイングしてたら、「追い込まれたらもう終わり」のバッターだね。とは言っても、今日は朝山と同じく逆風でレフトにホームラン。まあ7番打者ならこれくらいでもいいかぁ。5番でこれはありえんが。
森笠:左打ちに専念ですね。いいことだと思います。今日の結果でどうだったっけ?ちょと憶えてない。ほかに見る人が多すぎて。結果がどこかに出てればいいんだけどねえ。明日にならんとわからん。→3打数0安打でした。
比嘉:今日もっともダメな選手を大島と争いました。なんだあれ?トップが後ろに入り込んで、大回りのバット軌道で、軸がブレブレで、頭で球追っかけて。ただ4打席目くらいでようやく見れるスイングになってたので・・・ウエスタンで2割くらいは打てるでしょう。地元の方肩身が狭いでしょう、応援お疲れ様です。
廣瀬:こすったようなあたりが強風に押されてスタンドイン。盗塁死が残念だった。
倉:石原が首筋を痛めたので先発マスク。今日はリードもくそもなかったね。それにまあ今日は勝ちにこだわるリードは必要ないし。バッティングはだめ。
嶋:去年、一昨年とウエスタンで2年連続の打率3割。しかし、なぜか上で使ってもらえない。「そんな想いをぶつけろ!」と願ってたらいともあっさりとバックスクリーンへ本塁打。使えばできる選手なんだよ。
天谷:本当なら1番打者でスタメン予定だったが、体調不良のため代打での登場。もったいない。もとのバッティングフォームを憶えてないんだけど、ほんとに一本足チックになってるね。大丈夫なのかなあと思ってたら、落ちる球に見事に反応し、巧みなバッティングコントロールでライト線を破る2塁打。たしかにあの技術があったらより力が伝わる打ち方にした方がいいかもしれない。昔のイチローが振り子打法だったように。オープン戦で結果残してくれないかなあ。
鞘師:ウエスタンで終盤の20試合で29打数打っただけだが、12安打で本塁打1本7打点で打率.414。今日は落ちる球に手を出し三振してしまったが、構え、トップの作り方などはさすがと思える。とりあえず今日4番に座った人よりはいい。肘を本当に完治させてキャンプを順調に乗り切ってほしいね。
岡上:とくに印象なし。
たぶんこれで全員だと思う。忘れてた選手いたらごめんなさい。全体的にはちょっと大味な試合になってしまったので、投手陣もうちょっと頑張ってほしかったですね。打線も本塁打ばかりで、もうすこし安打を見たかったです。ただ、打撃では去年から思ってたんだけど、阪神の選手ってみんなセンター返しを意識してるよねえ。変化球で崩されたときもしっかりセンターへ打ち返そうとしてる。それは見習った方がいい。ぜったいに。まあなんいせよ、今季不安になるような最初の試合でした。この中から何人が開幕までアピールし続けれるかな。がんばってください。
追記−今年は監督やコーチを実況席に呼んで談笑しあうというのがなくってとても残念でした。監督同士でなくても山本監督と星野SDでもいいわけだし。普通の試合ではできないこと、ああいうのこそ絶対にファンに聞かせなきゃだめだと思いますよ。来年もこの練習試合の開催とともに、復活を願います。
トップへ