「近鉄、球団名を売却 命名権でスポンサー募集」
キャンプイン直前に出たこの話題は、今日2月5日に近鉄側が「いったん原点にもどす」ということであっけなく幕を閉じた(ようだ)。
まず簡単に整理すれば、
・球団経営で年間10〜17、18億円の赤字(事実上は30億とも言われる?)
・「ネーミングライツ(命名権)ビジネス」で5年契約以上、年間36億円程度の使用料
・将来も含め身売りは全く考えていない
・00年にオリックスが大手マンション分譲会社の穴吹工務店と契約して2軍チームの名称を「サーパス神戸」に変更している。
うーんと、これだけ見たら特に問題点なさそうですよね。ローズが出てったたとはいえ、日本人NO.1年俸、4年20億以上とも言われる中村ノリを飼ってたりして、経営は大変。大阪ドームの使用料10億円もネックになっていて、藤井寺への出戻りまで考えているとか。それはそれで大阪市に迷惑をかけちゃうわけで、それは避けたい、と。
では他の球団の方々反応はというと・・・同じく身売り騒動が絶えないダイエーが「素晴らしいアイデア。うちも検討に値すると思う」と言った以外は、ほとんどの球団が難色。その筆頭はもちろんナベツネさん。「野球協約への公然たる違反行為であり、認めるわけにはいかない」さらに、売却の阻止へ向け、「中日や阪神のオーナーとも電話で相談し、同一行動を取るとの約束を取った」と錯乱したコメントをしている。
その阪神の野崎球団社長は「近鉄さんは知恵出されたな。我々は阪神という名前を取るということはありえないが、強くなると人件費も上がる。うちは名前を売ること以外で考えていきたい。近鉄さんは必死にいろんな努力をされている。企業努力の一環でしょう。」ということらしい。ごもっとも。
ではでは、結局なんでこの計画がこんなにまで世間の批判を集めてしまったようになったかといえば、、「球団の呼称の変更は野球協約で実行委員会の審議事項と決まっているにも関わらず、発表前日のオーナー会議で近鉄が何の相談もしなかった」という一点に尽きるのでないんでしょうか。つまり手順を間違った、ということ(計画段階で情報が漏れてしまったという話もあるが)。そこをナベツネやら西武の堤さんのようなアクの強い発言権のある人間の癇に障ってしまったと。だってサーパス神戸の時は、2軍とはいえ、問題なく(?)できたわけだしね。根来コミッショナーも、「ああいう難しい話なら、もう少し根回しをした方がよかったのではないか」と、事態をどう収拾しようかと困惑気味。そう考えると、阪神野崎社長のような反応を普通と思った方がいいんではないかな?(ダイエーのはちょっと食いつき良すぎでちょっと怖いが)
感心したのは、星野前阪神監督の「売るのはあかん。でも、反対、反対じゃだめ。なぜそうなったか根本的なことを考えないかん。このままでは1リーグ制への流れになる」という言葉。やっぱわかってるよねえ。日本の野球に欠かせない人かもな。問題の根本をみましょう、根本を!でも、そんな問題を考える間もなく、一番初めに書いたとおり、計画は白紙撤回へ。残念だなあ。煮詰めればかなりいい議論になっていきそうな問題だと思うんだけど。試合してれば客は入ってくるようなチームはないんだよ。最高のゲームが見たいけどどっかの球団が戦力均衡を崩すようなチーム編成してくるんだよ、ドラフト制度をつくりあげるんだよ。金がない球団はアイデア出さなきゃしょうがないんだよ。
ほいでまあ最後に、この問題について書こうと思った動機なんですが、そういった審議事項の話やらわれわれ一般人のしらない規則、慣例があるようなので、オーナー達が反対や不快感を示すっていうのは理解できるんです。残念でならないのが、野球評論家とかその程度の輩が「選手そして、ファンをあざむく行為」とか「球界全体のモラル低下は嘆かわしい」とかもっともらしいことを言って、話に水を差していること。その程度のコメントで済ませていい話じゃない。こういうのはいかんですね。みなさんもこんなのにはならないように気を付けてね、こういう問題では球界全体をみて考えてみましょう。贔屓のチームの話ならそっち優先でね^^;。まったくまとまらないんで〆。
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