祝福するシコラ、その美しき悪魔をボードにピンしている男がいる。日本開幕戦でkrisさんが、その見事な裸体を絶賛していたベレハウスキーだ。ゴメスに馬乗りになるなど、相変わらずアグレッシブな働きぶりだが、すでにスコアは4−0だった。
DFといえば、勇敢にも悪魔のシュートを倒れこんでブロックする男もいた。その濃い人相は紛れもなく、最近まで負傷していたはずのラチャンスだった。某氏からナイスガイという噂を耳にしていたが、こんな命知らずなプレイがチームを盛り立てていくのだ。普通は。

…ビーザーはキャリア40回目の完封を成し遂げ、devilsは13戦負けなしの記録を伸ばした。
あまりにさらっと勝ってしまったので、モギルニーのペナルティしか気にならなかったが、そこそこのペナルティがあった。

悪魔がどれほどのシュートをカナックスゴーリー、エッセンサに浴びせたのかというと、15本。この数ならDFが打たせ放題にしてたとはいえないだろう。そして、そのうちの4本を許してしまったエッセンサ。悪魔側からいえば、効率が良かったといえばいいのか。

キットに注文してあった悪魔ジャージが観戦に間に合わなかったため、ポートは明日に備えて、Tシャツを買い、ふらふらと入ってきたゲートを出た。
が、そこにバスの時刻表が貼り付けてあるものの、バス待ちの人間の姿はなかった。
<しまった。乗り遅れたか?バスはもうこないのか?降りたところにバスは迎えにきているのではなかったのか?>
ポートとキットは寒風の吹きすさぶアリーナの周囲を地獄をみる思いで歩き、やっとバスを発見し乗りこんだ。

思えばこの日は、一年前に前ヘッドコーチ、フトレクがクビになり、ラリロビにその座を奪われた丁度その日だった。祟りかもしれない。ポートとキットは背中に冷たいものを感じずにはいられなかった。

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