第17回 マイルCS
京都競馬場 芝1600メートル

 



馬 名 重量 騎 手 ヨシタカ エイスケ ヒカル
ヤマカツスズラン 53 池添 ×   ×
エイシンプレストン 55 福永
ダイワカーリアン 57 田面木  
ダイタクヤマト 57 江田照      
マイネルマックス 57 佐藤哲      
ビーチフラッグ 53 四位      
メイショウオウドウ 57 飯田      
キングヘイロー 57 柴田善 ×    
ビッグサンデー 57 宝来      
10 アンブラスモア 57 須貝      
11 ダイタクリーヴァ 55 高橋亮
12 エイシンルバーン 57 秋山    
13 アグネスデジタル 55 的場      
14 ジョービッグバン 57 山田和      
15 シンボリインディ 57 ペリエ  
16 ミッドナイトベット 57 河内      
17 スギノハヤカゼ 57 芹沢      
18 ブラックホーク 57 横山典 ×

◎エースケ的予想。

マイチャンは軸馬がいなくてマイッチャン。

木枯らしがぴゅーと吹き抜けて季節感を演出したところでいきなり本題に入ります。
今年のマイルチャンピオンシップ、
確たる強い馬がいない今年のマイル戦線を象徴して、もう、大混戦です。
こういう混戦G1の時のパターンとしては、
1、明日のスターホースが大舞台でその名を挙げる
2、昨日のスターホースが貫禄を見せて勝つ

の、どっちかということは歴戦の勇士(負け続けでも歴戦は歴戦)たるぼくにはわ
かっているのですが、
やっぱり来年は新世紀ですしここは無根拠に明日のスターホース出現に期待したいと
ころです。
となると
愛しのフジキセキの子・ダイタクリーヴァ。
この馬を◎に決めてたんですけどね、なんだか一番人気になりそうな雰囲気なんだっ
て?
まずいなあ、こういう時の押し出された一番人気はいかにもまずい。
混戦G1のパターンその3、
3、押し出された一番人気はやっぱり勝てない
に見事にはまってる気がします。むむ。

となると、「昔の名前で売ってます」的過去のスターホースに期待するしかないの
か。。。
決めた、
筆頭はブラックホーク
「過去の馬」扱いも失礼だけど、もう7歳だし、正直昨年秋の勢いはもう感じない。
それでもこの馬、直線が平坦で右回りのコースになると、
すごーく走るんだよね。
去年のマイチャンはエアジハードの3着だけど、
あのエアジハードを負かしに行っての3着は、このメンバーなら大威張り。
ベストは1600Mよりも短い距離だとは知ってはいるが、能力的に最有力候補です。

相手はもちろん前述のダイタクリーヴァ。
人気過剰は気になりますが、入着以上の力はあるはず。
直線平坦のマイルはこの馬にとってもベストの条件ですので、
フジキセキのためにもG1制覇に向かって期待したいところです。

そしてこれまた
21世紀のスター候補エイシンプレストン
すでに3歳G1を勝っている馬ですが、本領発揮はむしろこれからではないかと思いま
す。
前走、6着ながらなかなか見ごたえのある末脚を繰り出していましたし、
流れによっては大勢逆転もありえます。
問題は内枠(2番枠)を
福永騎手がどうさばくか。
スプリンターズSでは同じ最内の追い込み馬・ビハインドザマスクを、
完璧に乗りミスってるんで、そこが気になりますが。

抑えの2頭は富士Sを2番人気だったのに
今回は完全に人気薄になった
エイシンルバーンと、
これまた実績上位なのにあまり人気にならない
ダイワカーリアン

その他の人気馬・実績馬ですが、
シンボリインディは「もう藤沢には騙されんぞ!」的観点から、
キングヘイローには今回も外枠引けなかった無念をお悔やみ申しつつ、
ヤマカツスズランは4歳牝馬のレベルを考慮して、
そしてダイタクヤマトは「柳の下にドジョウは2匹まで」と確信するあまりに、
すぱっと無印にさせてもらいます。

とまあ、年寄りが貫禄を示しつつ、
しかし若者も「なかなかやるのう、おぬし。うむ、来年は任せたぞ」的なマイチャン
に、
なってほしいものでございます。

◎ブラックホーク
○ダイタクリーヴァ
▲エイシンプレストン
△エイシンルバーン
△ダイワカーリアン


あと、心情的には
スギノハヤカゼにもなんとか入着してほしいな、いい馬場だしさ。



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Eisuke Sawada
mail:
ask@ma3.justnet.ne.jp
【B&B】:
http://www3.justnet.ne.jp/~ask/
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◎ヒカル的予想。


うーん
群雄割拠
といったカンジで
盛り上がっていますか?
第17回マイルチャンピオンシップ・ミレニアム(まだ言う?)
出走馬18頭中7頭がGT勝馬
壮観ですね
この中から勲章をもう一つ増やす馬が出るのでしょうか
それともニュースターが誕生するのででょうか

もしかしなくてもサンデーサイレンスの孫
ダイタクリーヴァってば孫なんですよ孫
恐るべしSSファミリー
フジキセキにサクラユタカオーの肌
うーんスピードありそう
柔らかそうな栗毛の馬体はきれいでいいですねえ

プレストンってイングランド北西部Lancashireの州都(人口13万)かな
昨年の3歳チャンピオンはどこまでやってくれるのでしょうか
前走の上がりがとても優秀
マイルでは連を外してないし
休み明け2走目だし
よさそうですね

昨年のNHKマイルカップのときに会社の工場の人が
「何が来るかな?」というので
「東京だし差し馬なんじゃないっすか、
シンボリインディあたりじゃないっすかね」
てな会話をしていた事を思い出しました
よく目を剥いて写真に写って迫力満点
充実の5歳馬たのしみですねえ

古豪と呼ぶのがいいか老練と呼ぶべきか
ダイワカーリアンってもう8歳だったんですね
フランス生まれの外国産馬は
前走のように逃げ切るのでしょうか

イメージではスプリント王なんですが実はマイルのほうが勝鞍が多いんですよね
ブラックホークはマイルがベスト?
GT出走はこれが最後らしいので
是非もうひとつ勲章が欲しいですね

紅一点
ヤマカツスズランが1枠1番なんて怖い
3歳女王に輝いた時と一緒…
なんにせよ逃げ馬に1番枠は怖いなあと思ってしまいます

◎ダイタクリーヴァ
○エイシンプレストン
▲シンボリインディ
△ダイワカーリアン
×ブラックホーク
×ヤマカツスズラン



◎由紀夫馬券。


その日も柴田由紀夫は"イージー・ゴーア"にいた。
いつもの席で、いつものミント・ジュレップを飲みながら。
あれからキョウコとは連絡をとっていない、
飲む酒の量が一時的に増えたが体調は何とか持ちなおしていた。
ただ、あれから由紀夫はパチンコで勝てなくなっていた。
パチンコの収支は、投入した現金に対して排出された銀色の玉の量で決まる。
そこで"勝つ"ためには様々なファクターがあるのだが、
今が何月何日でその店の経営スタイルがどういうものであるか、
機種の癖や釘の調整、周囲の店舗との兼ね合い、
そういった諸々のファクターを考慮し、いかに"止め時"を見極めるかに掛かっていた。

由紀夫はあれから集中力を欠いていた。
あらゆる勝負ごとで集中力を欠くということは致命的な失敗に結びつく。
たかがパチンコだが由紀夫の生活が掛かっていた。

「最近いまいち調子わるいんだよなあ」
「へえ」
イージー・ゴーアのマスターである吉田が自分のためにコーヒーを淹れながら
感嘆の声を上げた。
「で、なんの?」
朝が弱い吉田は取り敢えず条件反射的に感嘆の声を上げただけだった。
由紀夫は吉田のそういうところは慣れているので苦笑するだけだった。
「キョウコちゃんとのことか?」

体内にまだカフェインを取り込む前の吉田の口から出てくる言葉は
必要最小限のファクターを通すだけのことばで
それでいながら必要条件は満たしていてことばを発する以上の効果を
しばしばもたらしていることを吉田はあまり自覚していなかったが、
それは吉田の"素"の部分を垣間見ているということも言えるので
そういう吉田を信用する人間は結構多い。
由紀夫もその一人だった。

最近いまいち調子が悪かったのはパチンコの成績だったが
吉田は由紀夫の調子が悪いのがパチンコでも馬券(調子が良いことの方が少ない)でもなく
付き合っている彼女のことかと訊いてきたのだった。
ともすれば同好の友のような輩が独特の雰囲気を創り出してしまいがちな
このような店で極めてニュートラルな雰囲気を醸し出していられるのは
吉田のこのニュートラルな気質に依るところが大きい。

日曜日の午前中にこのような時間を持てるのが由紀夫にとって大きな救いになっていた。

「そうだなあ、最近キョウコとやりあっちゃってな…」


《最近JRAが公式発表した新馬券のニュースを知り、この際パチプロ生活から足を洗って馬券で生活してみようかと一瞬思った由紀夫のマイルチャンピオンシップ予想》

今年から天皇賞も外国馬に開放され国際化が形を伴ってきた日本競馬会、
世界の競馬の流れを反映し、短距離とマイル戦には登録馬がひしめき合い
出走券の認定にほころびが出始めている今日この頃(重賞の登録が常に30頭を超え、除外された馬に与えられる優先出走権によりGT馬が出走除外対象になるケースが出てしまった)4歳クラシックなどは距離を20%引きにしてはどうかと思う。

今年は香港で伝染病により出走予定馬が回避したことにより
国内馬のみで行われる。
それにしても18頭フルゲート、強豪メンバーが揃った。
最低人気でスプリンターズSを勝った
ダイタクヤマトがそのあとも重賞を勝ち、
まぐれ勝ちではなかったことをアピールしているが
7歳にしてそんなに急激に強くなるものだろうか
様々な条件が奇跡的に合わさった勝利がたまたま2度続いたと見る方がそれでも自然だろう。

同じく7歳だが、こちらは歴戦の強豪
ブラックホーク
このレースで引退が決まっており、先週のファレノプシスに続く有終の美の可能性も大いにありうる、
ただ、そういう2匹目のどじょう的な見方で1番人気に押し上げられているように今回は見える。
前年に比べれば静かな調整により着実に仕上げられた感が強く、
最後に勝ったのは年明けの2月でそれからは詰めの甘い競馬が続いていた。
ただ、人気になってはいてもそれに応える実力は持っている。

ダイタクリーヴァは菊花賞を諦めて短距離路線に変更し、
前走古馬に混ざって休み明けで3着、12キロ減の体重も
充実してきた馬体で問題無しと見る。

同じく4歳馬期待の一頭、
エイシンプレストンも骨折明けで
前走なかなかの上がりを見せ、
ひょっとしたらとんでもなく強い可能性も否定できない、
按上はマイルCを無念の回避で唇を噛んだ福永、ここで無念を晴らすか、試金石でもある。

シンボリインディは一度挫折したが充実の5歳を迎えだんだんと持ちなおしてきた
ここはその実力を確認する上で格好の舞台だろう、
按上は世界の名手ペリエ、崖っぷちの舞台でもう一度羽ばたくか。

あとは逃げ切りが怖い
ヤマカツスズラン
先行馬が潰し合うととんでもない末脚を使うキングヘイロー、

以上。

◎ダイタクリーヴァ
○エイシンプレストン
▲ブラックホーク
△シンボリインディ
×ヤマカツスズラン
×キングヘイロー

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