ここではNBAのごくベーシックな点から解き明かしていきたいと思う。
前述したワールドスポーツになったきっかけのベルリン・オリンピックの10年後、
第二次世界大戦の終了した翌年、1946年にNBAは組織されている。
創設時の加盟チームは11チーム、現在まで残っているチームはニューョーク・ニックス、
ボストン・セルティックスとブィラデルフィア・ウオーリアーズの3チームだけである。記念す
べきファースト・シーズンの優勝チームはフィラデルフィアだが、
このチームは現在、西海岸にブランチヤイズを移し、ゴールデンステート・ウオーリアーズとなっている。
その後、50年代の中盤までは209cmのセンター、
ジョージ・マイカンを擁したミネアポリス(現・ロサンゼルス)・レイカーズがリーグをリードし、
60年代はボストンの8連覇を含む11回の優勝がさん然と輝いている。
また、70年代は混沌とした時代で毎年優勝チームが変わっている。
この時代にNBAは徐々にブランチヤイズを増やして行き、80年だいの急成長をみるのである。
この急成長には2人の立役者の名があげられる。ボストンのラリー・バードとロサンゼ ルスの
マジック・ジヨンソンである。NCAAの決勝での壮絶なまでのライバリーはNBAまで持ち越され、
2人の対決はいやがうえにも全米のバスケットボール・ファンを熱狂させたのである。
その証は80年代のチヤンピオンチームをみれぱ一目瞭然である。ボストンが3回、
ロサンゼルスが5回優勝、バード、マジックともに3回のMVPを獲得している。
特にロサンゼルスは“生きた伝説”方リーム・アブドウル=ジヤバーをも擁し、
8回ファイナルに出場している黄金時代を築いたのである。
88、89年に新チーム、シヤーロット・ホーネッツ、マイアミ・ヒーツ、ミネソタ・ティンバーウルブス、
オーランド・マジックの4つを加え、NBAは27チームの大世帯となった。
最近は6年連続得点王になったマイケル・ジョーダンのシカゴ・ブルズがチャンピオンになり
NBAをけん引している。
なお、19901鯛91年シーズンのオープニングゲームが公式開幕試合として東京で行われ、
ユタ・ジヤズとフェニックス・サンズが大激戦を繰り広げ、目本のNBAと
バスケットボール・ファンの火薬庫に火を投げ込んでいったのは記憶の新しいところだ。