◆大会を終えて◆(Geme Preview Oct.)◆
(10.24.2001 記 榎本)
●今年の夏から秋にかけて、4年生は練習試合、公式戦と目まぐるしい日々を過ごしてきました。4月からはじめた子供達、そして私にとっても、少し厳しいシーズンでした。1勝することの難しさや大変さがわかりはじめたシーズンと言えます。できないことができるようになるためには、できない自分がいることに直面しなければなりません。これは簡単なことのようで難しいことです。むしろ大人の方が難しいことだと思えます。子供達や私にとって、公式戦はこのことがわかる絶好の場でした。練習試合の初めのころは、試合態度が悪かったり、守備についても声が出ない子供達ばかりでした。でも、今では、練習の時にも全員ではありませんが、声が出るようになりました。また、うまくできない自分に対してや、試合で負けてしまったことが悔しくて、涙を見せる子も出てきました。上手になりたいために、お母さんにノックをしてもらったり、バッティングセンターに行ったり、なぜ自分が上手にできないのかお兄さんに相談したり、子供達は野球を通して少しづつ自分を見つめ、自ら動きはじめているようです。恵まれた体格、身体能力、そして頭と心、どの子もまだ自分の力を10%も出していません。90%の残りがあること、かけがえのないすばらしい時間を過ごしていること、そして仲間がいることに子供達は気づいていません。できないことに取り組む時と上手なことを更に上手にしたいと思う時に、子供達はどんどん成長するでしょう。
●今シーズンはほんのわずかですが、控え審判のお手伝い(手伝いになっていない)をしました。審判の方々からは沢山のことを教わった気がします。そして、大会を支えている多くの大人達がいることもはじめてわかりました。また、気軽に声をかけて下さるイーグルス伊藤監督、コーチの皆さん、畑山さん、試合中に選手にアドバイスするかもめの栗原監督(もうびっくり!)、新井子供会の大町監督、皆さんに感謝します。そして、大橋監督のそばで試合に出たことは大変勉強になりました。半田さん、田辺さん、そして仕事が忙しいなか激を飛ばしながらも心やさしく、子供達を教えてくれた宮沢さんには頭が下がる思いです。また、心新たに始めましょう。
●三人の新人が入部してくれました。4年生の張本君、佐藤君、1年生の高谷君です。これから頑張って下さい。成長が楽しみです。
●試合を応援するお母さん、お父さん達は真剣に取り組む子供の姿を心待ちにしていることでしょう。たとえエラーしても、三振しても真摯にボールを追いかけ、バットを振り、走る姿を。これまでの温かい声援に感謝するとともに、これからも応援よろしくお願いします。子供達を勇気づけるのはなんと言ってもお父さんやお母さんです。
●来シーズン、今の4年生は高学年の試合に臨まなくてはなりません。最低1年間或いは、それ以上のハンディを背負いながらの試合です。選手達には厳しいシーズンとなりそうです。また、3年生以下を対象とした試合(新人戦)が冬季よりはじまります。やることが沢山あって目が回りそうですが、私にとってもすばらしい時間であることに間違いはなさそうです。同じ時期に6年生はサヨナラ大会、最後の公式試合となります。思う存分力を出しきり、小学校時代の思い出をたくさんつくって下さい。
●しばらく、HPの掲載をお休みしていました。藤井さん、海老原さんいろいろありがとうございます。また、書き始めようと思いますので、これからもよろしくお願いします。今週号の最後に、既にご存知のお父さんお母さんがいらっしゃるかもしれませんが、小説「十二番目の天使」に登場するティモシー ノーブルの言葉を添えます。この主人公は体が小さく、野球も上手ではありませんでした。試合を重ねて行くうちに少しづつ、上手になりはじめ、最後には試合を見に来た全ての人達を感動させました。
『「ティモシー、もう一度みんなに例の言葉を聞かせてくれよ」彼は立ち上がり、握りしめた両手の拳を頭上に掲げて振りながら、大声を上げた。「あきらめるな!あきらめるな!絶対、絶対、あきらめるな!」次の瞬間、それは天使たち全員の合唱になっていた。「あきらめるな!あきらめるな!絶対、絶対、あきらめるな!…」そして「毎日、毎日あらゆる面で、僕らは良くなっている。」』(了)