| 副腎皮質ホルモン | 一般にステロイドといわれているもの。ステロイドは副作用の強い薬のひとつです。ステロイド剤には注射薬、内服薬、外用薬(塗薬、吸入薬、点鼻薬)などがありますが、外用薬はかなり副作用が少ない用法です。ステロイドの中にも作用の弱い物から強い物。また、持続時間の短い物から長い物まで数多くの種類があります。一般的に使用される疾患としては、喘息、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎、その他の皮膚科疾患、膠原病などがあります。外用薬は副作用が少ないので気軽に処方がされています。実際、長期に高濃度の使用を避ければ安全と考えられます。顔面については色素沈着が起きる事もありますので、長期の使用は控えた方がいいです。 内服、注射はやはり副作用が強いです。免疫力を低下させたり、高血圧や糖尿病を生じたり、脂肪沈着を来したりします。性成熟期の女性の場合は月経不順を生じる事もしばしば。 病気の程度によって慎重な投与が必要です。 |
| 抗生物質 | 細菌を殺したり、最近の増殖を抑える薬。ウイルスには効果が無い。 風邪の多くはウイルスなので風邪には効果が期待できない。風邪の後に2次的に生じる細菌感染症に対して予防的に投与することもある。飲み薬、注射用、外用薬などがある。副作用としては肝障害、腎障害、アレルギーなど。他に疾患の無いひとでは強い副作用が出る事は少ない。 作用機序は、細菌の細胞の壁を壊したり、細菌の遺伝子の複製が出来ないようにすることによる。 |
| 消炎鎮痛剤 | 解熱剤、鎮痛剤、消炎剤と、用途によっていろんな呼ばれ方をする。内服薬、注射薬、坐薬、外用薬など。比較的副作用の強い薬。 主な副作用としては、胃粘膜障害、腎障害、肝障害、血液障害(白血球、血小板減少など)などがある。胃腸障害、腎障害のある人はなるべく避ける必要がある。効果は非常に大きく、様々な症状を緩和する。 作用機序としては、炎症に伴って白血球などから産生される発熱物質、疼痛物質などの産生過程においての酵素反応を抑える。 |
| 潰瘍治療薬 | 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、食道炎などの治療薬。内服薬、注射薬。 副作用には、肝障害、腎障害、血液障害などがある。 作用機序は、胃粘膜の胃酸を生成する細胞への、分泌を刺激する物質に拮抗する。 |
| 胃粘膜保護剤 | いろんな種類の胃薬が含まれる。ほとんどが内服薬。水薬もある。一部注射薬もあり。劇的に効果がある薬はあまり無い。明らかに潰瘍や炎症がある時は潰瘍治療薬を中心に補助剤として投与する。軽い炎症や他剤による胃粘膜障害の予防として投与する。 作用機序は、物理的に胃粘膜に膜を張って胃酸による胃粘膜障害を抑えたり、胃粘膜の血流を良くしたり、粘膜保護物質の産生を増加させたりといろんな機序による。 |
| 降圧薬 | 血圧を下げる薬。飲み始めると一生止められないと勘違いしている方が多いのですが。そんな事はありません。血圧は肥満などとの関連も大きく、体重が減れば退薬する事も充分できます。減塩食も効果的。むくみが出るなどの副作用がまれにありますが、多くは安全な薬で、心臓に対しても良い働きを持つ薬が出て来ています。 |
| 高脂血症治療薬 | コレステロールの高い患者さんは思いのほか多いのです。治療対象としては一応220以上が対象となりますが、他に高血圧や糖尿病などの合併症が無い場合は240くらいまでは無治療で食事療法のみで経過を見ます。合併症のある方では、早くから投薬を開始し、220以下を目標に下げていきます。卵、レバー、木の実などにコレステロールは多く含まれるのでこれらの食品を取りすぎない様にする事が大切。 |
| 血糖降下剤 | 糖尿病において、血糖値を下げる為の薬。血糖を下げるインスリンは膵臓から出ますが、そのインスリンを多く出させる為の薬です。副作用としては血糖が下がりすぎる。などがあります。 この薬も肥満の解消により、糖尿病が良くなれば、退薬出来ます。 |
| インスリン | 血糖降下剤で充分にインスリンが出ない。あるいはインスリンが出てもインスリンそのものが気かなくなぅって入る場合に注射で使用します。一時的に使用して、インスリンを分泌している膵臓を休ませる事でふたたび回復すれば、インスリンは止める事も出来ます。回復しない場合には継続的に注射をする事になります。毎日の事なので覚えて、自己注射を行います。1日1回から4回使用します。 |
| 鎮静剤 | 精神安定剤。抗不安薬。不安をとったり抑鬱を解消したりします。精神的、肉体的なストレスから生じる心身症(肩凝り、頭痛、不眠など)に良く用います。 一部の安定剤には筋肉の緊張をほぐしたり、胃潰瘍治癒促進効果があったりして、心身症以外にも使用されます。 |
| 睡眠薬 | 睡眠薬の強さの判断には、効き始めの時間やスムーズさと、持続時間の二つがあります。同じ不眠であったも寝付きが悪い場合と、途中で起きてしまう場合とでは適する薬が異なります。睡眠薬を処方してもらう場合にはどちらの不眠なのかを医者に良く伝えて下さい。不安などがある場合の不眠の場合は睡眠薬よりも抗不安薬の方が良い場合があります。関係ないと思わずに、不安も医者に伝えて下さい。一部の薬には依存性がありますが、特に依存性の多くないものもありますので、眠れないストレスをいつまでも抱えずに服薬をオススメします。悪循環が無くなれば、眠れるようになる事も多いものです。上手く眠れるようになったら少しずつ減らしてやめることも出来ます。 |