ツールドフランスをより楽しく見るために
| ここでは、よりツールを楽しむことができるよう、素朴な疑問や楽しみ方をご紹介します。ご質問などがあれば、どんどんBBSに書きこみをしてください。直接メールしてくれても結構です。何でも知っているわけではないので、全てのことに関してお答えすることはできませんが、可能な限り、お調べしお答えしたいと思います。 |
★ ツールドフランスは一体何を争っている競技なのか?
| 基本的に、ツールドフランスは広大なフランス全土を21日間かけて自転車で走破し、その総合タイムを競う競技です。 しかし、それだけでは見所が少なく面白みにかけるので、平地でのスプリントや山岳でのヒルクライム、さらには中間スプリントなどの賞を設け、色々な要素を織り交ぜて競技を盛り上げています。 |
★ 個人競技?団体競技?
| 基本的に団体競技です。各チーム9人で構成され、1人あるいは2人のエースとそれをサポートするアシストにわかれます。 ただ、マイヨジョーヌを含め、メジャーな賞は個人に与えられます。各チームはこれらの賞をエースに取らせるために戦略をねり、チーム全員がそのために行動します。それゆえ、各チームのエースがこれらの賞を獲得したということはチームとして獲得したということに他ならないのです。 |
★ エースが複数いるのは何故?
| ツールドフランスは平地のステージと山岳ステージがあります。チームにスプリントのスペシャリストとクライマーがいる場合、平地ではスプリンターをアシストし山岳ではクライマーをアシストするということになるわけです。 |
★ なぜ集団になっている?
| レース中、選手達はよく集団になっています。これは単独で走るよりも集団で走行したほうが力を温存できるからです。というのも、先頭を切って走ると空気抵抗が想像以上に大きく、体力を消耗してしまうのです。自動車レースにいうスリップストリーム状態で走ることにより、勝負の決め所になるまでじっとしているのです。 |
★ 集団をコントロールするって?
| レース中、集団の先頭にあるチームの選手が集結し集団をコントロールすることがあります。これは、そのチームが集団の中からアタックする選手がでないようにするため、スピードを微妙に調整します。また、力のあるチームがこのような行動に出ることから精神的にプレッシャーをかけてアタックを阻止するという効果もあります。 コントロールは、主にレースに動きを出したくない場合に行われます。具体的には、体力を温存したいと考えている時に、他のチームからアタックがしかけられ集団のペースが上がってしまうことを避ける場合などに行われます。 |
★ 何故アタックするか?
| 選手はそれぞれいろんなタイプに分かれます。基本的にはスプリンタータイプかクライマータイプかという感じでしょう。その中でも、スプリントのスペシャリスト達はゴール前で強烈な脚を使いますから、通常の選手では絶対といってもいいくらい勝てません。そこで、ステージ優勝を狙う選手はその前に「逃げ」をうつ必要があるのです。 また、わざとアタックすることにより、そのステージで優勝を狙うチームに脚を使わせるという戦略的な場合もあります。 |
★ 先頭の小集団が先頭をクルクル入れ替えるのは何故?
| 先頭の小集団は後続の大集団に追いつかれると、自分達のステージ優勝はまずありえません。そこで、集団に追いつかれないように頑張って逃げる必要があります。しかし、1番前は風圧により体力の消耗が激しいため、皆なりたくありません。ただ、このことで牽制しあうと後続に追い付かれてしまうので、一旦チーム間の壁をこえ、協力し合うのです。このような、損得勘定による選手の行動が随所に見られるのがツールドフランスをはじめとする自転車レースの面白さの一つです。 |
★ 選手はレース中何を食べている?
| ツールドフランスでは、選手達は約3週間の間、毎日200キロ以上の距離を走りつづけます。レース中の彼らの1日の消費カロリーは2万キロカロリーともいわれ通常の人間では考えられない消費量です、それゆえ当日のレースのため、また翌日以降のレースのため、彼らはレース中もひっきりなしに食料を補給します。 彼らがよく食べているのは、チョコレートやパイなどの甘く高カロリーのものが多く、スポーツ用のチューブ状になった補給食なども摂取します。これらをどんどん食べ、消化・吸収しエネルギーに変えることができないと選手としてやっていくことは出来ません。ツールドフランスに出場できるということは、自転車競技のレベルが世界最高峰なだけではなく、内臓の強さも超人的レベルにあることを意味しています。 |
★ トイレしたくならないの?
| レースは時に6時間以上にもなり、4時間くらいは普通です。そして、その間、どんどん飲み食いをするわけですから、当然トイレに行きたくなります(笑)選手達はレースに動きがあまりない時に田園遅滞などの田舎道で立ちションします(笑) 選手達は、敵とはいえ3週間共に旅をする仲間でもありますから、トイレタイムにアタックをしかけて相手を出し抜くというようなことなしません。ただ、レース後半で全体のペースが上がってきた時にトイレをしてしまった場合は集団から置いて行かれてしまう場合があります。 また、大きい方の場合は先頭を引っ張っている選手達のところに行って、「ちょっと、大きいのしたくなっちゃった、頼むよ」なんてお願いすると、少しペースを下げてくれたりするそうです。その隙に、民家に突入したり、木陰でなさったりするそうですよ(~_~;) |
★ 集団が長くなる場合はどういう時?
| レース序盤などあまり動きがないときには、大集団は非常に密集して大きな塊になっています。しかし、動きが出てくると1列棒状になる場合があります。このような場合は、集団のペースが上がっていることを意味します。風圧を避けるためなるべく誰かの後ろにつきたいのです。 |
★ アシストの仕事って?
| 各チームのアシストは色々な役割を持っています。まず、1番重要なことはチームのエースをより上位でゴールさせるためにサポートすることです。具体的には自分が風よけになったり、エースがパンクなどのトラブルで集団から遅れた場合には後ろで待ち、引っ張って集団に復帰させたりします。また、エースが落車に巻きこまれないようにガードしたりすることもあります。その他には、選手集団の後方について走っているチームカーから水の入ったボトルを受け取り、チームメイトに配るという仕事もあります。また、ヘルメットやウインドブレーカーをエースに渡したり、受け取ったりもします。それこそ、エースのためチームのために何でもやるのがアシストたちなのです。 |
★ 補給のサコッシュ(小袋)取れなかったらどうするの?
| 長距離のステージでは補給ポイントがあり、各チームのアシストはマッサーと呼ばれるマッサージ師(実際は何でも屋)から食料や飲み物が入った小袋(サコッシュ)を受け取ります。ただ、集団で走りながらの補給なので、必ずしも全員がうまく取れない場合があります。その場合、アシストは集団の一番後ろにいる審判に「○人取れなかった、その分受け取りたい」と申請すれば、審判車より下がってチームカーから補給を受けることができるそうです。 |
★ ボーナスタイムって何?
| ボーナスタイムはTT(タイムトライアル)を除く、全ステージのスプリントポイントとゴールに設定されています。このタイムは個人総合タイムから減算されるので、ボーナスタイムと言われます。詳しくはトップページのポイント表のところを参照して下さい。 |
★ 一体どのくらいのスピードが出るの?
| プロ・ロードレーサー、しかも世界の頂点に立つ彼らの走るスピードは、通常は平坦で時速40キロ〜50キロ。ゴール前スプリントでは60キロを越えます。下り坂では130キロにもなることがあるようです。また、上りでも40キロオーバーで走ったりします。かなり、人間離れした方たちです(笑) |
★ 集団で走る時、あんなにくっついていて危なくない?
| 彼らは、一般人には想像もつかない非常に優れた身体能力と操作技術を持っています。しかも、年間の3分の1はレースをしているので、お互いに信頼関係もあるのです。それゆえ、ハンドル同士や車輪が10センチ以内にあったりしても大丈夫なのです。集団がどれほど密集しているかで、その集団のレベルや信頼関係がわかると言われています。 |
★ レースに動きがない時はつまらなくない?
| 確かに、平坦ステージの前半などはあまり動きがありません。そんな時は、フランスの農村地帯や街の景色を楽しむのがいいでしょう。ちょっとした環境ビデオなみの心地よさがあります。テレビの前で、フランスをドライブしている気になる、という楽しみ方もありです(^^) |
★ ジャージの色について
| 総合チャンピオンのジャージは何故黄色か?これは最初に主催していた新聞社の色が黄色だったからだそうです。ちなみに、山岳賞は最初のスポンサーの商品パッケージが赤い水玉だったということです。また、スプリント王はスポンサーが園芸用品店だったからです。意外とこんなところから始まっているんですね(^^) |
★ 国旗デザインのジャージ?
| 世界戦やナショナル選手権で優勝すると、1年間特別なジャージを着ることができます。世界チャンピオンは虹色のジャージ(アルカンシェル:フランス語で虹)、ナショナルチャンピオンは国旗をモチーフとしたジャージを着用しています。1度チャンピオンになると、生涯えり元や袖口に小さくその証をいれることができます。 |