| '99 ジャパンカップ観戦記 |
8回目を迎えた'99ジャパンカップに3年ぶり2度目の観戦をしてきた。また、せっかく遠い所に行く事でもあるし、前日から現地入りし、このために買ったようなフォールディングバイク・プジョー パシフィック18を持参し周辺をサイクリングしてきた。 宇都宮までの交通手段は、旅費が安く時間が有効に使える夜行バスを利用。(初めてのバス輪行で不安もあったが無事クリア) レース前日の10月30日、バスは、予定より30分ほど遅れ7時30分、宇都宮に着く。 |
| この観戦のプランの時、最後まで一番悩んだのがこのサイクリングである。 近郊の観光地としては、日光、鬼怒川、益子などがあるが、何分遠い土地のためよくわからない。(前回の96年の時は、バスで中禅寺湖を訪れた。しかし、こいつで"いろは坂は、、、") 結局、今回は、鬼怒川、今市、大谷と走ることに。 取りあえず、駅前のマクドナルドで朝食のあと鹿沼を目指し走り出す。 鹿沼から鬼怒川まで東武鉄道で輪行。 |
駅から少し走り、鬼怒川公園岩風呂に。さっそく温泉に浸かり疲れをいやす。それから今市まで鬼怒川沿いに走るが、途中から日光杉並街道に入る。交通量も少なく中々感じのいい道。 今市で昼食を済ませた後も日光杉並街道を走る。 途中から森林公園を経て宇都宮に向かう道に入る。 秋空に古賀志山が映える。 ちょうど前日に開催のアマレースが終わったばかりなので森林公園にも寄ってみようとしたが入り口にある登りを見てUターン。 もうかなり体力を使っているようで足もつりそう。それに尻が痛い。今回、プジョーパシフィック18で初めての長距離だが、普段100kmぐらいで尻が痛くなったこともないし、今後の課題として検討しなければならない。 |
| 森林公園は、翌日にどうせ行くし あきらめ大谷資料館に寄ってみることにする。 この辺りは、大谷石の産地で普通の家でも塀にブロックなど使わず大谷石がふんだんに使われている。小屋、ガレージ、家そのものが大谷石の家もある。 この資料館、展示されている資料より採鉱跡の現場がすごい。階段を降りていくと地下の巨大空間が現れる。一見の価値あり。でも ふと、何年か前の大陥没したニュースが脳裏に過ぎる。 大谷資料館を出て今夜の宿の宇都宮に向かう。交通量が増え出す。 宇都宮に着き、ホテルにチェックイン後、選手が泊まるニューイタヤに出向き そこで大会プログラム(\500)と選手のリストを入手する。 |
| 宇都宮は、餃子が名物らしく夕食にホテルで教えてもらったギョーザ屋に行くが、長蛇の列。並んでまで食べる気にはならないのでホテルに戻り近くのラーメン屋でラーメンとギョーザを食べる。 夜から雨が降り出す。昼間は、晴天だったが、夕方ぐらいから曇りだしていたが、まさか雨になるとは。翌日の天気が気にかかるが、天気予報では、曇り、午後からは、回復に向かうらしく降水確率も低いので一安心。 翌日、目覚めると真っ先に外を見る。雨は、降っていないし、路面もぬれていないようだ。 8時ごろチェックアウトし、会場に向かう。途中、コンビニでおにぎりを購入。 何台かのルーフにロードレーサーを載せた車が、追い越していく。 森林公園への分岐を過ぎると駐車場やバス停から歩く人が急に増え出す。それに自転車も増え出す。 |
いよいよスタート・ゴール地点となる森林公園に着く。黄色のレガシーのニュートラルサービスカーが目に入る。プジョーをがっちり施錠しブース巡りを始める。インターマックスも出展している。今中さんも今や立派なビジネスマン。バンダナと巾着袋を買う。もう少し高価でもいいから品質のいいのが欲しいところ。 会場では、フランス語でアナウンスが流れている。 選手紹介が市川さんの司会により始まる。 フランスのチームにはフランス語で、イタリアのチームにはイタリア語で現役時代のエピソードも交えながら紹介していく。たいしたものである。 紹介の後、選手は、その場で出走サインをしていく。 スタート時間の10時に近づく。今回は、カメラ&ビデオなのでビデオは三脚で、カメラは手持ちでねらう。 パーンと乾いたピストル音でついにジャパンカップがスタートした。 拍手と歓声で選手を送り出した後、続くレガシーのサポートカー軍団を見送る。 それが終わるとみんなゾロゾロと古賀志林道に行き出す。 一周めは、古賀志林道までは行かず、すぐ近くの補給ポイントで選手を待つ。 目の前は、赤川ダムでダム湖の湖面が美しい。一周めは、数名の選手が逃げて戻ってきた。その後に続く集団が通過した後、古賀志林道に向かう。 湖畔などでキャンプをしている人たちも結構いるようでチェアーでくつろぎながらの観戦、優雅でうらやましい。 |
釣り堀のある所を過ぎると古賀志林道。歩いてもかなりの勾配で息切れする。3周め、この昇りの途中で待つ。チアホーンや歓声でにぎやかなこと。それに路面へのペイントも増えだす。(でも前日のレースの知らない選手<失礼>の名前が多いのが残念) メルカトーネ・ウノのジャンマリオ・オルテンツィが若干のリードで集団が続く。 集団が通過した後、更に頂上を目指し移動する。山の中であるが結構 観客は、いるし、ラジオの実況中継のポイントもある。 頂上に着く。3、6、9周めは、山岳賞のポイント対象となる地点でもある。 売店や簡易トイレも設置されておりいい観戦ポイントでもある。 この頂上で2周回、選手の通過を見送る。 BSの福島選手とEZAKの栗村選手もジャンマリオ・オルテンツィらと逃げている。4分ほどの差だ。 |
みんな選手の通過の合間をぬって自転車で昇ってくる。(下りは、一切進入禁止)自分も昇ってきたくなり、一旦下り、再度、プジョーパシフィック18で果敢に(?)頂上をアッタクする。 小雨がパラつき始めるが、ほどなく止む。 古賀志林道に入ると観戦している人たちからチアーホーンや"アレッ、アレッ"と声援を受ける。最初は、恥ずかしい感じだったが、だんだんうれしくなり、声援に手を振りながら昇りだす。途中、選手の通過があると当然、降りて進路を譲る。 ジャンマリオ・オルテンツィの独走だ。前の周回までいっしょに逃げていた日本の選手2人の姿がない。力尽きたか? その後、集団が通過。トップと集団との差が縮まってきている。再び走り出そうとすると集団から大きく遅れている選手がやって来た。声援だけでなく観客のプッシュ付きだ。 まったく本場の感じ。(実物は、見たことないけど) |
| あと2周を残しゴールに向かう。プジョーパシフィック18でコーナーを攻めながらロードレーサーに追走する。勘違いと思うが、結構付いて行ける。(完全な勘違いか!?) ゴールのやや後方で最終回を見送る。逃げていた選手は、既に集団に飲み込まれている。ジャンが入り、猛烈な勢いで古賀志林道に消えていく。 20数分後、いよいよゴール。アナウンスが状況を実況するが、姿は見えない。 |
やがてビデオカメラのファインダーの中にサポートカーに載せたホイールが見える。来た!遠くて見え辛いがゴールスプリントが始める。 優勝は、メルカトーネ・ウノのセルジョ・バルベーロ。同じチームのジャンマリオが逃げていたので有利だったのだろう。 4時間余りの戦いが終わる。いいレースだった。来てよかった。すぐに表彰式が始まる。フランス語のアナウンス付きで。イタリアの国歌が流れる。 表彰式が終わると選手の控えのテントに人が流れ出す。サインやボトルをもらったりしている。"私も"と思うが人が多くて近づけないのであきらめる。 |
| そうしているうち、会場では後片付けが始まる。なんか祭りの後の寂しさのようなものを感じ、"ジャパンカップが終わったんだ"としんみり思う。 時刻は15時過ぎ、私も会場を後にする。森林公園の入り口のバス停や駐車場に向かい大勢の人が歩いている。みんな満足そうなのが後姿でもわかる。 機会があれば、また来年も行ってみたい。そんな気にさせる99ジャパンカップだった。 |
| HOME |