| 第30回全日本実業団自転車競技選手権大会観戦記 |
99年9月25日(土)、26日(日)の両日に全日本実業団トラックレースが長野五輪スピードスケート500mのゴールドメダリスト清水宏保選手を迎えて明石で開催された。私の地元と言うこともあり、26日(日)家族を引き連れて観戦してきた。 |
| 明石市の広報誌で大会の開催と清水選手の参加を知り、早速 役所に時間等を問い合せるが、その時、担当者が『大会役員と選手しかいない』と嘆いていたが、いざ会場に着くと満員とは言わないが自転車ファン以外の人と報道陣が結構来ており『さすがゴールドメダリストのネームバリューは、すごい。』と言うのが第一印象。(清水選手が来なければ私も行かなかった?) 大会プログラムを500円で購入し、スタンドに移動する。と言っても一番奥の隅っこに当たる第3コーナーから第4コーナーにかけてしかスタンドがない。ホームストレッチ側は関係者しか入れない感じだし、バックストレッチ側は、通路のような所での立ち見となる。それにスタンドにしても前列の方は、金網が近く見づらい。後列は、当然バンクから遠くなるし、2006年に国体開催時の会場予定らしいが、それまでにどうにかして欲しい。 |
| 着いた時、ちょうど男子スプリントの決勝が行われていた。 清水選手は、前日の予選の200mフライング タイムトライアル(以下、T.Tと略す)を11秒170のトップで通過するが、決勝は、棄権したらしい。1kmT.Tにかけるためと翌日の新聞で目にするが、それと多分、不慣れなレースでの接触落車を恐れてのことと思う。 優勝は、丸山 繁一選手( ベロチスタ・タニムラパールイズミ)。 次は、エリミネイション・レース決勝。以前は、ミス アンド アウト・レースと呼ばれていた周回毎の最後尾者が除かれていくレース。30名弱のレーサーが走る光景は、迫力があり、且つ美しい。 優勝は、岡本健選手(チェブロアートネイチャー )。 続いて女子500mT.T・レース決勝。10名ほどのレーサーがエントリーするが、その中にパルコの鈴木祐美子選手がいたのには、失礼な言い方かも知れないが、正直驚いた。 ソウル、バルセロナ、アトランタのオリンピックの国内予選で今回の清水選手同様、当時のスピードスケート界のスーパースター橋本聖子選手(今は、ご存知、国会議員の)の挑戦を受け涙をのんだ選手だ。敬意を表したく思った。 優勝は、門脇真由美選手( チェブロアートネイチャー )。タイムは、39秒490。 花束を持ってのウイニングラン、観客の拍手に応えるとかして欲しかった。普段より多くの人も来てるんだから。 余談ながら長野五輪スピードスケート女子500メートルで銅メダルを獲得した岡崎朋美選手も自転車でシドニー五輪を目指す可能性が出てるらしい。 |
いよいよ1000m
T.T。報道陣がいっぱい集まってくる。清水選手は、8組めの出走。その前の7組めに同じくスケート界から参戦した武田選手が出走する。『何か変な走りをしているなあ』と思っているとパンクらしく再出走となる。 それまでの出走の選手は、1分10秒代が多く、清水選手への期待がよりふくらむ。隣りの図書館の屋上からも多くの人が見守る。 その中、カウントダウンによるバックストレッチからのロケットスタート。今まで出走した選手とは明らかに勢いが違う。 |
| しかし、しかし、後半タイムが延びない。 成績(タイム)は、1分9秒138の6位。記録は、ぜんぜん平凡と言うかそれ以下で、少しがっかり。本人もあっさり認めているようにこの程度じゃ、高校生のトップ以下だし、五輪の国内予選に競輪の稲村や十文字が入って来ればシドニーは、かなり難しい。 優勝は、再出走となった武田豊樹選手。1分7秒174。 |
興味のあるところで清水選手のマシンは、リムもタイヤもステアリングまで黄色づくめのT.T用マシンを始め、スプリント、ロード共に全てナガサワ製。上の写真の左から清水選手、武田選手のT.T、スプリントの各順。ロードはカンパのレコードフルセットにダウンチューブの太いパイプの今風のレーサー。 他の選手が比較的のんびり(?)、その辺にいるのに対し、清水選手は、見かけない。注目度が高く、別の次元で大変な感じに見えた。 |
そんな中、記者会見の帰りを待ち伏せ、サインをゲット。でも翌日からスケートの練習が始まるとかで途中で会場をあとにしたようだった。 期待が大きかっただけに残念だったが、このビッグネーム。集客数や他の選手の刺激になり底上げが図られればいいのだが。 でもスケート界から自転車レース参戦と言うか、単にオリンピックだけを照準にするやり方は、抵抗もある。 と言うのは6月のアジア選手権でスケート界からの参戦組みなしで五輪出場枠を取っているからだ。 できるなら彼ら自身が(も)五輪出場枠を取って国内予選に挑むべきと考える。 長いスパンで取り組んでほしいと願う。 1自転車ファンの自転車を取り巻く環境の向上を願いとして。 |
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