'00 ジャパンカップ観戦記
 
今回で3回目となるジャパンカップ観戦。
今までは、京都から宇都宮までの夜行バスを使ったが、今回は、神戸から出る新宿行きの夜行バスを使い、昼過ぎまで東京をぶらつくことに。

早朝、新宿に着いた後、都庁、半蔵門から桜田門、月島と行き、隅田川沿いに上がり、浅草、上野と70km近くを走る。

昼過ぎの上野発のJR快速に乗り宇都宮に15時過ぎに着く。宇都宮の街にも慣れ、早速、選手の常宿のホテル・イタヤに直行する。あいにく選手は、見かけないがLOTTOチームのリーフレットをゲット。
ファンドワウエルドマルベ そのままホテルを後にして宇都宮の繁華街に向かう。すると前からLOTTOのロゴの入った上着を着た二人が歩いてくる。名前は、知らない選手だが、チミルでないのは判る。一旦、そのまますれ違うが、追いかけてサインを求める。すると先ほどホテルでゲットしたリーフレットを指しの自分の写真が載っているページを開きそこにサインを。この二人、サインをもらってから判ったのだが、クルト・バンドウァウエルとセバスティアン・ドマルベ。
ファンドワウエルとドマルベのサイン
更に進んでいるとCOFIDISの上着を着た二人が。再び、一旦、すれ違い、信号待ちの二人に追いつく。二人も私のプジョーパシフィック18に興味があるみたいでこちらを見ている。すかさずニッコリ笑ってサインをおねだり。1人は、なんとヨー・プランカート。もう1人は、選手じゃないみたいでサインをもらえなかった。(フランス語でしゃっべてくれるのでさっぱりわからない) プランカート
プランカートのサイン
更にウロウロするが、もう選手とは遭遇できずホテルに戻る。来年から私もイタヤにしようかな?と思う。夕食に行く頃から雨が降り出す。明日の朝にはあがってくれと願う。

しかし、この願いも空しく朝も雨。覚悟を決め雨の中、森林公園に向かう。途中、コンビニで傘をさしたままでも食べやすいようにとおにぎりを買う。

しかし、雨の中を走ることなんて何年ぶりだろうかと思う。いろいろ雨中のサイクリングのシーンが脳裏に浮かぶ。
いつもだったら結構、ロードレーサーに乗った人が追い越していくところだが、さすがに今日はいない。

上着は、マウンテンパーカーなので大丈夫だが、ズボンは、東北自動車道と交差する辺りに着く頃には、完全にびしょ濡れ状態。こんなになるんだったらボトムの方も持ってくるか、自転車を駅近くに置いてバスで来れば良かったと思うが、後の祭り。
森林公園の入り口辺りから車を置いて森林公園に向け歩く人や自転車で行く人が増え出す。
スタンド入場券やっとのことで会場に着く。まずは、ブースを見回すがやはり少ない。雨で余り動けないと思うので初めて有料のスタンドに入る。2000円で500円のプログラムとペットボトルが付いてくる。
選手のリストを見るが、前年優勝のバルベーロは、ゼッケン番号が11に。以前も取り上げられていたが、やっぱ1番を与えるべきでしょ。

昨年のように華やいだ選手紹介もなく個別に出走サインをしてまたピットに戻っていく。

10時前になり選手がぱらぱらと出てくる。しかし、レインウェアを着ているせいでチームや選手が判りにくい。ミヤタの真鍋選手がスタンドに向かって『応援、お願いします』と言ってくる。ロットの選手は、後輪が気になるようで、ニュートラルサポートのバイクから後輪を交換してもらっている。
そんな内にスタートとなる。橋佐古選手がセオリー通り(?)飛び出す。
逃げるランプレの二人結果としてこの飛び出しに反応したかどうかで勝負が決まったようなもので集団との差は広がる一方でゴールを迎えることになった。
レースの詳細なレポートは、今年からできたオフィシャルのホームページや雑誌などに譲るとして、雨中のレースと言う事もあり、いつもより選手のマッサージオイルの香りがきつい感じが。
追う後続集団雨で動く気力が失せ、そのまま3周回ほどスタンドで観戦するが、吐く息も白く、だんだん寒さが応えてくるので動かねばと思い、古賀志林道に向かう。例年より観客は、少ないが、湖畔でキャンプをしている人もいるし、悪魔おじさんのやりを持って応援する熱心なファンを見かける。どこで手に入れたんだろう?と思いつつ取りあえず頂上を目指す。
追う後続集団周回を重ねるが、ますますトップグループと後続の差は、開く。更に7周めからランプレのミッサーリャとコドルがアタックをかけ抜け出す。今回の目玉のガルゼッリも体調不調らしく元気がない。今年で引退らしいポデンツァーナも集団の後ろで遅れ出す。声援を送る。もう一つの目玉、チミル率いるロットも元気がない。日本のスポンサーが絡んでいるランプレ・ダイキンとファームフリッツ・コガミヤタが結果を出した感じか?
最終兵器、プッシュ!9周めでゴール前に向かうが、その途中で通過する後続集団の後ろにいたランプレのピノッティが受け取ったばかりと思われるアルミホイルに包まれた補給食を2つ投げ捨て古賀志林道に向かって行った。
ランプレの補給食その内の1つが目の前に転がり込んできたのでゲットする。ほんのりと暖かい。スタンドに戻り、先ほどのアルミホイルを開いてみるとボール型のパンにスリットを入れジャム(?)を入れたもので食べてみるとすごく甘かった。
そんなことをしている内、最終回のジャンが入り、ランプレの二人が通過していく。
3分ほどの遅れでセルペッリーニとクレインネンが、更に6分ほどの遅れで橋川が続く。
ランプレの 1-2 フィニッシュそうしている内、トップを行く二人のゴールに備え雨で汚れたシャツを脱いで身だしなみを整えるところがスタンドの前のオーロラビジョンに映し出される。
やがて二人が大きく手を上げてゴール。
そして3位にセルペッリーニが入って来た。ランプレの1-2-3フィニッシュだ !!!

当初、オフィシャルのホームページで来日メンバーにカメンツィンやシモーニの名前もあり、それがいつの間にか消え、がっかりしていたが、それを吹き飛ばしておつりのある大活躍である。
ランプレ、表彰台を独占表彰台にランプレの3人が並ぶ。この時の写真は、2週間後の東京のサイクルショーのフォンドリエストのブースに誇らしげに飾られていた。
でも今回、雨のせいか表彰式が長々しい感じがした。また、それに花束は、お偉いさんじゃなくてお姉さんがそのまま渡す方式にした方がいいヨ。その方が選手もうれしいヨ、きっと。
表彰式も終わり森林公園をあとにしようとするとレガシーが目の前に止まり助手席の窓が開く。助手席の人物は、解説を務めていた今中大介さん。『朝、来る時も見かけましたヨ。宇都宮までですか?』と声をかけられる。
再び雨の中を走り宇都宮に着く頃、ようやく雨も上がる。
ズボンを買いに行き、そこで銭湯を教えてもらい冷え切った体を温め宇都宮を後にした。

来年は、ジャパンカップも10回め。なにか特別な大会。できればワールドカップにならないかな?
それと晴天を望んで夜行バスの中で眠りについていった。
 
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