5th TOUR OF JAPAN 奈良ステージ観戦記

 
2000年5月22日(月)、前日から始まった第5回TOUR OF JAPANの第二ステージは、昨年同様に奈良の東大寺をスタートし約18Km東に位置する布目ダムまでパレード走行後、1周10Kmのダム湖を12周する全長146.20Kmのコースを、五月晴れの晴天に恵まれた中、争われた。
 
観戦は、コース上、唯一の登りである布目ダムへの登りの途中に陣取るが、昨年とは、逆にコースは、ダム湖を右周りの周回となるため、昨年とは逆側である。

1周目、何故かマビックのサポートカーを先頭に(先導車がミスコースしたらしい)、少しあいて審判車、大集団、スバルレガシーのサポートカー軍団と続く。

昨年のポルティに代り、来日チームで唯一のディビジョン1となるビーニカルディローラは、知名度は、今一の感だが、今年のジロでもカサグランデが活躍していたし、来日メンバーの中には、96のジャパンカップに優勝したジャネッティもいる。
偶然、その時、ジャパンカップに観戦行っていたし、今回、段ボールで即席のネームボードを作りジャネッティを応援する。でも集団の中で見つけられない。他の注目メンバーとしては、アレクシアのミナーリだが、こちらも見つけられない。
ムロズがコントロールする集団2周めに入りBSアンカーの橋川選手がほんの少しのリードで坂を駆け上がる。

その後吸収され、昨年の優勝チームであり前日の大阪ステージも取ったムロズがレースを完全にコントロールする。

5周め、グリーンのチャンピョンジャージを着るムロズのミツケビッチを含む3人が集団から50秒ほど抜け出す。

6周めも3人の逃げが続くが、ビーニの追撃が始まり第2集団の前を引っ張る。
7周め、3人の逃げがつぶれる。
8周め、ゲロルシュタイナーの3人、ムロズの2人、ビュステンロートの2人を含んだ10人ほどが逃げる。動きが激しくなり出す。
後続の集団で坂を登った所でバイクを代えようとして急に進路を変えたビュステンロートの選手がキナンの選手と接触するが、落車には至らず。
 
ゴール!9周め、10人ほどの逃げが続く。1分30秒ほどのアドバンテージ。

最終周、ムロズのワデツキとゲロルシュタイナーのハーゼルバッヒャールの二人が飛出す。
ゴール前の登りは、ワデツキ、ハーゼルバッヒャールの順で後続に16秒の差をつけ 入る。
(見えない所でこの二人に何があったのか知らないが、ゴール後、ワデツキにつかみかかりにいったらしい。それがその後のジャネッティの総合優勝の伏線に・・・。) 
 
ジャネッティ & ミナーリその後、続々とゴールして来る選手の写真を身近で撮る。
中には、走っていた選手もミナーリやジャネッティを写真に。

そんな中、表彰に関係ない選手は、サッサとバスに乗り込んでいく。

レース自身は、少し単調な感じだったが、身近に、しかも昨年に続き好天に恵まれ、非常に楽しめた。(でも、もっとワイワイ応援できる雰囲気が欲しい !)
後日、スカイパーフェクTVで始まったジロ・デ・イタリアを見ているとTOJの様な飛び飛びの転戦ではなく連戦と言うか町から町へと続くレースで周回コースもない。見る方は、この方がいいが、一部の人のレースになってしまっている感が拒めない。
奈良ステージは、良い方だと思うが、もっと"日本"をアピールできるようなコース、例えば富士を周回しゴールは、五合めと言うのは、出来すぎかも知れないが、周回コースの転戦だけでは、物足りない感じがする。

それと考えて欲しいのは"リーダージャージ"。原色・無地で解り易いと言えばそうだが、芸が無さ過ぎる。浮世絵風とか、桜吹雪の金さん風とか、あるいは、主催のひとつの朝日新聞の社標(?)をアレンジしたライジングサン(そう言えばジロもツールもリーダージャージは、主催の新聞社のイメージカラーから来てるんですよね)、とか日本をモチーフしたもので『日本のレースでこんなジャージを獲ったぜ』と自慢できるようなデザインジャージを取り入れて欲しい。

五月晴の日本を快走するツアー・オブ・ジャパンがよりすばらしいレースになることを願う。
 
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