'04 ジャパンカップ観戦記
 
今年の目玉は、何と言っても22歳でジロ優勝を飾ったダミアーノ・クネゴの来日である。前週のワールドカップ第10戦ジロ・デ・ロンバルディアでも優勝をし、UCIランキング1位での来日である。しかもUCIランキングは2位のベッティーニとは6.4ポイントの僅差であり本気度モードのレースが期待できた。ベッティーニは世界戦をアクシデントでリタイヤする結果に終わっているが、彼の所属チームであるクイックステップが当初の参戦予定のロット・ドモに代わり参戦して来るのも興味深いところ。どうせならベッティーニにも来て欲しかった?
また、残念なのは、ディフェンディングチャンピオンであり3連覇がかかっていたバルベーロの参戦がないことである。
サインに応じるランプレの選手3年ぶりにプジョーの折りたたみバイク持参の観戦となったが、好天にも恵まれ機能を充分に発揮できた。
東北自動車道の辺りまで来た所で10月の後半と言うのに暖かくウィンドブレーカを脱いでいると会場に向かうシマノやミヤタの選手に抜かされる。

会場に着くといつものように先ずはスタンドの席を確保し、ブースを見てまわる。
やっぱり、クネゴ来日のサエコ、キャノンデールのブースは結構賑わっている。そしてマイヤローザが誇らしげに。サエコの選手がブースに来ると言う話だったが、どうせクネゴは来ないだろうと高をくくりスタンドに戻り、出走サインに現れる選手を観る。
ところが、クネゴは、ブースに現れたようだが、後の祭りである。

毎回であるが、選手が次々に出走サインに現れ出すとワクワクしだす。
そして遂にクネゴ登場となるとカメラマンが一気に増える。クネゴといっしょにサインに来たベルタニョッリはゼッケンを裏表に付けていてカメラマンに指摘を受けていた。
前日に起きた新潟県中越地震の犠牲者に対する黙祷やシマノの今西選手の引退セレモニーのあと、簡単なクネゴの挨拶が続き、レースが始まった。

サポートカーは、お馴染みのスバル・レガシーだが、TOJの時と違ってメタリックの青一色からシルバーを始め多色化に。メタリックの青は決して嫌いな色じゃないが、やっぱり青一色より良い感じ。

田野交差点の手前 スタートを見送ったあと、今回、先ずは田野の交差点を目指す。最終周回コースの一筋西側の細い道を使い田野を目指す。途中、萩辺りで先頭集団が東方に見えるコースを通過していくのを見送る。コースに近づきたいが、道がなく遠くから見送る結果に。集団の後方は、結構、話しながら走っているのが見える。

この一筋西側の細い道からでは途中で選手が来た場合、近づけないが、アップダウンもなく田野に向かえるので便利である。田野では、森林公園とは違った雰囲気でレースファンより近所の方々が好天の中、イスを持ち出しのんびり観戦ムード。

先頭は12名の集団で通過。例年と異なり日本人だけでなく海外トレードチームの選手も含まれている。その後、2分弱の遅れでメイン集団が通過。

監督の指示を仰ぐフエンテ後方のサポートカーの隊列ではサエコの選手が集団から下がり監督と何やら話をしながら通過。
無線は付けているはずだけど、周囲にいるライバルチームに聞かれたくない内容か・・・?

通過スピードが早いこともあり、一周で観戦を終え、森林公園に戻ることにする。
それにしてもやはり自転車があると行動範囲が広がり便利!宇都宮駅前にレンタサイクルがあれば、より良いんだけど・・・。

観戦スタンドに戻り、2周回見送る。
未だ、岡崎選手ら日本人を含む10人程度の集団が2分ほど、メイン集団をリードしている。

その後、プジョーの折りたたみバイクにビデオカメラを取り付け、オンボードカメラ気分で古賀志林道の頂上を目指す。(帰宅後、見てみるとハァー、ハァー言っている息使いが物悲しかった。)選手通過後の古賀志林道は、晴天と相まって歩行者天国状態で少し走りつらい。
頂上で5周回めを観戦し、古賀志林道の中腹まで下る。毎年、結構、にぎやかな応援が見られ、おもしろいポイントでもある。
追う集団7周回に入ると先頭とメイン集団の差は、1分以下になってきた。追う集団の先頭は、サエコが引っ張っている。
ペースはかなり上がってきて集団がばらつき始める。

9周めは、スタンドに戻り観戦をするが、先頭集団と小さくなった追走集団との差は30秒くらいになってきた。追走集団は、相変わらずサエコが引っ張っている。完全にレースが動き出した。
ゴール!10周めは、既に集団は吸収・分断が行われメンバーかかなり入れ替わっている。しかし、ここでもサエコがしっかりとコントロールしている。

そして、ついに最終回。ジャンが入り、先頭グループがすごい勢いで通過していく。サエコが3人、クイックステップ、ランプレが各1人で圧倒的にサエコ有利。10秒遅れでシマノの狩野を含んだ4人が通過。

通過後、私を始めスタンドの観客は、オーロラビジョンに見入る。
そこにクネゴのアタックが映る。古賀志林道でクネゴが動いた。後続を振り切り独走!
しかし、下り終え、再びオーロラビジョンが映し出したのはクイックステップとの2人に。昨年2位のシンケビッツである。

いよいよゴール前、"シンケビッツが前に出た。"の実況の中、その態勢のままゴールに。
40秒ほど遅れ、ランプレのクインツァート、サエコのシュミット、ベルタニョッリがゴール。更に選手がゴールする中、クネゴがコースを逆走しオーロラビジョンの前で止まり声援に応え手を振る。
その後もゴールが続くが、会場を沸かしたのは、サエコ、ランプレ、アクションATIの3選手が手をつないでのゴール。
間違えた!?3位の紹介なのに・・・・? 表彰式は、ちょっとした笑いの渦が。3位のクインツァートが紹介されたのに全員が手を挙げ、会場から笑いが。
シンケビッツが"ボクじゃなかったの?"のような表情。クネガも"やってもたぁ"のような表情が可愛かった。
今まで気付かなかったけど、紹介は、1位から?

その後、森林公園に初めてドイツ国歌が流れ、2004年ジャパンカップは幕を閉じた。


後日、雑誌などでクネゴが勝ちを譲った記事を見て、正直、驚いた。
UCIランキングの1位は確定だったし、シモーニとの件での批判も受け判らないでもないが・・・。
でも、あのアシストの懸命な走りを考えると批判も当然か?の感じもする。
今回の大誤算は、新調したデジカメと小型のビデオカメラであった。デジカメは、レリーズレスポンスが悪く、思った所でシャッターが切れない、ピントが合わないの連続であった。ビデオカメラは、メガピクセルの謳い文句とは、裏腹に動画から切り出した静止画はご覧の通りである。
そこで2005年1月、遂にデジイチ、デジタル一眼レフカメラ、ニコンD70を購入した。3コマ/秒の連写に惹かれ購入。思った所でビシビシ、シャッターで切れる。いやー、コンパクトデジカメとは、やっぱー、違う!今から楽しみな機材である。でも、これでダメだったら腕が悪いと言うことを世間に広めることに・・・・・。
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