G戦記
今年のジャイアンツ 『投壊』これが今年のジャイアンツの投手陣に起こっている現象。僕の意見をまとめると3つ。
まず1キャンプへの取り組み方であろう。去年は圧倒的強さで日本一になったジャイアンツ。そしてシーズン後のV旅行やTVへの出演。これで選手が引き締まった気持ちで 野球に取り組む事ができなかったのであろう。
2つめ。キャッチャー阿部の責任。今年からGの一員になった阿部慎之介捕手を長嶋監督が1年目から使っていると言う事は多少は投
壊に影響されているはずである。1年目と言うことで先輩キャッチャーの村田真一、村田善則にさすがにリードは及ばない。でもこの問題
はあまり気にする事はない。なにしろ阿部には他のGのキャッチャーにはない最大の武器『強肩』があるから。
3つめ。ベテラン投手のケガ、不調。本来なら今年1軍のマウンドで若手に負けずバンバン投げているはずの工藤、斎藤雅そして桑田。
はっきりいってこの3人で今年はうまく行けば25勝〜30勝はできたはず。だが3人ともシーズンが始まって1ヶ月あまりでリタイアしてしまった。監督もこの3人で阿部を一人前のキャッチャーに育てたかったはず。
確かに予定どうりに行かないのがペナントレースだがこの3人の離脱はあまりにも大きい誤算になってしまった。(3人のケガのおかげで一軍に上がったピッチャーはいるが・・)
これが今年の『投壊』の理由だと思う。
打撃陣に関しても問題はたくさんある。全体的に見てみるとまずまだ粗削りが多いと言う事。1番から8番までみんながホームランを狙っているようなチームは勝てる試合と言うのが限られてくるように思う。だが江藤、松井、清原、清水はよくこのことを理解していると思う。江藤はよくベンチからエンドランのサインが出る。それを江藤は完璧に近い形で成功させてしまう。見ていてチームを勝たせたいという気持ちがよく出ている。清水なんかもそうだ。徹底したダウンスウィングでチームを助けている。松井は4番としての働きをうまくこなしている。それを代表する試合が5月中頃の対ヤクルト戦だろう。それまでに松井はホームラン、スリーベース、ツーベースを放っていた。が肝心のチームはこの日も負けている。最終打席で松井はレフトにヒットを打った。止まっていればサイクルヒット達成!が松井はベースを蹴ってセカンドへ。松井は自分の記録を蹴ってチームの勝利を選んだ。結局試合に負けはしたものの選手には松井のチームに対する情熱を感じ取っただろうと思う。
次に個人に関してだが上に書いたことが関係してくる。まず仁志。開幕から3割を越す打率を残していた。が今では打率は2割5分前後にとどまっている。ホームランは10本も打っている。もうどう言うことだか分かったと思う。大きいのを狙いすぎているのだ。5月に2試合連続でどでかいホームランを打ってしまったことによってつい振りが大きくなっているのだ。ライトへ流す事をおぼえてくれたら今からでも3割は打てるだろう。仁志の次に出てくるのがニ岡。長嶋監督から3割30本30盗塁はできると言われだめになった。彼は少し調子に乗ってると言ういい方をしたら悪いがちやほやされている事がだめなようだ。女性からの絶大な人気で自分はスーパースターだと思っている部分が少なからずあると思う。
だが、収穫だってたくさんある。若手の成長だ。今年プロ7年目の福井、4年目の川中そして正捕手阿部だ。福井は元木のようなスーパーサブ的な働きをしている。守るポジションはバッテリー以外すべてだ。川中も代打の切り札としてがんばっている。そして阿部。開幕からGの正捕手としてよくがんばっている。インサイドワークはまだ未熟な部分があってもあの強肩は魅力的だ。バッティングも遅いボールを崩されずに打つという武器を持っている。どんなチームにも問題点はたくさんある。そしてそれが野球だ。ここからが勝負だ!巨人軍!