(長崎県)黒島1泊2日のナイトセーリング
ゴールデンウィーク後半(5月3日4日)
ファースト、5名(古川、諸岡、江頭、山崎、小林、)
ビクトリークレスト、 5名(永尾、江口、西村、梶山、岸)

ゴールデンウィーク後半は、ナイトセーリング、及び平戸瀬戸航海の勉強を兼ね、AM2:30に出港する事にした。
又、江頭さんのリクエストで黒島の教会を視察したいとの事で、長崎県黒島を目的地として、江口さんに今回のナイトセーリングを
アレンジして頂いた。(片道10時間の予定)

風2m 波1m 北よりの風 晴れ
AM2:30出港 風も無く、波も無く、静かに機走で出港した。
メーンセールは上げていたが、セールは機走で進む風に揺れるだけである。
闇夜の中ビクトリー クレスト号は神集島の水銀灯の明かりを目指して進んだ。
江口さんがバウに立ち、サーチライトで 魚網や浮遊物を監視してくれた。
呼子近くに差し掛かると灯台や浮標の明かりが点灯している。
江口さんがメモ紙を取り出し、灯台の明かりの点滅回数を確認し始めた。
点滅の回数と、そのリズムで何処の灯台かが分るとの事だ。
何処の灯台かを確認し、ビクトリーの位置を知るとの事で、丁寧に教えてもらった。
目的地へは一直線に行けない。GPSが使えない場合大変大切な知識である。
人間の目は凄いと思った。暗闇の中で目が慣れると、なんだか遠くの島々の輪郭が見えるようになってくる。
波戸岬に近付く頃、東の空が薄明るくなって来た。間もなくして後ろを振り返ると、真っ赤な大きな太陽が顔を出し始めた。
とても綺麗なサンライズである。

危険な闇夜を抜けると、後は170度へ一直線に進むだけである。
ヨットセーリングを満喫する為 5月1日より埼玉から来ている、岸 誠君に
ラダーを多めに取らせた。全てが始めての経験で大変感動している様子である。
AM7:00平戸瀬戸に差し掛かった。
私は平戸瀬戸が初めての経験の為、ラダーを取った。潮流は音をゴーゴあげ
渦を巻きながら流れてゆく。潮流と波が重なりヨットは大きく傾き自由が利きにくい状態になる。
危険を感じながら やっとの事で田平港へ入港した。
そこには、浮き桟橋があり2隻のヨットは横付けした。(AM8:00到着)
皆は浮き桟橋に 円陣を作り朝食をした。
早々に後片付けをして、平戸大橋を潜り抜け目的地を目指した。
黒島までは2時間の予定であるが、なかなか近付かない。潮流に流されているようだ。
黒島には予定より1時間送れて13時に到着した。(船上で昼食)
民宿へ(山下旅館)入り、早速 黒島の観光に出かけた。
黒島のカトリック教会は、明治時代に立てられた木造ゴシック建築で、
国の重要文化財に指定されている素晴らしい教会である。
島の人口は1,000人 であるが、700人はカトリック信者だそうだ。
夕食を済ませた皆さんは、今日朝 2時30分に出港したのが堪えたのか
珍しく2次会も無く早々に寝込んでしまった。
5月4日(日)
AM8:00 出港
平戸に立ち寄り観光をしながら唐津へ帰る事にした。
途中、気にしていた海藻をスクリューに巻き込んでしまった。
急激にスピードが落ちる。ラダーが引きずっている海藻を取り外しても
いまいちスピードが上がらない。
平戸港へ入港し、小林さんに素もぐりで海藻を取り外してもらった。
ビニールがスクリューに巻きついていたらしい。(小林さんに感謝)
平戸は1609年オランダとの貿易が始まった港であり、歴史の深い赴きある町である。
今度出直して ゆっくり観光したいと思う気持ちを跡に、13時平戸港を出港した。
今日の潮流は昨日と逆である。なかなか船は進まない。
やっと瀬戸を抜きでて海原へ出た。

風は北東の風でメーンセールしか上げられない機帆走で帰る事にした。
波戸岬になかなか近付かない。潮流が激しく逆流している。
ヨットが一向に進まないはずだ。
今回の航海は、ヨットセーリングに大切なのは 潮流をよく調べておかないと
時間が2倍かかるという事を痛感させられることとなった。
2002、12月アメリカンカップで優勝したスイスのアリンギチームは
勝利の1つに潮流の読みが大きな要因であったそうだ。
(カップは史上初めてヨーロッパに渡る)
風7〜8m ジプセールを上げ、エンジン全開しても、神集島に近付かない。
やっと神集島を抜け唐津湾に入港した。
悪戦苦闘しながらファースト号と、ほぼ同時にヨットハーバーへ入港出来た。
PM19:35(唐津港ヨットハーバー着岸)
約2時間予定より遅れたが潮流の影響や、灯台の見分け方等 大変勉強になる
セーリングであった事を皆様に感謝いたします。
大きな事故も無く、こうして1泊2日黒島、ナイトクルージングが終了した。
皆様 お疲れ様でした。
ナイトグルージングは疲れたが心地よい疲れとして残り 又、行きたいなーと、
次のお誘いを楽しみに致しています。
反省、( 遠距離航海時は 片道事に燃料補給・オイル点検をする事)
1、航海中 燃料を補給した。
2、唐津到着時エンジンオイルが入ってなかった(1,5L)入った。
設備の改善
1、
エンジンの馬力アップ(乗せ替え)
2、
無線の設置
3、
GPSの設置
4、
海図の完備
5、 計器類の調整